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#竹内朱莉アドベントカレンダー
6/14担当のおあほいです。タケヲタの末席で陰ながら応援しています。

ほぼほぼ自分の話です。



2014/06/21


ブラジル、リオデジャネイロ。
自分にとってひとつの終着点でした。
2014年FIFAワールドカップブラジル大会、グループリーグ日本対ギリシャを地方都市ナタウで観戦後、帰国途中乗り継ぎで寄ったリオデジャネイロであるスタジアムへ向かいました。
Estadio do Maracaña
伝説のスタジアム、マラカナン。

Estadio de Mario Filho とも言うらしい。

小学生の時に雑誌で見た20万人収容の超巨大スタジアムの前でなんとも言えない感情で立ち尽くしていました。(現在は改修されて78000人収容)

好きなものを追い続けていると自分だけでは絶対に来れないと思っている場所にたどり着けたりしますよね。私にとってはそれがサッカー日本代表でした。初出場した1998年フランス大会から2002年日韓、2006年ドイツ、2010年南アフリカ、そして2014年ブラジル。各大会1試合、必ず現地観戦してきました。
サッカー王国で体感するワールドカップ、夢に見たマラカナンスタジアムの前に立った時「好きを応援し続けたらここまで来れた。」と言う強い達成感と「20年以上追いかけてきた日本代表との旅の終わりはここが相応しいかも。」と言う寂しさに見舞われ、何か終わりを感じながら、ブラジル大会唯一の勝ち点1を得て帰国しました。(因みに2014年ブラジル大会は2敗1分失意の敗退でした。)
この頃の日本代表選手の振る舞いが自分が応援し続けていた代表とは少し違和感があるなと思っていたのも旅を終わらせようと思った要因でした。
その後も日本サッカーは当然続くわけなんですが、2018年ロシア大会には行かないだろうなと思っていました。
自分の中では何か終わりを迎えた2014年6月21日でした。

私はブラジルで無得点でした。

2017/06/23


ブラジル大会から3年が経ち、日本代表サポーターを緩めに続けつつ、地元神戸のサッカーチームを応援していましたが特に他に熱中する対象もないまま過ごしていました。
日常では立て続けに変化があり、母の癌宣告(闘病後今はめちゃ元気です)や20年近く失踪してた父親が見つかり末期癌で最期を面倒見なあかんくなったり。当時は仕事の疲れも重なり笑うことが少なくなっていたと思います。気持ちが落ちて心身共に疲弊していた時期でした。
そんな日々の中、帰宅後いつものように見るわけでもないテレビを付けると良く通る女の子の声が聞こえてきました。出ている芸人さんが好きで番組自体は見たことがあるものでしたがなんとなく聞き流していました。

(あ~なんか見たことないアイドル出とるわ)
(スマイレージって聞いたことあるな〜)ってな感じ。

『もうすぐピンで売れそう』
『あと1〜2年あれば』
『嗣永桃子さんがもうすぐご卒業なさるのでその跡継ぎで』
と聴こえてくる女の子の声。

嗣永桃子さんは当時バラエティ番組で活躍していたアイドル。私は彼女があまり得意ではなく、「なんかうるせぇアイドルだなぁ」と言う印象で面白さがわかりませんでした。アイドル、アイドルファンに対しても当時の私は偏見を持っていたと思います。
テレビから聴こえてくる声の女の子に対しても「あ〜、芸人に噛み付いて売れようとしている感じのアイドルか~必死やな」程度に横目で番組を見る感じだったのですが、それも最初だけでした。

ひとり喋り続けるまあるい女の子
『最初入ってきた時、なんでこんなブスが入ってきたんだって』
『握手会とかもめっちゃスルーされる』
『ブスとか可愛くないが多すぎて、可愛いって言われると絶対ウソでしょって』

芸人さんには『保健所の犬みたい』と言われる始末。
(なんかオモロい子。)
(そないブスか?ちょっとまるいけどカワイイやんか。)
そう思いながらテレビを見ていると「ふふっ」と自然と笑っていました。

47都道府県制覇の地方ライブハウスツアーのエピソードトーク
『他のグループはハワイで撮っている写真があったから和歌山で移動中に海があったので』
『止めてください!と言ってそこのちっちゃい海で遊びました』
『ギャハハハハハハwwww』

この『止めてください!!!』の声、一発で彼女に落ちてしまいました。
なんか楽しい子。
なんか知らんけど元気が出てくる声。
「元気な声」じゃなくて「こっちが元気になる声」

その後も
『顔が写る取材には絶対呼ばれない』
『この子達は顔で選んだようなもんなんで』(3期、かみこと桃奈に対し)
『私は10年後くらいに良いふうになるんじゃないかって。』
『だからもうちょっと我慢』
とトークが面白い。
それを受けて『あ~、はじめの一歩で言う青木と木村やな』と芸人さん。
なるほど自分が好きなキャラだわ、サブキャラ大好き。
ジョジョで言えば花京院
ナルトで言えばカカシ、シカマル
北斗の拳で言えば南斗水鳥拳のレイ(CV塩沢兼人さん)
Zガンダムで言えばアポリーとロベルト
ダンバインで言えばマーベル
ど真ん中ではないけれど抜群に光り輝く確かな実力を持つ存在。
(後に彼女が愛のど真ん中を突き進んでいくのですが)

