カブス@ドジャースタジアム2024.9②
2024.9.11 LAD 10 - 8 CHC
大谷のHR狙いでチョイスした右中間スタンドのJ列。この日は23年目の9.11だ。球場は半旗を掲げ、試合開始前にGod Bless Americaが斉唱される。
23年前のその日、僕は仕事の用でカリフォルニアにいたのだ。その時の衝撃的な記憶が蘇る。
この3連戦は、荒れ模様だ。この日も初回にカブスが2点を先制する。観客は大谷の打席を待ちくたびれている。先頭の大谷は4球目の変化球を待ってましたとばかりフルスイングする。
あっ、と思って手にしたスマホをカメラmモードにしようとするも、時すでに遅し。
大谷の47号は25メートル右前方に着弾した。
周りは総立ち。場内は暗転。トップ画が大谷ホームインの場面だが、"HOME RUN MAGIC"のネオンサインが球場を駆け巡る。
初回からロサンゼルスの花火大会の始まりだ。そのあと、前日今永から2本かっ飛ばしたエドマンが3号を放つと、スミスもレフトに放り込む。
ドジャースタジアムが大興奮に包まれるなか、その日、ボブルヘッド人形が配られたマンシーの打球がライトスタンド、僕の左手10メートルの場所に飛び込んだ。頭がバグる。1イニング4発の目撃は初めての体験だ。
さすがに今日はドジャースの日かと思いきや、3回表、前日猛打賞の鈴木誠也が反撃の狼煙の20号。これは10メートル前方に着弾したので、僕もついにテレビの画角に収まってしまった。
しかし、また大谷がカブスを跳ね返す。3回裏にして3打席めは、センター前に2点タイムリー。すかさず48コ目の盗塁を決める。間一髪ながら二塁ベースの着地点を正解に捉えたスライディング。ライト側から大谷の盗塁を見る迫力は半端ない。
5回には、申し訳ないが、ドジャースの先発ミラーが、まだマウンドにいたのかと思った矢先に連打と同点ホームランを浴びてついに7-7。斜め前のデカいお兄さんも、ドジャースの不甲斐なさに、大声で叫んでいる。めっちゃ怖い。
前日の山本と今永の有能さを再確認する展開だ。
7回にドジャースが勝ち越しに成功したあと、大谷の5打席目。捉えた打球が、こちらに向かってくると思った瞬間、周りは総立ちだ。角度はつかず、ライトライナー。8回にはエドマンのこの日2本めのホームランが飛び出してダメ押し。まさか、初見のこの選手のホームランを2日で4本見るとは!ようやくドジャースはカブスに勝った。
収穫のあり過ぎの2日間。
観戦記としては、事実列挙になってしまったが、ふだん日本のプロ野球ファンとして感じたことも多かった。またの機会に紹介したい。
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