裏ノート、裏の音。
「約3年3ヶ月ぶりにアルバムを出します。」
(クリープハイプの日2021(仮)より)
あれから早3ヶ月。ずっとずっと、待ち焦がれていたクリープハイプのニューアルバム「夜にしがみついて、朝で溶かして」は、もう私の宝物だ。
こんな機会を貰えて、本当に嬉しい。
あっ今大丈夫?長くなるけど、どうかゆっくり読んでください。
1.料理
このシンプルなタイトルに、疾走感のあるイントロ。そして何より、詰め込まれすぎているくらいに詰め込まれた言葉遊び。鍋なら今頃溢れてるよ!掃除が大変だよ、もう。これぞクリープハイプだ!ってなりますね。料理と男女を絡めたこの歌詞。ただ並行して書かれているのではなく、しっかり混ざり合っている。ダマのひとつも残ってない。例えば「おぞましい塊だ」は、肉の塊であるハンバーグのこととも取れるし、おぞましい人間の欲とか心情のこととも取れる。恐ろしいダブルミーニングですね。あと「味覚を馬鹿にして笑う」と「バレたらまずいの間違いじゃない」のところに入っている『ポンッ』というどこか抜けた音。フライパン?アルミ鍋?を叩いたような音にも聴こえる。この抜けていてアホっぽい音が、前者では"馬鹿"に掛かっているみたいだし、後者では"疑われている側"のとぼけた表情とか様子を彷彿とさせるんですよね。料理を聴き終わった頃にはすっかり惹き込まれている。曲としても、アルバムとしても。アルバムの1曲目がこの曲で良かった。
2.ポリコ
この曲、最初はサビのみ聴いている状態で、印象としては可愛い曲だったんですよ。ポリコ、って音も可愛らしく感じて。さあ、ついにフルで聴けるぞ。…イントロ、かっこよすぎんか!?もしかしてこれ、結構尖ってる曲だな!?そんな感じです。ポリコはポリティカル・コレクトネスのことでしたね。自分が正しいと信じて疑わない人たちの声。変わっていく世の中で、様々な価値観が認められることが良いに越したことはないんだろうけど。なんというか、"良いに越したことはないんだろうけど"も言わされてるような気もする。いや、良いんだよ、良いんだけど。だって今も、「あれっ、これ、大丈夫?ほら、世間的にさ…」って気持ちにさせられてる。もう、モヤモヤしてきたでしょ。そんなモヤモヤを歌ってくれているのがこのポリコです。(急に胡散臭いな。本当の気持ちなのに。)なんかこう、ラストがゆったりとイイ感じに終わるのも皮肉に感じる。まあしかし、掃除に絡めているのでそっちでも取れるんですよ。言い過ぎたかな。さっき料理で鍋から溢れた言葉と一緒に綺麗に掃除しておきます。
3.二人の間
こっちこそ可愛らしい曲なのではないでしょうか。これはもう、白い鳩飛んでますね。そして聴こえる音が終始新しい。ピコピコした音は昔ながらのゲームみたいだし、AメロBメロのギターがふわふわしていて優しい。クリープハイプなんだけど、クリープハイプじゃないような。でもそんな新しい境地すら自らの物にしているように感じます。音が途切れるような瞬間が多いし、それによって生まれている"間"がまた良い。この曲を聴くと、字を書くときのリズムを思い出す。とめて、はねて、はらって、また次の線を書き出す。その絶妙なリズムが二人の間と重なる。"間"って、言うなれば沈黙の時間だと思うんですけど、それがバランス保って心地よく感じるって凄いことですよね。「あ と うん の隙間にある」阿吽の呼吸。二人のあいだにしか分からない二人の間なんだろうなと。「言葉にならないそんな感じ」という言葉ほど似合う言葉が見つからない。
4.四季
