板橋区子ども家庭総合支援センター視察

2023年7月28日(木)、応援ラボメンバー3名で板橋区こども家庭総合支援センターに視察に伺いました。

区立小学校の跡地に建設されています。従来は板橋区グリーンホール内にて業務を行っていた「総合支援センター」機能と東京都北児童相談所から移管された「児童相談所」機能が統合されて2022年4月に開所しました。児童相談所機能は、同年7月から移行されました。

概要をご説明頂いた後に、児童相談所所長、支援課長より、館内案内をして頂きました。

エントランス
キッズスペース
赤ちゃん休憩室


館内は、エントランスからとても入りやすい雰囲気です。オープンスペースや、赤ちゃん休憩室、プレイスペースなどもあり、近所の子どもたちや、お子さん連れの方も良く遊びに来られるということ。視察の際には、小学生が過ごしていました。遊びに来て実際に相談につながるケースもあるようで、身近な施設として認知がより進むことを期待します。
悩みが深刻な親御さんにとっては、こういったオープンな雰囲気が負担に感じることもあります。その場合には、別の入り口から入り、相談室に入るということも出来るそうです。

館内案内の後は、質疑応答の時間を設けて頂きました。
今までは、区と都でどうしてもタイムロスが生じてしまうこともあったが、同じフロアに、支援センター機能と、児相機能があることで、垣根なく、連携して進めることが出来るようになったとのこと。実施に連携効果の具体例もお話を頂戴しました。
今後は、地域連携をさらに強化していく計画とのことです。

一方で、23区内での特別区の中では今後も区児相の設立が相次ぎ、人材不足が懸念されています。人材育成は大きな課題です。板橋区では、全国でも珍しく法務担当として常勤弁護士が勤務しています。タイムリーな法的研修の実施や、児童福祉司からの相談に応じることが出来るのは、強みだとご説明を頂きました。

まだまだスタートして1年ということで今後も課題などが出てくると思いますが、板橋区民の方々への認知が進み子どもたちに寄り添う施設として、更に発展頂きたいと願っています。

視察を受け入れてくださった板橋区の職員の方々、設えていただいた親子・子育て応援ラボの横山議員に厚く御礼申し上げます。

(文責・大野ゆか 板橋区区議会議員)