SOL

写真を撮る日々。日常、記憶、情景。

SOL

写真を撮る日々。日常、記憶、情景。

最近の記事

  • 固定された記事

なぜ、LEICAで写真を撮るのか。

 久しぶりの投稿です。色々と落ち着いてきて心にも余裕が出てきた今日この頃です。  さて、今回はありきたり(?)なタイトルですが、僕がLeicaというカメラを使う理由について持論を展開してみたいと思います。  僕のLeica historyはM6から始まりました。ベストセラー機です。それまで使っていたBESSA R2Mは非常に優秀なカメラでしたが、ひょんなことからM6というカメラを手にしていました。思い返せば大学2年生の頃(3年だったかな?)、BESSAのレンズを買いに桜木

    • Leicaとの再会。

      お疲れ様です。そるです。 愛してやまないLeica M型(M-E)を諸事情でやむ無く手放し、心病む日々を過ごしていましたが、やはりLeicaというカメラは我が人生に必要不可欠だということがわかりまして、なんとかしてまた「彼女」と暮らせないものかと錬金術を検討したり試行錯誤したりした結果、今までは「クラシック」すぎて避けていたバルナックライカことLeica Ⅲb(1938)と出会いました。 最後の板金Leica さて、バルナックといえば自分の中ではⅢfでした。なんてったって持

      • Leica M型を手放した話。Leicaロスと建築写真家への誘い

        先月、あれだけ心酔していたLeica M型を手放した。 大学生の時にひょんなことからM6と出会ってその後M-E Type220も買い、私はLeicaのM型というカメラに心から良い、そして愛していた。今もその気持ちは変わらない。どれだけ愛していたかは過去記事を見てほしい。 さて、これだけ愛してやまなかったカメラをなぜ手放したのか。 それは仕事のためである。突然ではあるが私は写真を生業にすると決意をし、その目標を叶えるためのけじめとして(資金的にも)一度手放して仕事で使えるカメ

        • 生きる。を実感する時。 生活と趣味の対極。

          特別暗い気持ちとかそういうのではないけれど、「なんのために生きているんだろう〜」って自分の人生の意義を考える時がある。多分多くの人が経験することだろう。どんなに考えても結局答えは見つけられないのだけれど、「生きている」ということを感じる時はある。「生きててよかった」の方が率直かもしれない。 僕は海のない田舎で生まれて、ふと海のある街に引っ越したものの、住宅街=都会と思うくらいののびのびしたところで育ったので毎日がすごく窮屈でもう地元に戻ろうかと考えている。 そんな街でも、天

        • 固定された記事

        なぜ、LEICAで写真を撮るのか。

          Leicaで撮るという行為

          あいも変わらず「Leicaが好きだねえ」なタイトル。 ここ1年?2年?はネイチャーを撮るぞって意気込んだり、撮影のお仕事をいただいたりでD800ばかりで作品撮りしていたけれど、ふとまたLeicaで風景を撮りたくてキャンプに持って行った。結果、やっぱりこの色がいいんだよ。 攻めたことはできない。突き詰めることもできない。でも写真を撮るという行為そのものが詰まっている。 写真だけじゃなくてカメラも好き。そしてそのプロセスも好きという自分には余計な機能はいらない。シャッター速度、

          Leicaで撮るという行為

          大学生時代に戻った話。

          トップを飾る写真はガチの酔っ払いじゃないです。酔っ払いのマネをする大切な大学の同窓です。いい歳こいた大人が、こんな意味わからない行為に本気になる。でもそんなくだらないことが楽しい。この日、僕らは大学時代に戻った。 深夜11時、急遽ノリと勢いで集まって大学写真部時代の同級生と三人でお台場へドライブへ向かった。こんなノリで遊ぶのは久しぶりだ。今回が車を出してくれたので僕は、たまちゃんのパパのごとくLeicaで写真を撮るに挺した。夜の撮影なのに好感度で有利なNikonではなくLe

          大学生時代に戻った話。

          北へ。旅するランドクルーザープラド【前編】

          5月月初。気温は0度。道の駅ばんだいで目を覚ます。我が愛車ランドクルーザープラド95に乗り友人と2泊の車中泊で向かった先は福島県。磐梯吾妻スカイラインの雄大な景色をこの目に焼きつけにいった。 レギュレーション:マップル 今回の旅ではレギュレーションを設けた。ルート探索・現在地把握等でカーナビやGoogleマップは使わない。道は紙地図であるマップルのみで目的地を目指した。父や母が自分と同じくらいの年齢だった頃旅をしてみたかった。 ちなみに、今回同行してもらった友人は大学時

          北へ。旅するランドクルーザープラド【前編】

          無色なのに濃厚 モノクロームという選択

          ゴールデンウィーク という”超大型連休”に突入したものの、なぜか休日になると天気は雨。僕が雨男なのは知っているが、それにしてもあんまりじゃないか。東北へキャンプしながら撮影に行くつもりだったし、他の日も毎日撮るつもりだったのに、と怒りに身を任せて記事を書いている。というほど別に怒ってはいないがどちらかというと無気力だ。天邪鬼。 雨、曇りの世界は色がない。地味だ。美しくない。 僕は大学生の頃は写真部の暗室があったしLeica M6(フィルム機)をメインに使っていたので積極的

          無色なのに濃厚 モノクロームという選択

          江ノ島・鎌倉スナップ散歩 Leica M-E

          こんにちは。花粉が猛威を振るっていて屋外活動がまたもや制限される今日この頃ですが、今回は江ノ島・鎌倉へLeicaを持ってスナップしてきました。 しばらく更新していなかった間に自分の写真の世界観は大きく変わって目標もできまして、暇さえあれば写真を撮るようになりました。高校写真部の時よりも多分盛り上がっているらしい(本人談)。ただ、10年近くぶりに大きなカメラリュックとフルサイズ一眼とレンズ数本を持って行く撮影にちょっと疲れたのでリフレッシュも兼ねてLeicaだけでの撮影です。

          江ノ島・鎌倉スナップ散歩 Leica M-E

          【立ち食い蕎麦】碓氷峠 信越本線横川駅を歩く。

          「碓氷峠の関所跡」と上毛かるたで歌われるこの地はかつて日本の鉄道技術、土木技術の結晶が詰まった有数の「産業遺構」が残る地である。かつては軽井沢への「始発駅」であった横川駅は今では信越本線の終点へと変わった。私にとっては幼い頃からここに併設されている「鉄道文化むら」に良く連れてきてもらっていたので非常に馴染み深いところでもある。 名物 横川駅の名物といえば、今や銀座などでも売られているおぎのや「峠の釜飯」がある。かつては国鉄が碓氷峠というかつてない急勾配を越えるためにドイツ

          【立ち食い蕎麦】碓氷峠 信越本線横川駅を歩く。

          夏、花、2021。

          こんにちは。連日猛暑日な夏がいつのまにか来ていましたね。そして今は夏休みです。今年の夏休みは山に籠るんだ〜(私、毎週キャンプするレベルの人です)とか思ってましたが、エアコンをつけた部屋でごろごろYouTubeを見るという一番願ってもいなかった夏休みを過ごしております。 だったら写真とれよ。と言われてしまえばそれまでですが、この状況下今まで活動の拠点にしていた東京に行き、仲間と会うということができなくなってしまったこの1年半、かつての写真家気取りはどこへいってしまったのやら。

          夏、花、2021。