マッチングアプリはいいぞ。
心の奥に封印していたけど、昔好きだった男友達がいる。
とあるきっかけがあって
出会った時のことをふと思い出した。
リアルの恋愛ってドキドキするよね。
甘酸っぱくて、少し苦い。
好きなのに上手に気持ちが表せなくて
一緒に下ネタばっか言って笑ってた。
今思うと
「そりゃ異性として意識されないでしょ」と思うけど
当時の私には、それが精一杯の努力だった。
女友達に「え!?あいつがタイプなの!?デート誘いなよw」と押されたけど
デートなんて誘えるわけがない。
可愛いと褒められることもないし
スタイルも良くないし(当時BMI23越え)
女を出したらキモいと思われるかもしれない。
なにより
もしフラれたら他のみんなとも顔を合わせづらくなってしまうのが怖かった。
結局、飲みにいこ!と言えるようになったのは
男友達が結婚してからだった。
「奥さんはどんな人なの?」と、私が平気なフリをして聞くと
「めちゃくちゃ肉食系で、デート中に胸を押し当ててくるような人だったよ」と
笑いながら彼は言った。
スリムでモデル体型なのかなと思ったら
「ふっくらしてる」と言った。
『私にもチャンスがあったのかな』なんて
おこがましいってわかってるけど
思わずそんな言葉が脳裏によぎった。
だけど実際には
デートにも誘えなかったような私に
1ミリも勝機はなかったと思う。
胸を押し当ててくるような積極的な女性が選ばれたのだ。
失敗を恐れず
リスクをとった人間が、選ばれたのだ。
マッチングアプリはいいぞ。
知らない人同士がマッチングするから
関係性が壊れることを心配せずにアタックできるし
お互いに元からうっすら好意がある前提だから
がんばって笑いをとったりする必要も
勇気を振り絞ってデートに誘う必要もない。
私みたいに、リアルでモテなかった人間にとっては
マッチングアプリは有難い存在だ。
その男友達の一件があってからは
マッチングアプリの存在がより有難いと思えるようになり
一人一人の出会いを大切にできるようになった。
いいなと思う男性に躊躇せずグイグイいけるようになった。
今の夫は、マッチングしてすぐに電話して
翌日のデートをとりつけた。
好意も出し惜しみしない。
後悔するのはもうたくさんだ。
そして、これを読んでる皆さんにも後悔してほしくない。
「自分なんてどうせ...」って卑屈になって受け身で待っていても
待っているのは
好きな人の結婚報告を聞いてガッカリする
甘酸っぱくて、苦い未来だけだ。
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