応援ラボの活動報告~第12回勉強会〜 「江戸川区児童相談所」
江戸川区児童相談所で、区独自の取り組みを中心にお話を伺いました。
●『ママパパ応援隊』家事・育児応援
0歳児14時間まで無料。最大240時間、3歳未満1時間500円で。7千人利用を見込み、今年1月から。「自分達の街を自分達で」という意識が街に強いので、地域の協力を得られて出来た取り組み。
●『おとなりさん』事業
ボランティアによる無料子育て・家事・宿題など。
●『おうち食堂』
食材をお子さんと一緒に買いに行き、食育。上限48回。
●『ごはん便』
配食 自己負担100円で470円の手作り弁当。職員が必要性を判断。
●AIでの電話対応支援 通話をリアルタイムに文字表示。専門用語を自動表示。経験をシステムで補うと共に、上司がフォローできる。NTTテクノクロスへ委託。
(DXを県庁として推進しようとする埼玉県は、なおいいのでは?)
江戸川区児童相談所 令和2年開設 区の下水道事務所だった所。対象児童人口10万7千人。
小学1年生死亡事件(平成22年 15才で出産 入学前に転入)をきっかけに、『心の港』を目指し、施設名を『はあとポート』に。新規の児相として体制を、調査から相談まで担当とした。弁護士職を1人採用(副参事)し、今年度196人体制。
通報件数(令和2年)は都全体の8% 4032件。職員1人あたり91.6件。通報に占める割合で、警察は678件でそれ程多くない。外国人児童は5.3%・214件。
・『子ども見守り訪問』事業(お困りごと)。未就園児。昨年9月稼働。月100件訪問。
・オンラインで『ヤングケアラー』について啓発講演。
・一時保護施設の児童には、養護施設同様、おこづかいを支給。家庭では8・9割がもらっておらず、計画的なお金の使い方が分かっていなかった。服などの買い物の際自分で選んでおらず、試着時に「勝手に着ていいの?」と聞かれるほど。
令和4年6月6日午後、若手市議の会の方々とご一緒させて頂き、江戸川区児童相談所を視察させて頂きました。
成田ちひろ三鷹市議をはじめ、若手市議の会の皆様、ありがとうございます。
文責:中川ひろし(埼玉県議・狭山市)