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パーキンソン病におけるバランス評価指標の転倒カットオフ値

皆様,こんにちは^^

PDリハビリ研究所のコンテンツとして,初めてのnote投稿になります.
記念すべき初回のテーマは”カットオフ値”について.

カットオフ値は,自立度や転倒などの変数を中心に,養成校で一度は習った経験があると思いますが,
ある一つの指標が中心であったり,疾患や病期も,何を対象としたものだったのか,意識したことはありませんでした.
結論から述べますと,カットオフ値の”数値”のみに意味はありません😳

これには,前述した内容も関係してくるのですが,
少なくとも,そのカットオフ値はどのアウトカムに用いられたものであって.感度,及び特異度はどのような値をとっているのかについて,把握した上で眼前の患者さんに適応できなければ,ただの”使えない”数値となってしまうためです.

では,感度,特異度とは何か?
これに関しては,さらっと述べてしまいますが,
感度(真陽性):病気に罹患しており,検査も陽性である                               特異度(真陰性):病期に罹患しておらず,検査も陰性であると定義付けられています.

この他に,偽陽性,偽陰性という言葉があります.
偽陽性:検査は陽性だが,病期には罹患してない
偽陰性:検査は陰性だが,病期には罹患している
以上のように,定義づけされます.

よく,インフルエンザの検査などで,取り上げられる様なものですね.
詳細は教書をご参照ください.

カットオフ値を述べている論文には,少なくとも感度や特異度は記載されています.
かつ,偽陽性や偽陰性の可能性があります.
世界に”絶対”はないので,確率の問題になります.

つまりは,カットオフ値は万能ではない,ということです.        慣例の如く,前置き長くなってしまいましたが,早速紹介していきます.

今回は「パーキンソン病におけるバランス評価指標における転倒のカットオフ値一覧」について述べていきます.
取り扱ったバランス評価指標は,BBS,TUG,Mini-BESTestです.

BESTestやMini-BESTestについて,聞き慣れない方がいましたら,以前まとめた資料がありますので,ご参照ください.

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では,カットオフ値の一覧になります.

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