見出し画像

2023年、たくさん聴いたアルバムを10枚

noteを作っていたおかげで、今年はちゃんと形に残すことができました。

音楽に順位とか無いと思いつつ、TOP10を選びました。まどろっこしいので1位からいきます。あとアルバム名にsongwhipやYouTubeのリンクを貼っています。

Galileo Galilei - Bee and The Whales

2023年はGalileo Galileiの一年だった。2022年末に再始動をして、2023年に新作を発表。懐かしい以上の圧倒的なポップさ。青春って帰って来れるんですね。おそらく複雑なことをやっているんだろうけど、そう思わせない作りで、本当に尊敬をしている。日本のTHE 1975になってほしい。

君島大空 - no public sounds

2023年に2枚のフルアルバムを出した君島大空。その2枚目。まず2枚とも名作なの勘弁してほしい。どっちも良かったけど、より感情的で直接的な音を鳴らしていたこっちが、あまりに好み。現実と夢の境界線みたいだった。

ずっと真夜中でいいのに - 沈香学

「ずっと真夜中でいいのにと溢した午前5時」とセルフタイトルのような歌詞で幕開けをして、「泣いてんの それは誰にでもあんだよ」で締めくくるまで、本当に優しい。ずっと優しい。加えて、音の詰め込み玉手箱的な曲だけではなくて、少し引き算が効いていて、アルバムとして聴き通したくなる。あと、先日観たワンマンがかなり良かった。一流のショーだよ。

羊文学 - 12 hugs(like butterflies)

『more than words』で2023年大ブレイクをした羊文学。自分たちがやりたい音楽と(本人たちの意思は別として)世間が求める音が一致した1枚。バタフライハグを模したタイトルの通り、このアルバムも全編通して優しい。不安も葛藤も怖さも全てを包み込んでくれるような。スタイリッシュでオルタナなのに、優しいって奇跡的なバランス感覚だと思う。

光季 - 海の瞳に映るもの

シューゲイザー meets J-POP。こういう音に滅法弱い。それでいて声に力強さがあって、説得力に溢れてる。繊細で緻密で大胆なサウンド。はちゃめちゃに売れてほしい。

ひとひら - つくる

格好よい最高のプログレ。こんな展開ありかよという驚きと来てほしいと願った音が完璧なタイミングでくる楽しさが共存している。すごい。あとアルペジオが綺麗すぎないか。

cero - e o

聴いたことのない音がたくさん鳴っている。テクノなのかな、ポップスなのか。そんなことを考えるのが野暮なのかな。隙が全く無くて1音1音が全て計算をされていそうな、完璧で緻密。ちょっと心して聴かないと、やられてしまいそう。

幽体コミュニケーションズ - 巡礼する季語

音からマイナスイオンが出てます。自然というか春夏秋冬というか浮遊感というか。2023年、散歩中はほとんどこのアルバムがお供だったような。あと音像が広いと言えば良いのか、空間で音が鳴っているような聴こえる。どうやって収録してるんだろう。

polly - Heavenly Heavenly

keyboard/chorusを新メンバーに迎えた1枚。鍵盤が加わったことで、曲にあった切なさが今まで以上に目の前で鳴っている。アルバム全体が「別れ」がテーマにされているみたいなんだけど、でも悲しいだけじゃない。最後はほんの少し前を向けるといいっすね、そんな1枚。

吉澤嘉代子 - 若草

30歳を超えると昔のことなんて思い出せなくなってくるけど、良い意味で若い頃があったなぁと。(自分比で)瑞々しい時代が自分にもあったと思わしてくれるような。収録曲『氷菓子』が主題歌だった『アイスクリームフィーバー』(映画)も良かった。曲が流れた瞬間は、2023年で一番美しい映像でした。

こんな10枚です!
時代か自分の感情のせいか、全体的に寄り添ってくれるようなアルバムを良く聴いていたみたい。

2022年に比べると(自分の中で)新しいアーティストやジャンルを聴けた1年だったかなぁ。でもTOP10は、いつも好んで聴いているような音楽になったような。まぁ、趣味で聴く音楽はそれぐらいで良いと思ってます。

余談だけど、曲単体で良かったのもたくさんありました。星野源『光の跡』・PEOPLE1『closer』・望月起市『気づかないで!』・Blumepopo『彼方高さから躰放ったあなた』・米津玄師『LADY』・LUASBUB『Michi-tono-Sogu』等々…来年はもっとライブに足を運びたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?