アルバムの"4"曲目、だから四季。来たぞ!この感じ。やっぱりこういうポイントが好きだったりするのです。前半、季節で言うなら春と夏だろうか。ふわ〜っとした音が耳に馴染んで気持ちいい。(ここのギターの音、ライブで聴くと全身に響いてきて最高なんだ…)ハッキリとした言葉があるわけじゃないのに、春風だったり夏の季節風だったりを感じさせる。秋になると、打って変わって印象的なピアノの音が聴こえてくる。このピアノの音って暖かいなと思うのですが、秋になって暖色に染まっていく様子が現れているようでとても好きなんです。冬に入るときのドラムロールも、冬になって葉が落ちてすっかり景色が変わるようにガラッと場面を変化させている。その後の歌詞に、「生きてて良かった」というクリープハイプの曲にはあまり馴染みのない言葉がある。それでも変な違和感を感じさせないのは、「どうでもいい時」「なんか急に」「意味なんて無いけど」のような、どこかぶっきらぼうな前後の歌詞のおかげだと思う。ズレがあるけどそれとして成立してる。あとこの曲にはサビがないから、変わらずにずっと続いている四季とも重なってくるんですよね。「年中無休で生きてる」のは、私も四季も同じなんだなぁなんて、最後のアコースティックギターの余韻と一緒に酔いしれるのを許してください。
5.愛す
この曲、どうやら引っかかった方がいるようですが。第52回、そこじゃないで賞受賞です!おめでとうございます!ちなみに52という数字に意味はないです。と、ふざけるのは大概にして。これまでの音とは全く違いますよね。元々、2020年1月にシングルとしてリリースされた愛す。このアルバムが出来上がるのに必要不可欠だったと思います。(どの曲にも言えるんだけど。この形になるために、という意味で。)でもこのオシャレな音に乗せられた言葉は、やっぱり、押韻や同音異義語の数々なもんだから堪らない。しかも物凄く切ない。「肩にかけたカバンのねじれた部分」はもう元に戻してあげられないし、この二人は「ねじれてもう戻らない」んですよ。「好きだよ」ってもう遅いよ、遅すぎるよ。「いまさらごめんね」でさえ遅い。BUS(バス)は待ってくれないんだよ。切ない。あとこれ、ほとんどの歌詞にコーラスが入っていることで声も単一じゃなくなるから、オシャレな音に置いていかれていない。ある種、綺麗な歌だと私は思います。
6.しょうもな
夢見心地な曲の入りから一気に変化していくイントロ。その瞬間、グッと掴まれる感覚というか、曲の中に入り込んでいく感覚がある。衝撃度で言えば一発食らわされたくらいだ。歌詞解説をしたことばのおべんきょう内で、『愛すを作った尾崎世界観にしょうもなを作ってる尾崎世界観が諭している』と話してくれていた。それを踏まえると、愛すからのしょうもなは純粋にテンションが上がる。諭して、からの言葉遊びを畳み掛けるBメロ。からのサビ!キターーー!という気持ちにならざるを得ませんよ。クリープハイプの音楽を、こんな風にライナーノーツまで書いてしまうくらい受け取れる「お前」で良かったと心底思う。ラストには「神様どうかこんな言葉が世間様にいつか届きます様に」なんて皮肉に満ちた一文が二度も繰り返されている。捻くれた私は、『世間様にこの皮肉が分かるかなぁ…』なんて考えて得意顔をした。(お前はただのリスナーだろう。)訴えたいことを真っ直ぐ且つ皮肉を交えて歌うところに毎度脱帽します。
7.一生に一度愛してるよ
なんですか、これは。過去の曲が入ってる?バンドからのラブソング?なんだよ!!!(あまりの嬉しさで反抗的に)いや、私はクリープハイプに対して「つまんないな」なんて思ったことないんですけどね。でもこの曲を聴くとなぜか嬉しくなる。やっぱり、「アルバムの7曲目位で歌われる位がちょうど良い」のかな。メンバーの「1234」に続くエンジンがかかるような勢いから、言葉が詰まった歌詞。言葉が詰まっている上にテンポは最速なのにそんな風に聴こえないのは、丁寧で優しい歌い方のせいだろう。それさえも皮肉だ。バンドに求めるものと恋人に求めるもののギャップ。そこを切り取って上手く歌詞にする表現力。言葉遊びはもちろん、サビでは"そういう意味"も含めて、尚且つ伝えたいこともしっかり伝えてくるからもはや驚きである。直球すぎるかもしれないけど、改めてこのバンドが大好きだと思わせてくれる1曲。死ぬまで一生愛してると思ってるよ。
