絶対に役立つ!品質保証/品質管理(管理職/担当職/教育職)第13回:工程設計について

このnote内の記事、資料は読者の皆様の社内教育に限って自由に引用して頂いて問題ありません。

<本項のPOINT>
『工程設計をする際にはインプット(要求仕様、要求品質)を明確にする』
『過去に起きた品質トラブルの情報を生かす』
『ルールの曖昧さを排除することでコストは減る』


品質トラブルは、財産です。

品質トラブルは必ず起きます。
もちろん、品質トラブルそのものは会社に利益どころか損失をもたらします。
しかしその品質トラブルが起きたのち、どう解決したのか。
原因は何だったのか。

第1回でも述べましたが、品質保証や品質管理の会社での存在意義は何か。
製造のシステムの中に品質を入れ込むこと。
「未然防止」が第一の存在意義です。
次に、同じ品質トラブルが出ないように製造のシステムの中を変えること。
「再発防止」。
これが第二の存在意義です。

工程設計とはその製造のシステムを指します。
では、その工程設計に「品質を入れ込む」とはどういう事なのか、上記のPOINTを詳しく解説します。

ここから先は

1,235字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?