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ウヰスキーのすゝめ

先日のイベント(2023年8月20日夏インテ)にて頒布したウイスキーの蘊蓄・啓蒙本のweb再録ver.になります。
お酒の情報またはビール一本交換というかたちで頒布しました。
お手に取ってくださったみなさま、ありがとうございました。


はじめに

この本は自称「酒好きが高じて赤安堕ちした女」が、普段お酒を飲まれる方はもちろん、お酒を飲めない方にもウイスキー(主にバーボン、ライのアメリカンウイスキー)に少しでも興味を持っていただきたい、あるいはほんのちょびっとでも創作等のお役に立てればという思いから作成した本です。

けっして無理な飲酒を勧めるものではありません。
ご自身の体質に合ったお酒とのお付き合いをお過ごしいただけますと幸いです。

また、ただのお酒好きの素人が語る知識ですので、その点を十分ご考慮くださいますようお願い申し上げます。


ウイスキー…の前に

まずはじめにざっくりとお酒の話をしましょう。ひとくちにお酒といえど非常にたくさんの種類があります。ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、焼酎……などなど。

まず、お酒の種類は製造方法で大別して三つに分けられます。

醸造酒
原料を発酵させたお酒
 ビールや日本酒など
 アルコール度数:5〜15%が多い

蒸留酒
醸造酒を蒸留してアルコール分を高めたお酒
 ウイスキーや焼酎など
 アルコール度数:30〜50%が多く、それ以上も

混成酒
蒸留酒や醸造酒に他の原料を加えて味・色・香りなどを整えたお酒
 梅酒やベルモットなど
 アルコール度数:15〜30%が多い


Point
小説等の表現で出てくる「蒸留酒」とは上記の通りアルコール度数の高いお酒を指しています。
赤安の場合、十中八九ウイスキーのことではないでしょうか。



次に原料(場合によっては生産国)によって分けられ、それぞれに名称が与えられています。


Point
ラム・ジン・ウォッカ・テキーラは四大スピリッツと呼ばれています。スピリッツとは蒸留酒全般を指しますが、日本では焼酎・ウイスキー・ブランデーを除く蒸留酒がスピリッツと分類されます。

カクテルはお酒をベースとして他のお酒やジュースなどを混ぜ合わせたものなので、お酒の種類には分類されません。謂わば料理みたいなものですね。そのレシピは3000種類もあるとか!(ひとつひとつに名称もあります。キール、マティーニ、マンハッタンなど)ノンアルコールカクテルも。



ちなみに…


ウイスキーとは

ウイスキーは主に大麦、ライ麦、トウモロコシといった穀物の麦芽を糖化、発酵させて(醸造の工程)、そこから蒸留し、木製樽で熟成させた蒸留酒です。
大麦のみを原料としたものをモルト、トウモロコシや小麦などの穀物を主原料としたものをグレーン、その両方を混ぜたものをブレンデッドと呼びます。
※ちなみに蒸留方法もモルトとグレーンで異なります。


個人的な主観ですが、モルトはややクセがあるので初めてのウイスキーは甘みのあるグレーンやブレンデッドが飲みやすいかもしれません。



ウイスキーの起源はアイルランドおよびスコットランドと言われています。


Point
じつはスコットランドとアイルランドとは歴史的な因縁もあり、ウイスキー発祥の地をめぐって争うライバルなのです(なので、起源と言われる地域が二箇所あります)。
歴史や地政学から見るウイスキーあるいはその逆もおもしろいですよ〜。



現在では世界各国で生産されていて、それぞれに基準が国の法律(なんと、法律です!)で定められています。

 ・木製樽で3年以上熟成させる
 ・瓶詰めする際はアルコール度数40%以上

など、国や種類によって細かくウイスキーの定義が決められています。
また、原料を含む製造方法ごとに種類が別れており、各々に名称がつけられています。


五大ウイスキー

生産国別にウイスキーを分別したとき、世界には五大ウイスキーと呼ばれるウイスキーたちが存在します。

スコッチ
スコットランドで糖化からボトル詰め・ラベリングまで行われたウイスキー。同じイギリス内で生産されたウイスキーでもスコットランド以外の場所でつくられたものはスコッチを名乗ることができません。ブレンデッドウイスキーブームの火点け役で、近年はシングルモルトが人気傾向。シングルモルトの味わいはよく耳にする〝スモーキー〟独特の風味で少し薬っぽく感じられるかもしれません。スコッチ沼は広く深い。

