「Twitter × 精読」の実践
わたしは最近、Twitterを見ることが習慣になっている。
溢れんばかりのツイートを、流すようにパッパッと確認していく。
フォローしている人が多いと、そんな風に流し読みしても時間がかかる。
しかも、見ても見ても新しいツイートが出てくるから、
だらだらと見続けてしまう事も多い。
この前など「5分だけ」と言って見始めた結果、
気付けば30分経っていたこともあった。
その割に、どんな情報を得られたか後から思い出せないこともままある。
今のままでは、はっきり言って時間の浪費でしかない。
なのでこのあたりで、新しいTwitterの見方を試してみることにする。
まず、現状の整理から。
Twitterに使っている時間を簡単に分解してみる。
①1回あたりのTwitter時間=②1つのツイートを見る時間 × ③見るツイートの総量
その上で現状の各要素を見てみると、以下のような感じになっていた。
①1回あたりのTwitter時間 :長い
②1つのツイートを見る時間:短い
③見るツイートの総量 :多い
Twitterの最大の特徴は、気軽さゆえの情報量の多さ(③)だと思う。
だが、今回はあえて③を含め全ての要素が真逆になるよう制約をかけることとした。
①1回あたりのTwitter時間 :短い
②1つのツイートを見る時間:長い
③見るツイートの総量 :少ない
具体的には、以下のルールを適用する。
・画面のスクロールは5回まで
・1個のツイートの内容を、誰かに説明できるレベルまで読み込む(1分目途)
今日1日は、このルールに従ってTwitterを使おうと思う。
〇
使ってみた結果、以下のような発見があった。
使える情報量が多くなる
普段Twitterを見る時のスタンスは、「流し読み」となる。
そのため、「これいいな」と思える情報に出会えても、
たくさんの情報を見るうちに埋もれてしまい、
Twitterを見終える事には忘れていることも多い。
その点、誰かに説明できるレベルまで読み込んでおり、かつ
見る情報の総量が少なくなっていれば、忘れてしまうことはほとんどない。
結果、得た知識を実践で使いやすくなる。
投稿者の意図まで考える余裕が生まれる
Twitterを見るとき、いちいち発信者の意図まで読み取ろうとする人はいないはず。
たくさんの情報を見ている時ならなおさら。
一方で、1個のツイートを精読した場合、文面をただ記憶するだけでなく、
「なぜこの情報を発信しているのか」「なぜこの表現なのか」という意図の部分まで、不思議と気が回る。
「多くのツイートを見る」という状態から解放され、焦らずじっくり読むことができるからだと思う。
発信者側の人であれば、内容より書き方自体を学ぶ機会になるかもしれない。
確実に短時間で済む
画面のスクロールを5回に制限した場合、ツイートはせいぜい10個程度しか見れない。
1つのツイートは最大140文字のため、読み込みにかかる時間は1分もあれば足りる。
そうなると、長くても10分程度でTwitterを見終えることができる。
「何分間だけ見る」という制限だと、
時間に追われる意識の中で見なければならなくなったり、
うっかりだらだらと見続けてしまう可能性も高い。
しかし、行動回数自体に制限をかけてしまえば、
その回数に達したとき案外すんなりとやめられる。
〇
今回、Twitterの普段の使い方とは真逆の方法でTwitterを使ってみたら、
思っていた以上に新しい発見があった。
自分が行っている行為を分解して、普段とは全く逆の行為をしてみることで、もっといい方法が見つかることもあるかもしれない。
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