8.ニガツノナミダ
某携帯会社のCMソングとして作られたこの曲。歌詞を見ると分かる通り、CMとは切っても切り離せない表現が前半30秒に詰まっている。前半30秒から次の歌詞に入ると見事なまでの転調。メロディだけ聴いていれば、まるで別の曲のようだと言っても過言ではない。その中に「30秒真面目に生きたから」という歌詞。もうお分かりだろうが、転調後からはシニカルな表現が詰まっている。ただのCMソングで終わらせないクリープハイプ……好きです。(ストレートボール!)「でも「しばられるな」にしばられてる」を聴いたときハッとしたんですよ。小学生の頃、夏休みの宿題で出る自由研究が大嫌いで。それは"自由"が逆に"不自由"だったから。そんな感情を思い出しました。で、このあとまた転調して元に戻る。「結局欲しいのは他人の評価で」という若干の自虐っぽさも決まっている。「それはそれで悪くないからここはここ」と歌いつつもクリープハイプの色が出てるんですよね。CMソングであり、しっかりクリープハイプの曲でもある。ちなみに、このライナーノーツも楽しく書いていますが「締切に抱きしめられて」います。ひゃー。
9.ナイトオンザプラネット
サビの頭の歌詞、「夜にしがみついて 朝で溶かして」はアルバムのタイトルにもなっている。ジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』から着想を得ていて、歌詞にも監督の名前が出てくる。「いつのまにかママになってた」元恋人のことを、久しぶりに「二人で観たあの映画」を観て、「ちょっと思い出しただけ」。本当に「ちょっと思い出しただけ」なのかは定かでないなぁと感じる。その理由のひとつとして個人的に解釈していることがあって。「額縁に入れたポスター 窓のそばの花のとなりに飾ってた」と過去形で書いてあるのに、「今もあの花のとなりでウィノナライダーはタバコをくわえてる」とポスターのデザインを擬人法のようにして書かれている部分は現在進行形。「ライターで燃やして一体何本吸った」と続くが、ポスターの写真が動いてタバコを吸う…なんてことはありえない。想像の中の世界だ。つまり、前者は現実を描いているけど、後者は主人公の未練や忘れたくないという心情が現れているのでは、と思った。けど、物凄く未練がある、というわけでもないんだと思う。ゆったりと、シンプルに続くメロディがそれを演出している。でも案外そのくらいが一番忘れられなくて切なかったりするんだよなぁ…。誰が聴いても、クリープハイプの変化を感じ取れるであろうこの曲。私はこの曲を聴いて、これからのクリープハイプが凄く楽しみになった。
10.しらす
特徴的なエフェクトがかかっている、人の声なんだけど人の声じゃないような、そんな不思議な声から始まる。イヤホンで聴くと脳みそが溶けそう。初めて聴いたときから、夜に小さな神社でひとりの子供と目に見えない者たちがお祭りをしているなんとも幻想的で異様な光景が思い浮かぶんですよね。気づいたらそこに自分も入り込んでいるような感覚になる。「しらすのお目目は天の川」という歌詞を見てから、しらすを食べる度に『あ、天の川…』と思ってしまうのは私だけではないはず。見た目としても天の川なんだけどそれだけじゃなくて、一度にたくさん頂いたしらすの命が空(天国)で輝いてるようにも思える。でもそれは確かに私の体に生きていて、それが「僕に流れる天の川」だろう。食べることは当たり前じゃない。ありがたくて尊いものだし、同時に危うい行為だ。食べ物に感謝するようにとはよく言われたが、「旅の終わりに謝りに行こう」という表現には息を呑んだ。旅を人生として考えたら「天の川へ続く道」の受け取り方も変わってくる。童謡みたいで、子供が無意識に覚えて口ずさんでしまうような曲調の中に込められた歌詞がここまで考えさせられるものだなんて。とりあえず私は野菜を残さず食べられるように頑張ります。