アイリッシュ
アイルランド島で樽詰め、熟成が行われたウイスキー。北部アイルランドはイギリスになりますが、定められた製法で生産されていればアイルランド共和国産でなくともアイリッシュと名乗ることができます。モルト、グレーンの他、独自のポットスチルウイスキーがあります。そのためブレンデッドは4種で、スコッチより飲みやすいとも。ウイスキー発祥地をスコットランドと争っていますがアイルランドが濃厚と言われています。

アメリカン
アメリカでつくられるウイスキーの総称。アイルランドやスコットランドのウイスキーづくりがアメリカに伝わり、独自の進化を遂げました。主な種類はバーボンウイスキー、ライウイスキーなど。他にも多々あります。アメリカンウイスキーのラベルには「whisky」と「whiskey」の2種の表記が存在しますが、これは前者はスコットランド系移民(スコッチ)、後者はアイルランド系移民(アイリッシュ)がルーツであるためだと言われています。

カナディアン
カナダ国内で生産されるウイスキー。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、禁酒法時代を通してアメリカに広く浸透しました。バーボンの味わいに似たフレーバリングウイスキー、酒質の軽いベースウイスキーがあります。カナダのブレンデッドは約9%以内であれば他国産のウイスキーや他のスピリッツ、ワインの添加も認められています。ライ、バーボン、シェリーから成るダークバッチはカナディアンウイスキーです。

ジャパニーズ
他の五大ウイスキーに比べると歴史も浅く、定義も緩い日本のウイスキー。江戸時代末期、黒船とともにスコッチが伝来したとされています。NHKの朝ドラで知られる〝マッサン〟ことニッカウヰスキー創業者がスコットランドへ留学、その後サントリー創業者とともに蒸溜所を建設したことが日本のウイスキー発展に大きく貢献しました。仔細な製法の定義がないためジャパニーズウイスキーの種類は多岐に渡ります。


アメリカンウイスキー(バーボンとライ)

このように定義だけを見れば原料以外に違いのないバーボンウイスキーとライウイスキーですが、両者はその成り立ちから切っても切れない関係でもあります。


Point
〝天使の分け前〟というものが存在します。樽で熟成中に自然蒸発してしまうお酒のことです。バーボンやライはその天使の分け前の比率が五大ウイスキーの中で最も大きいと言われています。気候や樽が影響するようです。このことからわかるのは熟成の早さ。バーボンの4年はスコッチの12年に相当するとか。熟成年数や歴史の短さがバーボンが「若い」と呼ばれる所以ではないでしょうか。



少し歴史の話をしましょう。17世紀頃から、アメリカにヨーロッパからの移民が多く流入しました。18世紀になるとスコッチ・アイリッシュ(アイルランドへ移住したスコットランド民)が先住移民の少ないペンシルベニア州やメリーランド州などに移動してきます。彼らがアメリカでのウイスキーづくりへ大いに貢献しました。
初めてのバーボンウイスキーが生まれたのは17世紀のヴァージニア州と言われています。バーボンが発明され、その途上において、ライ麦栽培が盛んに行われていたペンシルベニア州にてライウイスキーは生まれています。建国当初はライの方が多く飲まれていたそうです。
ウイスキーへの重税が元でスコッチ・アイリッシュたちはテネシー州やケンタッキー州へ移動します。両州の主要作物がトウモロコシであったためバーボンの生産量が増えました。そこから南北戦争や禁酒法によって多くの蒸留所が閉鎖されましたが、やがて盛り返しを見せます。ですが、それはバーボンの話。ライは原料であるライ麦の生産減少も受けて製造は縮小されるようになり、現在ではケンタッキー州等にわずかな生産業者が残るにとどまっています。

