ブロークはサドスクカヤに対する愛の手紙や彼女に当ての詩に、君の呼称に大文字を使い。しかし別れの時になると、大文字の君が、小文字に変わり、素っ気なくなる。心理的な距離感が文字に現れる。ブロークは、この大文字を次の恋の相手に使う。更にこうした文字の操作が詩学そのものへの手法へ向かう。