歌唱シーンもないのに番組が終わる頃にはこのうるさいアイドルが好きになっていたんです。
人生初めての推しです。
まあるい女の子。

沼に落ちたらやることは決まっている。
動画を漁り、曲を聴きまくり、翌月にはファンクラブに入っていました。
どうしても生歌が聴きたくて2017年秋に初めてライブに行った。(生歌が聴きたいなんて感情が初めてだった。こんな気持ち初めて)
初めてのライブハウス、京都FANJ。
初めて買ったペンライトで青を振り続けた。
初めてアイドルを見てライブ後のお見送りで推しの前で早口で喋ってました。(「タケウチサンガイチバンカワイカッタデス」超絶早口で言いましたが反応は薄く「これが保健所の犬か」と思いました。)
自分の荷物をゴミ袋に入れて並ばされたのも初めてでした。懐かしい。(またライブハウスでやんないかな)

最寄り駅を降りて濃度高めのオタクの後についていった初ライブは整理番号369番でした。
FSKを持ってなくて上國料萌衣ちゃん日替わりを持ってライブ後に南禅寺へ行った。
あやちょが京都観光しろって言ったから。



2023/06/14

本日新曲発売!たくさん聴こうね!発売前100万回再生達成おめでとう!



1998/06/14


ちょうど25年前。とても後悔していて今でも思い出すことがあります。
1998年フランスワールドカップ、大会直前で日本代表を外されたキングの名前をスタジアムでコールできなかったことです。
初出場日本代表の初戦。フランス・トゥールーズのスタジアムのゴール裏にいました。日本代表世界デビューの日に彼はスタジアムにいなかったけど、彼が日本サッカーの先頭に立ってくれていたから世界まで辿り着いた。しかし、選ばれた選手に失礼だからとキングの名前をコールするのを躊躇してしまった。コールできなかったのではなく、コールしなかったこと、声を届けることを止めたのを今でも本当に後悔しています。
25年前の6月14日に戻れるなら最大の声でスタジアムでカズコールをしたいです。

ゴール裏でW杯初失点のバティゴールを喰らった良い思い出。

2023/06/21

ブラジルのスタジアムで立ち尽くしてからちょうど9年。
大好きな選手の名前を叫べなかったフランスのスタジアムから25年経つ。
今はフットボールと違うものを追いかけています。
竹内朱莉率いるアンジュルム。
スキを追い続けたら初めての場所まで連れて来てくれた。
初の横浜アリーナ。そしてファイナルライブ。
グループと各メンバーの成長があるのはもちろんわかっています。
それでも竹内朱莉さんがアンジュルムの先頭にいなかったら絶対に来れなかった場所だと思います。6年前初めて見たライブは400人だったんだから。本当に凄いことだと思う。
3年近く続いた規制も解除され声出しが可能になった!間に合った!
私はあの日と同じ後悔をしないよう好きな人の名前を叫びます。
「竹内最強」と。
まあるい女の子を好きになって6年経っていました。
日本代表の青いユニフォームはアンジュルムの青いペンライトに変わっていました。



日本代表を追い続けている間、選手は入れ替わります。引退する選手もいるし活躍できなくなった選手は代表選手ではなくなります。好きな選手が代表に召集されなくなると悲しくもなります。それでも日の丸が付いた青いユニフォームを纏う選手には全力で声を届けます。そこに日本代表の歴史を作ってきた選手の「魂」があるからです。
私はアンジュルムも同じ様に感じています。卒業も加入もあるけど何かアンジュルムの「魂」みたいなものは形を変えながらもずっと守られ繋がっているような気がします。りかこ、かみこ、かむちゃんのブログを泣きながら読んでアンジュルムはこれからも大丈夫だと確信しました。


竹内さんが書く「魂」好き

偶然テレビから流れてきた竹内朱莉さんの声を聴いて私のこころは救われました。大袈裟かも知れないけどあの時声を聴いていなければ今笑ってないんじゃないかとさえ思います。自分の人生に楽しいことがプラスされた。
運命とか必然とかそんな良いもんでもなく、いつも通り元気な声で話す竹内朱莉さんをたまたま自分は見ることができただけ。幸運でした。
竹内朱莉さんはその頃から今も変わらず「こっちが元気になる声」で喋り、歌い、笑っています。それを見るだけで元気に幸せな気持ちになります。
竹内朱莉さんの声が聴こえたことで6年間だけどアンジュルムを応援することができ、自分だけでは行くことができなかった初めての場所に行き、初めてのことを知り、初めましての人に出会え、いろんなことが経験できました。まさか自分がアイドルと2ショットチェキを撮るとは思わなかったし。本当に感謝です。
アンジュルムとして最後のステージに立つ竹内朱莉さんに「愛をこめて」最大の声を届けます。

大好き

竹内朱莉さん、大好きです。

おあほい


今回素敵な企画に参加させて頂きありがとうございました。
皆さん各々のアンジュルムとの出会いのキッカケを知るのが好きなので自分の場合を綴ってみました。
拙いオタクの自分語りを最後まで読んでいただきありがとうございました。2023年6月21日、最高の声援で竹内朱莉さんを送り出しましょう!
アンジュルムBIG LOOOOOOOOOOOOVE!

明日の #竹内朱莉アドベントカレンダー の担当は、
文章:おりす さん
ファンアート:数 さん
です。みなさん、お楽しみに!




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