バーボンの味わいはバニラや焦がしキャラメルといった甘みと華やかな香りとが印象的ですが、一方でライは〈シークレット・アーカイブス〉に

クセが強く、ツンとしてスパイシーな味わいがある。甘い香りのするバーボンとは対照的。

青山剛昌原作『名探偵コナン 赤井秀一&安室透 シークレットアーカイブス』小学館

と、ある通りの風味を持ちます。しかしながら、ライの余韻にはほのかな甘みが感じられ、またバーボンには甘やかさと同時にライ以上のパンチを感じるものもあります。これは原料においてバーボンにはライ麦が、ライにはトウモロコシが加えられているためでしょう。一方だけでは単調あるいは尖ったものになってしまう味をお互いが補い合っているのです。


Point
テネシー州でバーボンと同じ製法でつくられるウイスキーはバーボンウイスキーではなく、自らをテネシーウイスキーと名乗ります。有名な「ジャック・ダニエル」はじつはテネシーウイスキーなのです。

バーボンの定義には「製造はアメリカ合衆国内に限る」との一文がありますが、ライにはそれがありません。従って日本で製造されたバーボンというのはありませんが、カナディアンやジャパニーズにもライウイスキーはあります。



ウイスキーラベルの見方

①銘柄
バーボンの有名どころは「ワイルドターキー」「ジムビーム」「フォアローゼズ」「メーカーズマーク」でしょうか。前二つはライも製造されています。

②熟成年数
バーボン・ライの定義に熟成年数の下限はありませんが、4年未満の場合は年数表記の義務があります。また、熟成年数が長いほど優れたウイスキーであるという風潮(事実、長い歳月の熟成には技術を要します)から、長いものにはあえて表記がされています。表記のないバーボンやライは大抵4〜6年の熟成です。

③ストレート・バーボン(ライ)
前述の定義通り、2年以上熟成されたバーボン(ライ)だけがストレート・バーボン(ライ)を名乗ることができます。

④マスター・ディスティラー
クラフトバーボン(ライ)の場合、マスター・ディスティラーの名前が記載されていることがあります。

⑤アルコール度数
ALC/VOL=Alchol by Volumeつまりアルコール度数のことです。PROOF(プルーフ)とはアメリカやイギリスで用いられるアルコール度数を示す単位。アメリカンプルーフは0.5倍することで%表記のアルコール度数の数値になります。

⑥ロットナンバー
クラフトバーボン(ライ)にはバッチナンバー(ロットナンバー)が記載されていることがあります。バッチはバレルの場合もあります。また、ボトルナンバーが記載されていることも。

⑦内容量
ボトルに入っているウイスキーの量。700mlまたは750mlが多いです。


ウイスキー用語集①

クラフト(バーボン/ライ)
ウイスキーにおけるクラフトとは小規模蒸留所でつくられるお酒を指します。クラフトでは独自のこだわりの詰まったウイスキーが丁寧につくられています。禁酒法時代以降、減少していたバーボンの消費が近年になって盛り返したのはこのクラフトウイスキーが世界的に流行したおかげです。

スモールバッチ
batchは日本語訳すると「一連の」。ウイスキーは熟成後、ボトル詰めを行いますが、その際複数の樽から原酒をブレンド(※ブレンデッドウイスキーのことではありません)します。これは樽ごとに異なる風味のクセを普及品(大量生産品)では均一にならすためだと言われています。ブレンドが完了した状態をバッチと呼びますが、スモールバッチとは品質にこだわるべくあえて樽の数を絞ったものを指します。元はバーボン用語でしたが、現在はスコッチなどにも使用されています。バッチナンバーは1〜30の樽を混ぜたものをバッチ1、31〜60の樽をバッチ2といった具合につけられています。

バレル
樽を総称してカスクと呼びます。カスクには大きさによっていくつかの名称がありますが、バレルはその中の一つ、バーボン(ライ)に用いるよう定められているサイズの樽になります。

