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306. 声かけ距離が近すぎると絶対に避けられます

こんにちは、梅田王子です。
先日、三宮でキャッチに遭遇したのでナンパ師である私が正しい第一声、声かけのルールをお話しします。

三宮センター街入口で遭遇したキャッチの女性

三宮のセンター街の入口はキャッチの聖地です。以前はあの入口で選挙演説をするのが定番でしたが、朝霧の歩道橋事故をきっかけにセンター街の入口の選挙活動は禁止されたという経緯があります。

ですから、あの曰く付きの場所で選挙演説をしたり署名活動やキャッチセールスをしている人はあちら系の活動家と考えて間違いありません。そんなセンター街の入口ですが、私がジュンク堂からの帰り道でちょうど、マルイ前に差し掛かったとき、いかにもなキャッチの女性がキョドキョドしながら獲物というか話しかけやすそうなカモを探しているのがわかりました。

これは絶対来るな!

と期待をして歩き続けていたら、意外なことにそのキャッチの女性はウロウロしているだけで一向に近づいてこず、ちょっと拍子抜けをして三宮駅方向に折れ曲がったとき、突然後ろからヌッと顔が現れて

「あの、メガネかけられてますよね、あの、アンケートなんですけど、あの、大丈夫ですか、お急ぎですか、あの、駅行かれるんですか、あの、、」

これは流石に悲しくなるレベルの声かけですが、正直怖かったです。

いっそこの人に声かけテクニックを1時間2万円でレクチャーしてもいいのかもと思いましたが、軽くあしらってヨソに行ってもらいました。

正しいキャッチ・声かけの仕方

もし私が同じ声かけをするにはこういうステップで行います。

まず、キャッチであればウロウロせずに定位置を決めます。そこから動きません。動かないというスタンスを通行人にわかるようにしておきます。これはティッシュ配りや選挙の政治チラシ配布と方法としては同じです。これは、追いかけない、往来を妨害しないという安心感をあらかじめ与えておくための方法です。

そして、メガネに関する質問というか、きっかけに話をしたいのであれば、私もきちんと眼鏡をかけておきます。同じキャラクターにして警戒感を抑えます。

話しかけるときは、5メートル先の段階で一旦目を合わせ、1秒間隔を置いて3メートル以上先から声をかけます。ここが核心です。まず、相手の視界に入り、一旦目を合わせます。そして、1秒間隔を置いてできればうっすらと笑顔になり、つい声が出てしまったかのように、少なくとも3メートル以上は距離がある段階で声をかけます。つまり、2メートルは接近できるくらいのタイムラグを入れます。

第一声は、すみませんでも、失礼します、でもどちらでもいいと思いますが、「すみません」よりも私は「失礼します」の方が響き的に好きです。そして、相手の歩調が少しでも変化したら、そのタイミングで自分のメガネを触りながら、「メガネについてお聞きしたいことがあるのですがご協力いただけますか?」と一気に伝えます。間違ってもここで噛んではいけません。プロポーズや漫才のオチで噛むくらいの失態と思っていただいて間違いはないと思います。

そして、応じてくれれば本題に入り、お断りされたらきちんと頭を下げて「ありがとうございました」とお礼を言います。このお礼は、話しかけた相手へのアピールというよりも、それを見ていた周りの通行人へのアピールです。この一言、一動作で、声かけをした私への印象が決まります。

最適な空間的・時間的距離感

この中で、最も重要なのは「5メートル先の段階で一旦目を合わせ、1秒間隔を置いて3メートル以上先から声をかける」この空間的・時間的距離感です。簡単なようで実際にやってみると意外と難しいことに気がつくと思います。

なぜかというと、この空間的・時間的距離感は自分は動かず相手の歩調やタイミングをある程度見越してから、相手の動きに合流するように自分のタイミングを取らなければならないからです。自分のタイミングに合わせて話しかけると、仲の良い人なら応じてもらえますが、見ず知らずの人や話しかけられるのを想定していない人が相手であれば、「後ろから顔がヌッと現れた!」と思われて全速力で逃げられます。

最近はナンパの解説サイトや動画も一時期より少なくなりましたが、この声かけのタイミングというのはほぼ100%話しかける相手のタイミングに私たちが合わせて行うものと考えておくべきです。

だから難しいのです。

あなたのベストタイミングなど相手には関係ない

自分の心の準備とか、自分のタイミング、コンディションがどんな状況でも、相手のタイミングがいい感じに取れそうだ!と感じるシチュエーションに遭遇したら、否応無しにパッと行動に移す必要があります。

私は何年か前にナンパ講習というか個人レッスンを少しだけやってみたことがありますが、私がその受講生の方と説明をしながら歩いている最中でもタイミングが来たらすぐに声かけをするという感じになってしまったので、あまり効果的なレクチャーにはならなかった記憶があります。

「さあ、これからあの女性に声かけするから見ておくように!」

という、前振りができないんですね。いい風が来たらすぐに乗るわけですから。

まずは、職場でも学校でも、相手のタイミングに合わせて声かけをするという方法の練習をやってみて下さい。「行くか?行くか?行くか?、よし、行く!」みたいな感じで話しかけてしまったら、必死さが伝わって大方避けられてしまいます。

声かけや人と話をする人が上手な人は、大体の場合相手のタイミングをうまく活用して自然に会話を始めていたり、合流したりしています。

非常に基本的なことですが、最大のつまずきがこの「相手のタイミングに乗れていない」「自分のタイミングで話しかけている」というところにあることが多いので、是非参考にしてみて下さい。かなり周囲の反応が変わると思います。

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