11.なんか出てきちゃってる
しらすが纏っていた不思議な空気を、受け継ぐように出てきちゃってる。まさにそんな感じですね。このダンジョンにはきっと迷宮の〇〇、みたいな名前が付けられていることでしょう。そんな中でも「あっ、今お前って言っちゃいけないんだけどさ。お前にだけはお前って言うね。」という台詞に若干の皮肉を感じるのは考えすぎだろうか。ていうかこれ、最初は一人二役で二人が喋っているような台詞だったのに、「お前」って言ってから掛け合いじゃなくなってますよね。もう自分に言われているようにしか感じなくなるんですよ。出てきちゃってるって、待ってよ。なにが出てきちゃってるのよ。えっ?そっちにも出てきちゃってるの?分からない。良い意味で分からないって意味分からないけど分からない。そして初めて聴いたときしっかり「せーの……って言ったらだよ?」に引っかかる私。(一体、私はせーのでなにを出したのかな。)クリープハイプの曲には幾度となく救われてきたのに、振り回されてるよ……。
12.キケンナアソビ
不思議な空気が続きますね。キケンナアソビを演出している音って、不穏な空気感だったり妖艶な雰囲気だったり、そんな印象を受ける。大きく影響しているのは琴の音ですよね。(琴まで出来るのか!と衝撃を受けたのは言うまでもない。)打ち込みも使用していて、明らかにこれまでのクリープハイプとは違う作り方をしている。それでもクリープハイプとして成立させてくる凄さたるや。個人的に、AメロBメロの音の数は少なく聴こえるのにサビに入ると複雑なメロディになるのが好きなんです。アルバム全体を通して言えることだけど、弾かない音、叩かない音までも自分たちの音にしている。歌詞を見ると、尾崎世界観の"エロ"は相変わらず決まっていて、でも物凄く悲しいし切ないんですよ。相手の男性には本命がいるのかな。「首から上だけでも」「首から下だけでも」って一見謙虚なのかと思うけど、もうこの関係からして間違ってる。けど、女性はそれを分かっておきながら想いを寄せているんでしょうね。そして、ラストに「夕焼け小焼けのチャイムが鳴って よい子は早く家に帰りましょう」という子供に言うような台詞が出てくる違和感やズレが大事な役割を果たしているように感じる。気をつけて、よい子は火をつけたらダメだよ。火遊びはキケンだからね。
13.モノマネ
二番煎じなのは承知の上ですが、まず初めにいいですか?1番のBメロのギター、左から右へ追いかけるようにモノマネしている…と思ったら「そっくりだった」で重なるのいくらなんでも最高すぎませんか?当人は意図してなかったというところまで含めて大好きです。この曲は「ボーイズENDガールズ」の続編。「ボーイズENDガールズ」と続けて聴く…なんてことをした方はきっと多くいるでしょう。私もやりました。あとめちゃくちゃ個人的な思い入れがありまして。ちょうど1年前くらいに付き合っていた恋人とカラオケでモノマネを歌って、『これ、どういう意味なんだろうね?』なんて話していたんです。色々話したけど、今思うと全く核心には触れられていなくて。今ならめった刺しレベルに心に刺さるのになんでだろうなぁと思ったら、これ、自分たちのことを歌われすぎているんですよ。何も知らなかったから、「酷いモノマネ」がなんのこっちゃ分からなかったし、気づけなかった。皮肉にもあの日がよく晴れていたことを覚えてる。「ある晴れたそんな日の思い出」になっちゃったよ。どうしてくれるんだ。もうなんの連絡手段もないけど、もし一言言えるなら『これ、私たちの曲だったよ!!!』って言いたいです。