シングルバレル
一つの樽から他とブレンドすることなくボトル詰めしたバーボン(ライ)です。この場合、ロットナンバーはバッチではなくバレルが表記されています。同じ銘柄であってもバレルナンバーの異なるボトルは味わいが異なるそうです。

マスター・ディスティラー
蒸留責任者のこと。マスター・ディスティラーの肩書きに定められた資格やキャリアは必要ありませんが、ウイスキーづくりの全てを熟知していると仲間に認められなければ与えられません。マスター・ディスティラーの記載があるウイスキーは一定以上の品質があると言ってもいいでしょう。


ウイスキーの飲み方

ストレート
【ウイスキーをニート(常温)でそのまま】
ウイスキーそのものを味わうのならコレ!特にライはこちらの飲み方がオススメです。ただし、度数が高いのでお水を挟みながらゆっくり楽しんでください。

トワイスアップ
【常温のウイスキーと水を1:1の割合で】
ストレートがきついときにはこちら。加水することでウイスキーの角が取れて飲みやすくなります。甘みが膨らむのでバーボンにオススメの飲み方です。

ロック
大振りの氷にウイスキーを注ぐ】
氷が溶け出す前に飲むもヨシ、時間経過とともに変化する味わいを楽しむもヨシ。ウイスキーの最もポピュラーな飲み方ではないでしょうか。

水割り
ウイスキーと水を1:2の割合で+氷】
お酒が苦手だけどウイスキーを味わってみたいという方は水割りからはじめてみられるのはどうでしょうか。軟水だとまろやかでなお飲みやすいかと。

ハイボール(ソーダ割り)
【ウイスキーと炭酸水を1:4の割合で+氷】
食中酒は断然コレ!夏に飲むライのハイボールは格別です。飲み慣れている方は濃いめも◎。ハイボールはカクテル名なので厳密にはソーダ割りが正解。


あると便利なものたち

バースプーン
マドラーと違って先がスプーンになっていて柄が長いです。スプーン側で混ぜます。氷を入れた際の混ぜやすさが段違い。なくても他のもので代用できますが(私は長らく菜箸をマドラー代わりにしていました…)、これがあるだけで丁寧にお酒を入れることができます。

メジャーカップ
カクテルづくりには必需品ですが、ウイスキーを飲む分にはあまり必要はないと思います。私は炭酸水等で割るときも目分です(なお、ウイスキーには指で測る方法があります)。

グラス
ストレートやトワイスアップには口が窄まったもの、ロックにはロックグラス等飲み方に合わせたグラスはありますが、あまり畏まらなくていいと思います。ただ、飲み口の薄いグラスはびっくりするほど口当たりが変わるのでオススメです。あと、専用グラスは単純に気分が上がります。

ロックアイス
透明度の高い氷が溶けにくくてオススメです。純度の高い氷をつくるには一度沸騰させた水を製氷機に入れて少し凍らせては水を捨て、また水を足して少し凍らせては水を捨てを繰り返していくのですが、正直やってられません。市販のロックアイスが手間要らず&溶けにくくて便利。

飲料水
水道水ではなく、ぜひ市販の飲料水を使用してください。軟水が合います。炭酸水は、素人が扱うとどうしても炭酸が抜けがちなので、強炭酸のものがオススメです。私は「ウィルキンソン」が好きです。


おいしくウイスキーを飲もう

ウイスキーがおいしくなるコツ① 注ぐ順番
氷→ウイスキー→水(炭酸水)の順番でグラスに注ぎます。グラスが冷えていない場合は、まず氷を入れた段階でバースプーンで氷をステア(攪拌)してグラスを冷やします。このとき生じた水は捨てるとウイスキーが薄まらないので◎。ウイスキーを冷やしておくと氷が溶けなくてGOODですが、大抵常温保存だと思うので、このときもステア(攪拌)してウイスキーを冷やします。水(炭酸水)はよく冷やしておいてください。

ウイスキーがおいしくなるコツ② 注ぎ方
ウイスキーや炭酸水を注ぎ入れるときは氷にぶつからないようにしてください。常温のウイスキーを氷にかけると氷が早く溶ける、あるいは割れる原因となり、炭酸水が氷に当たると炭酸が抜けます。グラスと氷の隙間へそっと入れてください。

