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【最新作云々①】~素晴らしきかな"GW" その一~ 2022ゴールデンウィーク期間中に観たらいいじゃない‼映画5選


結論から言おう‼・・・・・・・こんにちは。
 もう四月も下旬というのに微妙に寒い日が未だ有るのでコタツ布団をクリーニングに出せてない、O次郎です。

たしかこの猫、しのぶさんのことが好きなんだっけ?

 早くもGW間近となりましたが、大型連休は接客業の方々にとっては忙しくてなんとも嫌な時期。土日祝休みの人たちが連休をつつがなく過ごせるのはそうした方々のお陰なので、なるべく混みそうな場所や時間は避けることでささやかな謝意を示す所存でございます。
 そんなこんなで、今回はこのGW期間に劇場公開中の作品の中で、且つわたくしが既に鑑賞済みの作品の中からおススメの5本を紹介いたします。なるべくネタバレは避けつつ、イチオシ点を簡潔に語ります(毎々、説明が回りくどい自覚はある…(・_・))。
 GW中に映画観るつもりだけどどれにしようか迷ってる方のちょっとした参考になれば幸いでござい。なお、地域によっては封切日に差が有るのでそこはどうぞ堪忍を。

・・・ちなみに、トップ画像のネタでいうと、
ヒイロ>トロワ>デュオ>カトル>五飛の順におススメですね。(・∀・)



Ⅰ. 誰にでもおススメ

・ここ数年はもっぱら派手なアクション映画だったけど、今回はしっかりミステリーしつつコナン君がちゃんと主人公してる?! 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』

聞くところによると、海外では「日本で『アヴェンジャーズ』より興行収入上回ってる『コナン』ってナニ?!」って驚かれてるとかなんとか。
ちなみに個人的暫定ベストは劇場版第5作の『天国へのカウントダウン』デス。

 言わずと知れた少年サンデーの看板漫画が原作のアニメの劇場版第25作。今回は国際的な爆弾魔が相手。最近、特に劇場版ではすっかり主役感のある安室さんが今回は訳有って囚われの身なので、コナン君がきちんと方々駆けずり回って危ない目に遭いつつ推理して真相に辿り着く展開に往年のファンとしては嬉しい限り。 
 犯人「何者だ、お前?!」 → コナン君「江戸川コナン……探偵さ。」っていうクライマックスの黄金律も劇場版としてはかなり久々に決まってる。  
 また、ゲスト声優として白石麻衣さんが重要な役にキャスティングされてます。大人気シリーズだけあって、レギュラーキャラは錚々たるベテランの声優さん達ですが、その方々との演技のキャッチボールに違和感が無い素晴らしい演技でした。本職が声優さんでない俳優のキャスティングの妙味が出ていると思います。 
 そして今回、舞台は東京ながら渦中の国の人が事件に深く関わってきます。製作期間を考えると当然ながら某事件よりも前に出来上がってた筈で、”臭い物に蓋”的な拙速な判断が働いての公開延期や中止にならなくて本当に何よりです。



・悪役がジョニデからマッツ=ミケルセンにキャスト変更されてビジュアルに戦々恐々?! 前作からさんざん煮え湯を飲まされながらも最後は大団円 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』

この構図からもお察しの通り、今回はダンブルドア先生が実質的な主役です。
ニュートさんはほぼコメディ担当、みたいな。

 ハリー・ポッターのスピンオフシリーズ第3作で、前後編の後編。敵の首魁のグリンデルバルドは前任のジョニー=デップは常に人を小馬鹿にした奇術師的佇まいだったが、後任のミケルセンはとにかく冷徹な雰囲気。ぶっちゃけ、その読めないポーカーフェイスぶりと、己の暴挙に関する強引な証拠隠滅、凡人と魔法使いの対立構造を煽って大衆の支持を得る姿がまさに某国の国家元首そのもので、観ていてこの上ないリアルな没入感…。
 しかしながら後半には驚きの逆転劇(ダンブルドア先生VSグリンデルバルドの一騎打ちがチョ~カッコイイ!!)が待ってるし、中盤にコミカルなシーン
、ラストはラブストーリーが突然に、なのでまさに老若男女誰にでも誰とでも楽しめる。勧善懲悪で話もスッキリしてるしね。
 話によると、続篇は今作のヒット具合次第、ということのようなのでお布施の意味でもどうぞ、という。まぁ、スピンオフの外伝シリーズがあんまり長々と続くのもどうかとは思うけども。



