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Project Young. Next Act.『三十路の浪漫飛行』制作報告日誌⑤修正戦線異状あり

◆作者、締め切り前に丘の上に立つ

前回記事でお話した通り、知人からの意見で直すべきと判断したところや自分自身の気になったところをゴリゴリと修正。

修正作業の中で改めて気づかされたことがありました。それは「人間余裕が出ると急に視界が良くなる」ということ。
修正作業開始~作業中盤まではとにかく目の前にある小道具の書き忘れや主人公の表情などを修正することに必死でした。が、修正作業も終盤に差し掛かると、あんなに何度も映像を見て修正点を洗い直したはずだったのに、急に「ラストの流れ星の色、気に入らないなあ」とか、「主人公が描いてる漫画の絵はこれで良いのか?」とかいろんなところにひっかかりを覚えはじめたり、締め切り日に今まで全く考えもしなかった演出アイデアがぽーんと浮かんできて、「なんで今!?」と自分で自分にツッコミを入れたり……。
ここは丘の上か?というくらい作品に対して見晴らしがよくなりました。

そういう「余裕が出てからの思いつきタイム」があることを想定して制作スケジュールを組まなければならないなと痛感しました。

そして思いつきタイムに浮かんだことを採用していった結果、どんどん作画のタスクが増えていき、「これは提出時間ギリギリまで作業をするやつだな…。」と早くも公開までがバッタバタの予感しかしませんでした。

しかも採用したものの、いざ描いてみるとしっくりこなかったり、ひとつの画面に対して要素が多すぎるからやっぱり必要ない、ということでまた修正、なんてことも。。。アニメーションはひとつの動作でも何枚も絵を描いているので、基本やり直しにかなり時間がかかる。
結局すべての修正を終えて「これで提出できる」となったころには23時半になっていました。(締め切りは23時59分)

◆いよいよ公開!
23時半にようやくYoutubeにアップロード準備に取り掛かる。映像作品発表用の名前は前もって用意していたものの、投稿文は今から考えなければ。
しかもまだここにきて星の色味に納得がいかず、いったん修正前のものをアップロードしながら同時進行で星の色を修正し締め切りまでに上げ直すなどし、23時55分頃(本当にギリギリ…)に滑り込む形でYoutubeにて公開しました。

粘れるところまで粘ってクオリティをあげたくなってしまい、このようなギリギリの提出になってしまいましたが、いくらクオリティをあげたいからといって、これでもしネットが込み合っていてアップロードに異常に時間がかかってしまって間に合わなかったら本末転倒。後悔してもしきれない。
さらにそんなギリギリな提出の仕方はハッシュタグ誤字などミスを引き起こしやすいので、もうどんなに粘りたくても提出前の修正はここがデッドライン、と決めてしまうべきだな、と反省しました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回で制作日誌は最後です。作品を公開した後の気持ちなどを書き記したいと思います。

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