14.幽霊失格
これは受け取り方に幅がありそうだなと個人的に思います。歌詞の言葉のまま、"亡くなってしまった君"に向かって歌っているとも取れるし、"主人公の未練"を幽霊に例えているとも取れる。"亡くなってしまった君"として受け取ると、自分の周りで"亡くなってしまった誰か"を思い出すかもしれない。"主人公の未練"として受け取ると、"己の未練"と重なるかもしれない。あるいは、そのどちらかに感情移入をするか。私は"亡くなってしまった君"に向かって歌っている主人公に感情移入をする。それも、泣いてしまうくらいに。そこまで感情移入させられるって凄いことですよね。あまりに細かく説明されていても感情移入しにくいけど、ちょうど中間の、良いところをいってるんですよ。初めに「そんな夜」っていう曖昧な表現をしているのも想像力をかきたてられて、聴く人自らが思う「そんな夜」に引き込むことができる。このバランスが本当に上手い。そして私が一番好きでうるっと来てしまう歌詞が「成仏して消えるくらいならいつまでも恨んでて」というところ。普通恨まれたいなんて思わないじゃないですか。それでも「恨んでて」と願ってしまうくらい大きな存在なんだなと。全体的に重心が低いのがまた幽霊の存在が強くあることを思わせてくれる。主人公にとっては、確かにここにいるんですもんね。こんな風に感情を揺さぶられるのは初めてでした。
15.こんなに悲しいのに腹が鳴る
M1「料理」とリンクする部分もある、このアルバムラストの曲。イントロを聴いたとき、今まで聴いてきた14曲が走馬灯のように過ぎていくような感覚になる。Bメロでドラムを入れていないのは、またこれも"叩かない音"ですね。そのBメロでの「生きたい生きたい死ぬほど生きたい」という歌詞について。死ぬほど〇〇したい、って表現は珍しいものではないけど、ここでは"死ぬ"と"生きる"が相反している。その対比が更に「生きたい」を強調しているように感じます。しかし本当に、どんなに悲しくて食欲無くてもお腹空くんだよなぁ。自分の意識とは違う場所で「生きたい」と確かに思ってる。曲全体を通して感じる、どうしようもねえなあみたいな、鼻で笑っちゃうような気持ちにやっぱり覚えがあるんですよ。あとこの曲を聴き終わると、アルバム(あるいはこの曲)をおかわりしたくなる。AメロBメロのみのシンプルな構成と、フェードアウトしていく終わり方がそう感じさせる。アルバムの最後がこの曲で良かった。(同じことを1曲目でも言った。むしろ全ての曲に言いたいくらいだ。)クリープハイプとなら、これからも死ぬほど生きたいな。
おまけにタイトルの話。こういうところでこだわりたくなってしまう性分、悩みに悩んだ。『ライナー』はどうやら『裏』という意味があるらしく、『ライナーノーツ』を『裏ノート』と置き換えてからの、うらのーと…うらのおと…裏の音…です。(こいつ、頑張ってるなぁ。)
クリープハイプの歌詞って、エロいだとかメンヘラだとか言われがちだけど、「そこだけじゃないのに!」とモヤモヤしてしまう自分がいる。(お前はただのリスナーだろう。2)しかも「夜にしがみついて、朝で溶かして」は新しい音が詰め込まれている。クリープハイプの裏の音、つまり表面だけではなくてその先の音、言葉を聴いてほしい、見てほしいって思いを込めました。と、言っておきながら、あんたやお前やてめーだけが分かっていればいっかと思う気持ちもある。わあ、めんどくさい。そしておまけの長さではない。文末に書く煩わしさと一緒に、無理矢理締めよう。
最後まで読んでくれてありがとう。