カッティングマシン/ハーフカット

ハーフカットの魅力

カッティングマシンを使用して、剥離紙を切らずにシールのみを切ることをハーフカットと言います。何といっても自由な形にカットできるのが魅力です。市販の定型サイズにも出来るし、オリジナル形状にも出来ます。色々な形状のシールを1シートに混在させることも出来ます。シールさんとして一歩先を行くことができるでしょう。しかし謙虚に(笑)

使用機種・用紙

  • カッティングマシンはブラザーのスキャンカットSDX1000

  • シール用紙はエーワンの品番64201/64601

  • ハーフカットには剥離紙が厚い方が(0.11mm)うまくいきます

失敗談

SDX1000は自動ブレード搭載で、自動刃調整できる機種です。ですから初心者の私にも簡単に出来ると思って購入しました。しかし意外と難しかったです。紙の厚さを感知してから刃の長さを決めてカットするという流れなのですが、うまくいかなかったです。かなりカットムラがあり、多くのシールが失敗に終わりました。※ムラとは部分的に切れていなかったり、剥離紙まで切れてしまったりです。

メーカーに問い合わせましたが、正しく用紙がセットされていれば正しくカットできるはずと言われました。改善策がなかったのでマニュアルブレードに変更しました。刃出し量を自分で変更できるし、試しカットで調整もできるから良いです。(補足)全カットは自動ブレードで快適に出来ました。まあ私はほとんど使わないかな…

少しだけデメリット

マニュアルブレードを使いこなすと、良い仕上がりになります。しかしデメリットが1つあります。それは刃出し量をかなり少なくするため、替え刃ホルダーとシール用紙が接触します。その影響でブレードが動くたびに摩擦音がキーキーします。でも用紙にキズは付かないです。

便利グッズ

ニチバンのMT-15P [マスキングテープ プッシュカット]は、マスキングテープを片手で簡単にまっすぐ切ることができます。私はカットマットにマスキングテープを使ってシール台紙を固定しています。以前はテープをハサミで沢山切っていたのですが、このMT-15Pを買ってから作業が早くなりました。※テープを使用してマシンが故障しても補償対象外となりますので自己責任でお願いします。

仕上がりをキレイにしたい方へ

スキャンカットは、用紙をスキャンしてからカットデータを作成します。同じデザインを複数枚カットする場合、同じカットデータを使いまわすと効率がカットがズレます。これはスキャンカットの問題ではなく、印刷時に微妙にズレて印刷されるからだと思っています。

少し面倒くさいですが、スキャン→カットデータ作成を毎回行うと、キレイにカットできます。

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