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#今月よかったコンテンツ【2024年1月】

毎月よかったエンタメ・コンテンツなどを試験的にnoteでまとめてみることにしました。
主な目的は備忘録で、基本的には自分のX(旧Twitter)のポスト(旧ツイート)を拾う形でやっていきます。あとから追加したり削ったりするかも。
思いつきで筆を取ってみたらまあまあ大変だったので、これを毎月やると考えたらすでに心が折れそうです。
いつまで続くかはわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

ご意見・ご感想・苦情などありましたら、X(旧Twitter)のDMにお願いします。
(ヘッダー画像:映画『ストップ・メイキング・センス4Kレストア』より)



映画

今月の個人的ベスト10はこちら(試写含む)

以下、選出内外から特筆すべき作品をピックアップしました。


『コット、はじまりの夏』

丁寧な撮影で映し出される手仕事、言葉少ない農作業シーンの心地よさ。
大好きな映画『わたしの叔父さん』を思い出しました。
私が観た回では客席場内のあちこちからすすり泣きの声が聞こえてきました。
今年の個人的年間ベスト、暫定1位です。


『哀れなるものたち』

昨年の東京国際映画祭で鑑賞済みでしたが、ムビチケを買ったので劇場で再度観ました。
ヨルゴス・ランティモス作品の過去作と比べても、かなり見やすい部類に入るのでは。(クセがないとは言ってない)
ゆえにヨルゴス・ランティモス監督の熱烈ファンとしては若干の物足りなさを感じたのも事実なんですが…。
第96回アカデミー賞 11部門ノミネートも発表されましたね。
個人的な見立てでは主演女優賞・衣装デザイン賞辺りの大本命になりそうです。


『ストップ・メイキング・センス』4Kレストア

トーキング・ヘッズのライブを大スクリーンで堪能する幸福。
2/2(金)劇場公開ですが、ひと足お先に「レーザーIMAX試写」「ミッドナイトプレビュー試写」で2回 観てきました。
特にライブハウスでの特別上映イベント「ミッドナイトプレビュー試写」が鑑賞体験として素晴らしかったです。オーディエンスの盛り上がりもあって、今までにない没入感でした。
今回はライブハウス側からの提案があってたまたま実現できたそうですが、今後も音楽ライブ映画で実現してほしい試みですね。


『瞳を閉じて』

スペインの巨匠ビクトル・エリセ監督、31年ぶりの新作。
2/9(金)から公開ですが、こちらも試写でひと足早く観ました。
カンヌ国際映画祭ではコンペ外となり監督が大激怒したそうですが、それも納得の出来栄え。監督自身のキャリアを振り返るような滋味深い作品でした。
なるべく設定などの前情報は入れずに観ることをおすすめします。
過去の名作『ミツバチのささやき』『エル・スール』の再上映も合わせて要チェックです。


ドラマ

新春スペシャルドラマ 『侵入者たちの晩餐』

脚本:バカリズムの信頼感。
ほぼワンシチュエーションで90分、重層的なストーリーで見応えがありました。菊地凛子&平岩紙&吉田羊のトリオの掛け合いが楽しかった。
『ブラッシュアップライフ』がアジア最大級の番組アワード「ATA2023(Asian Television Awards 2023)」で最優秀脚本賞に輝くなど、国内外で評価が高まる「脚本家バカリズム」の今後の作品にも注目。
Netflixで配信中です(2024年1月現在)。

Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/81742210


配信

短編ドキュメンタリー『ラスト・リペア・ショップ』

第96回 アカデミー賞 短編ドキュメンタリー部門ノミネート作品。
サーチライトピクチャー製作だけあって、かなりしっかりした作り。受賞の可能性大です。
Disney+で配信中ですがYouTubeでも観ることができます。自動翻訳で日本語字幕も選択可(2024年1月現在)。


ラジオ

ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO)

あまりにも平成世代に偏った話題だらけで笑ってしまった。
リスナーからのメールをまともに読まずに榊原郁恵の「バス通学」を続けて2回も流すなんて悪ノリ、恐ろしくて私だったらできない。心臓が強すぎる。


ライブ・イベント

ダイアモンドno寄席 2024

「お笑い」好きによる「お笑い」好きのための「お笑い」ライブ。
とにかくハイコンテクスト。初見では理解不能な小ネタを調べて、復習した上でもう一度観直すという二度美味しい楽しさがありました。
有志がまとめた元ネタ一覧(※ネタバレ注意)を見るだけでも内容の濃密さが伝わるはず。
次回も無事開催されることを祈りたいです……。


音楽

柴田聡子 「素直」

おそらく1月中に一番聴いた曲。
来月2/28にはニューアルバム『your Favorite Things』をリリース予定の柴田聡子。
バンドセットでの東名阪ツアーも楽しみですね。


Kali Uchis 『Orquídeas』

コロンビア出身のKali Uchis(カリ・ウチス)4作目となるニューアルバム。
アルバムタイトル「Orquídeas」はコロンビアの国花である「蘭」を意味するのだそう。


Sugar House 『Sugar House』

4人組のインディーズバンド Sugar Houseのファーストアルバム。
2000年代〜US・UKオルタナロック指向のサウンド、甘やかな声質のヴォーカルに聴き惚れました。
DYGLとか好きな人はきっと刺さるはず。


小説

九段理江 『東京都同情塔』

祝・芥川賞受賞。
候補5作品の中でも文章の構成、発想力、キレ味の鋭さが頭一つ抜けていた印象でした。
生成AIを取り入れた執筆について一部で毀誉褒貶あるようですが「いま読まれるべき小説」であることは間違いないです。


振り返り

・芥川賞の候補5作品のうち、4作品を受賞発表前に読むことができた。「全作品を読んだうえで受賞予想するの、楽しそう」とまた新しい趣味を増やそうとしている

・アメリカ産のコメディアニメ「ハズビン・ホテルへようこそ」が猛烈に気になっている。近日中に観る

・秋クールのTVドラマを追うことができなかった。時間をつくってちゃんと観たい(「時をかけるな、恋人たち」「パリピ孔明」など)

・冬クールのTVドラマがすで始まっているが、全く追うことができていない。時間をつくってちゃんと観たい(「SHUT UP」「春になったら」など)

・大河ドラマ「光る君へ」も始まったが……果たして時間をつくれるだろうか……

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