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「笑うために」詩.

「笑うために」                   2024/5/16

月明かりの中 波に足を洗わせる
母なる海と話す様に

月は見守っている
いつも星と共に

その両の足はいつでも
踏み締めていて

その両の手はいつでも
求め伸ばしている

強い者の仮面を縫いつけ
弱き心を封じ込めて

他者の思いをのみ込むのに
自分の思いを吐き出せない

不器用な私より不器用

何もかんも自分で背負ってしまうなよ
怒ってもいいよ
泣いてもいいよ
私はそう思うよ

笑うためにさ




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