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赤ちゃんのいたずら

友人と
友人の1歳になる長男くんと
ランチに出掛けました。
彼はちょうど
いろんな事に興味津々で楽しい年ごろ。

箸をつかんでは投げ
コップや皿までもつかもうとしては
ママである彼女に
「だーめ!」
と言われ、キャッキャッしています。

…ここはもちろん
前もって個室を予約しておきました。


「ホント疲れる😰⤵️」

ため息をつく彼女を見ながら、
私の頭は遥か遠い記憶を
思い出していました。



初めて育児というものをし
目の前の相手が
次から次へと用事を生み出して

「全く目を離せないこと」
「全く気が抜けないこと」
「全く自分の時間がないこと」

何より
「夜にちゃんと眠れないこと」
に心底イライラしっぱなし。

当然余裕がなくなるので、
ちょっとしたいたずらにも
カチン!ときてしまう。

強い口調で叱ってしまうため
向こうも大泣き。
夜中に突然泣き出す、いわゆる夜泣きもして
こっちは結局また眠れず…
という悪循環を繰り返していました。

そのうち
子どもがいる生活が当たり前になり
やがて長女も産まれました。
二人目になると慣れもあり、
前より少し要領が良くなりました。
生活は相変わらず忙しかったのですが。

悪戦苦闘の乳幼児期を脱してから
ようやく分かったのは

子どもはただ

初めて見る目の前のこと何にでも興味を持ち
学んでいるのだと。

目の前の人間が見せる反応に
自分も喜んだり、不思議だったり、
学んでいるのだと。

なにも焦ったり
落ち込んだり
無理をすることなんてないのです。
まずは、ママが元気で楽しいことが何より。

そう思えてからは腹を括って、

「ママ遊ぼ✨」の子どものお誘いにも
「ごめんね🙇疲れたからちょっと眠らせて」と
堂々と昼寝をしていました。

或いは
「保育園に預けるの可哀想かな」という
私の心を見透かしたように登園を嫌がる
子どもたちに

「ママお仕事頑張ってくるよ!
キミたちもいってらっしゃーい!!」
と平気で言えるようになりました。

ガッカリするのは期待してしまうから。
なら当分自分だけの時間はお預けにして、
子どもたちとの時間を過ごそうと決めました。

きっと今しかできないことだから。

「授乳期だからサバは遠慮しておくね❤️」
と言って、天丼を頬張る彼女を前に、

名物「八戸前沖銀さばトロ漬け丼」を頂きました。






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