ウイスキーがおいしくなるコツ③ ステアの方法
ステア(攪拌)の際も氷同士またはバースプーンと氷がぶつからないようにしてください。氷をグラスの中で回転させるだけのイメージでステアします。

ウイスキーがおいしくなるコツ④ 混ぜすぎない
炭酸水を入れたあとは混ぜすぎないよう注意してください。炭酸が抜けます。グラスやウイスキーを冷やす際はしっかりとステア(攪拌)しますが、炭酸水の投入後は、掻き回すというよりはバースプーンを数回底から持ち上げるだけでOK。

ウイスキーがおいしくなるコツ⑤ イージーに
お酒の飲み方に「こうしないといけない」はありません。割る比率は正確でなくてもいいですし、道具を揃える必要も上記を守る必要もありません。自分のできる範囲で楽しむのが一番。


ウイスキー用語集②

ハイボール
ハイボールとは厳密にはウイスキーを炭酸水(ソーダ)で割ったものではなく、スピリッツ+ノンアルコール飲料のカクテルになります。ウイスキーではなくラムや焼酎、ソーダではなくジュースなどを使ってもハイボールです。現在の日本では「ハイボール=ウイスキー+ソーダ」が浸透しているので、ウイスキーのソーダ割りと言わずとも通じますし、コーラで割ったものはコークハイ、ジンジャーエールで割ったものはジンジャーハイというような呼び方が一般的になっています。

シングル&ダブル
ウイスキーにおけるシングル・ダブルはウイスキーの量を指しています。一杯がシングル、二杯相当がダブル。シングルの量は国によって異なります。日本ではシングル=1オンス=約30mlで、ダブルはその倍の約60mlです。シングルはワンフィンガー、ダブルはツーフィンガーというような呼ばれ方もします。これはグラスの底に指を当てたとき指一本分がシングル、二本分がダブルの量になるからと言われています。すなわち、メジャーカップがなくとも指で計量することが可能なのです。

ショット&ジガー
ストレートで飲む際、一杯をワンショットというような言い方をすることがあります。ショットの語源はアメリカ。ワンショットは1オンスです。ジガーも同じくアメリカの液量単位で、こちらは1.5オンス。アメリカでのシングルは店によって量が異なりますが、1ジガーであることが多いようです。

バッファロー・トレース
現存する最古のバーボンの蒸留所。蒸留所と同じ名のバーボンやプレミアムバーボンとして知られる「ブラントン」などを製造しています。

サントリー
言わずと知れた日本の飲料メーカーで、ジャパニーズウイスキーも多く生産しています。また、アメリカの蒸留所を多く買収しています。「ジムビーム」や「メーカーズマーク」もそのうちの一つです。


おわりに

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
ご紹介しましたのはウイスキーのほんの一部に過ぎませんので、拙本がウイスキーの世界への入り口となりますことを願っております。

繰り返しになりますが、けっして無理な飲酒を勧めるものではありませんので、ご自身の体質に合ったお酒とのお付き合いをお過ごしください。

ちなみにアルコール代謝は二段階構えになっています。
アルコールはアセトアルデヒドに、アセトアルデヒドは酢酸に分解されるのですが、日本人も含まれるモンゴロイドは後者の働きをする酵素が遺伝的に少ないまたは無い人が多いそうです。
ヨーロッパ人などのコーカソイドは酵素を必ず持っています。
つまり、混血の赤安はお酒に強い・弱いどちらにも当てはまる可能性があるということですね!


引用・参考文献

  • 青山剛昌原作『名探偵コナン 赤井秀一&安室透 シークレットアーカイブス』小学館

  • ジーン・ファクトリー編集『ウイスキーの基礎知識』枻出版社

  • 土屋守『人生を豊かにしたい人のためのウイスキー』マイナビ出版

  • リード・ミーテンビュラー『バーボンの歴史』原書房



なお、12月17日開催の大観覧車の頂上でDR2023でも頒布予定です。