【最新作云々②】連休終盤に観た映画2本(『ドクター・ストレンジMoM』『死刑にいたる病』)にまつわるあれこれ
結論から言おう‼・・・・・・・こんにちは。(・∀・)
数年前のGW連休明けに尿路結石とそれに伴う人生初の救急車を経験してしまい、以降この時期はその苦い記憶がよみがえるO次郎です。
GWは暦通りの休みなので5/2(月)と5/6(金)は普通に出勤、ということでのんべんだらりの連休になってしまうことはなかったのですが、遠出する予定もなかったので終日ウチに籠るのはよくないということで毎日マラソンマンのごとく走るのはやっておりました。
で、昨日の記事では己の解釈を長々と力説し過ぎたので、今回はGW終盤に友人と一緒に観に行った映画2本の話をサラサラっとしてみようと思います。トップ画の最新公開作2本を観ようかどうしようか迷ってるうちにGWが終わっちゃった方のささやかな参考になればこれ幸いでございます。
一本目. 『死刑にいたる病』
~ ”自己肯定感を育むことがいかに大切か?”ということが身につまされる強烈な人生訓 ~
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E5%88%91%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%8B%E7%97%85
長編サスペンス小説の映画化作品。平々凡々な大学生の唯一ともいえる稀有な過去の交友関係者である連続殺人犯に事件の再調査を依頼され、事件にのめり込む中で彼に篭絡され、変貌していくサスペンススリラー。
主演の一方である阿部サダヲさんと、事件のキーマンである謎めいた男性を演じる岩田剛典さん(事前情報を入れてないとラストのエンドロールまで彼だと気付けないレベルのビジュアル!)とミポリン以外のメインキャストはフレッシュな方々が多いので他作品のイメージがついておらず、先入観無しに本作の登場人物として見られるのは没入感に大いに貢献しております。
ただ自分の生き方を生きているだけで結果的に他人を支配して破滅させていく阿部サダヲさんのサイコパスぶりは、『冷たい熱帯魚』のでんでんさんや『クリーピー 偽りの隣人』の香川照之さんのそれであり、本作で以てシリアルキラー俳優の堂々の仲間入りをしたと言えると思います。それぐらい強烈且つ自然体です。
また、同じ白石監督の同系統の作品として『凶悪』がありますが、本作は登場人物全てがそれぞれの形で歪な人間性を示していて善人らしい善人がおらず、そういう意味では『孤狼の血』シリーズや『日本で一番悪い奴ら』に近く、カタルシスの無い後味の悪さは覚悟して観ないとダメです。
しかしながら、二転三転する謎解き要素は純粋に面白く惹き込まれ、ミステリー好きなら間違い無くおススメです。原作本読んでなくても十分に楽しめました。
二本目. 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
~ 偉大なるMARVEL映画でしかも続篇、という強烈な制約の中でサム=ライミ節のメドレーが炸裂した闇鍋映画 ~
結論から言うと、”MARVELの劇場公開作品は一通り鑑賞済み、且つディズニープラスの『ホワット・イフ…?』『ワンダ・ヴィジョン』は未見、そしてサム=ライミ監督作品は有名どころは観てる”というなんとも中途半端なステータスの観客でしたが、ちゃんと一本の作品としても続篇としても楽しめました。
サム=ライミ監督フリークであればヒーローとヒロインのくっついたり離れたりの昼ドラ的展開にヤキモキしつつゾンビーな恐怖演出にヒーハーすれば元が取れる。
MARVELフリークであればスカーレット・ウィッチやペギー・カーターの活躍譚の補完としてまず面白いだろうが、なんといっても別次元のアベンジャーズポストの”イルミナティ”の面々の、”能力そのものは凄くてビジュアルも強烈だけどレギュラーとして長年愛し続けられるかというと・・・”というキワモノ感が楽しすぎる。例えるなら「トカマク専用ダンバイン」「ガイバーⅡ」「テッカマンランス」「深緑のヴァイスハイト」「仮面ライダーシザース」みたいな哀愁でしょうか。
そして自分としてはホラー映画として観ました。だって、今回のストレンジのメインの敵が『スウィートホーム』の間宮夫人みたいな執念とビジュアルだし、おまけにターミネーターじみた不死身ぶりなんだもの・・・。
というわけで、いっつもマイナーな古い映画ばかりチョイスして書いてしまう傾向が有るので、最近観た作品もちょくちょくバランス良く書いていこうと思う次第です。
それでは・・・・どうぞよしなに。
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