・半日毎に自分の身体が他人に入れ替わる?! 記憶喪失の男が命を狙われながら辿り着いた犯罪組織の真相は・・・  『スピリット・ウォーカー』

ちなみに、どこかで見たことのあるプロットだと思ったら、
二十年以上前のSFミステリー小説の『ゲノムハザード』でした。
十年ほど前に西島秀俊さん主演で日韓合作映画化されましたがあまり話題になりませんで…。

 韓国のアクション映画。観客が主人公と一緒に主人公の出自と身体の入れ替わりの原因を突き止めるミステリー仕立ての作品です。前半はとにかく、入ってくる情報とアクションシーンで脳内処理が忙しいですが、中盤にわりと丁寧に謎が解明され、クリアな状態で最終決戦に頭を持っていけます。暴力描写は韓国映画としては控えめなほうですし、救いのある終わり方なので、血や鬱エンドが苦手でも大丈夫かと。ヒロインが中盤以降喚き散らしてるのが若干やかましいですが…。
 テンポ良くストーリーが進んで、アクションも銃撃・肉弾バランス申し分無く、手堅い一品。



Ⅱ. 好きな人にだけおススメ

・ヴェノムに続く、スパイダーマンの悪役の主人公化企画 一番大切な患者に寄り添えていなかった医師の成れの果て 『モービウス』

主演のジャレット=レト。
リドリー=スコット監督の『ハウス・オブ・グッチ』では
特殊メイクで別人のような小太りハゲおじさん姿に。
今後、いわゆるデニーロアプローチ的な手法は無くなるのかな。

 幼少期に不治の病に侵された医師が、同じく治る見込みのない親友と自分の命を救うために自らの身体を危険な人体実験に捧げる。
 シリーズの一作目でヒーロー誕生譚、おまけにマーベル作品には珍しい2時間未満の尺なので、マーベルフリークの人じゃなくても問題無し。ただ、アクションシーンはスローモーションを多用した独特な画造りで見応えがあるものの、物語の結末がなかなかに悲惨なので爽快感は薄いかも。
 しかも、マーベル作品としての前作(『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』)とストーリー展開が若干被ってるんだが、マーベルお約束のラストの引きであのヴィランと共演してたのはワクワク。
 果たして、次の作品に出てくるスパイダーマンの配役はどうなるのか。



・事故で頭にチタンを埋め込んだ女性が狂気に侵され、”車”の子をその身に宿す・・・でも最後はハートフル?! 『TITANE/チタン』


サイケデリックな画と音楽に、”人体と金属の融合”という
グロテスクさで塚本信也監督『鉄男』的な展開を期待したが、
後半になるにつれてそれが大きく裏切られることに…

 ホラー要素も盛り込まれたフランス・ベルギーの合作映画。交通事故の手術で幼少期に頭蓋骨にチタンを埋め込んだ女性が善悪を失って残忍な殺人を繰り返し、金属との一体化を夢想するようになっていく。
 そのままクライムスリラーとして物語が展開していけばまだ分かりやすかったけど、逃亡途中で出会った初老の男性との生活の中で物語の毛色が大きく変わっていく。これも”生命賛美”ということなのか。
 「なんだかよくわからない気持ちにさせられる映画こそ素晴らしい映画」という人には間違いなく刺さる気がする。
 



Ⅲ. オマケでおススメ

・『クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』

普通の子。

なんと記念すべき劇場版第30作。
うん・・・うん・・・・・・ うん ・・・・・普通。(貴ちゃんねるず風)



Ⅳ. おしまい

……。(・∀・)

 というわけで、行楽の合間の時間に1,2本観るも良し、5/1(日)が大概の映画館のサービスデーなのでそこを狙いうちしてまとめて複数本観るも良し。
 GWにかこつけてまた何個か書くつもりなので、よければまた読んでね。
 それでは、よいGWを!
 
 
 

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