マイホーム忘備録②

皆さん今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
手首の謎の痛みをロキソニンを朝昼晩飲んでしのいでいます。スプラがしにくくてバンカラマッチばかりしているこの頃です。

土地とHM決めの流れ

前回の続きです。
その前に皆さんは注文住宅が完成するまでの流れは知っているでしょうか?実家はずっとマンション住まいだったので私は全く知りませんでした。土地を持っていない人はまず土地を買うことになるんですが、場所選びって大変……。家族がいれば勤め先や学校への距離とか譲れないものが出てくるはずです。都心に近いほど高く、便利な路線沿線もまた高くなります。なので利便性を取って土地にお金をかけるか、なるべく安い土地を選んで建物を豪華にするかの2択になるかと思います。ちなみに我が家は後者です。不動産屋に行かなくてもHMに言えば大抵の場合探してくれます。会社が所有している物件だと仲介手数料がかからないのも嬉しいですね。

そして気に入った土地を見つけたら買付をするんですが、ほとんどの方はキャッシュではなく住宅ローンを組むことになります。しかし住宅ローンは土地だけの購入には出してくれません。ちゃんとそこにこんな家が建ちますよ、というものも出さなければならないのです。なので土地を買う=HMも決めるということです。親切なHMであればFP相談を紹介してくれます。もちろん個人で探すのもありです。本当に借入金額が無理のないものか、今後のライフイベントなどでいつ出費がいくら必要なのか表を出してくれます。それを元に最終的な金額を銀行の事前審査に出すわけです。買付前に忘れずに事前審査をしましょう!
買付を出したら契約までは一週間くらいしか期間がありませんのであらかじめプランの大枠は作ってもらうようにしましょう。
※注意点 土地を買う時期によって税金の金額が変わる可能性があります。買った年の12月までに家が建っていないと住宅ローン控除が受けられず数十万飛びますので計画的に進めましょう

HM選び

さて難航しているメーカー選びですがだいたい絞られてきました。
今回はzoomで打ち合わせをした所の感想を書きます。

アイ工務店

中堅の会社さまでほとんど広告をせずその分価格を抑えて良いものを作るという指針です。また地盤改良費が0円、搬出などがある場合には10万円だけで工事してくれるようですすごい!惹かれたところは断念剤が吹付+気密テープを採用している点です。普通はふわふわした綿のようなものを入れるのですが吹付は専門業者が作業してくれます。吹付るとホイップのようにモコモコになります。こいつのいい所は気密が取りやすいのです。しかし火災には弱いです。
他には瓦が標準という点です。瓦だと自然災害で落ちてきそうなんですが、今はきっちり固定される仕組みのようで性能も良さそうです。外壁のメンテナンスも安いそうです。設備も樹脂サッシペアガラス、第一種換気なのでとても良き。送ってくださったパンフレットも素敵なデザインがたくさんあり、参考にさせてもらいました。

レオハウス(ヤマダホーム)

レオハウスさまはいつのまにかヤマダホームグループになっててビックリです。もちろんヤマダホームさまの商品も売っています。やはり大企業ですから提案力も機能も十分そうでした。が、あまりピンとくるものがなかった……。自由設計できちんと耐震等級が取れているので悪くはないって感じですね。

アキュラホーム

こちらも中堅の会社さまです。最近はキリンさんが住める家というキャッチコピーでCMしてますね。展示場に伺ったのですがマジで広かった……。目玉の大開口の窓も素晴らしかったです。でも期待より寒かったかな。一度zoomで説明を受けていましたので最初は展示場の設備や仕様などを説明してもらいました。インテリアはスタイリッシュな今どきの注文住宅という雰囲気です。広めの和室は天井に板張りがされていたりととても豪華で、反面自宅に再現するにはだいぶん難しいとほとんどお客さん気分で見てました。二階にスキップフロアがありそこも畳スペースになっていてこちらは一般庶民でも取り入れられそうで素敵でした。小屋裏収納もありましたが自宅には老後のことも考えつけることはしないと思う。
zoomの時の営業さんは急で来れなかったのでかわりに同い年くらいの若い方が付いてくれました。はつらつとした方で、やはり同じ年ごろなので話しやすかったですね。夫はzoomに参加できなかったので一から丁寧に説明を受けました。HMは施工は下請けに出すのが一般的ですが、アキュラホームさまは社長が大工出身ということで現場を大切にしています。なので直接施工をしている珍しい会社です。
その後ローンや土地の購入時期、その後のフローなどを聞きました。大手ほどではないですがローコストではない求めていた質と金額で候補トップになりました。

スウェーデンハウス

知っている人は多くないかもしれません。CMや広告費を削減してその分還元していく素晴らしい理念です。簡単に説明するとスウェーデンの輸入住宅を扱っている創業40年くらいの企業様です。施主の事をオーナーと呼び、家を建てて終わりではなくオーナー同士の交流の場があったりします。そして一番の特徴として窓があげられます。日本の住宅では引き違い窓のアルミサッシや樹脂サッシが主流で、窓ガラスも1〜2層です。どうしてもこの作りだと隙間が生まれてしまうのでスウェーデンハウスでは標準で全ての窓がトリプルの分厚いものになります。また木のサッシが使われているので断熱性がとても高く、業界でもトップクラスの性能です。他にも180度回転する特製があり手入れが簡単です。
スウェーデンという寒冷地ならではの作りとして断熱性に力を入れていて、家は何代にもわたって住み続けるものであるという考えがあります。日本の住宅の寿命は約27年と短いので100年以上変わらない住み心地、耐久性においても優れています。よくHMの営業マンが関東でそのレベルはオーバースペックです!と言う方もいますがそんなことはないです。だって空調を効かせなくても快適なので電気代がほとんどかかりません。確かに他社様で全巻空調もありますが、やはり機械なので壊れもするしメンテナンスもかかります。スウェーデンハウスはそれがありません。ランニングコストが無いわけではないです。数年おきに窓枠やドアを塗装し直す必要があります。その頃には家に愛着がわいて家族で楽しく塗っているところが多いそうです。長々と書きましたが気になった方は調べてみると北欧の素敵なお家がたくさん見られます。性能に比例して価格帯もかなり上です……その分ブランド力があり周りに自慢できる感じですね。
総合展示場で10社くらいある中でもやはり外観で目を惹かれましたし迷いませんでした。驚いたのがスタッフさん含め基本スリッパ無しという所でした。もちろん言えば出してくれますがそれだけ製品に自信があるのだなぁと思いました。しかも無垢材なので肌触りがいい!これも標準で付いてきます。皆さんはイッタラやマリメッコとか好きですか?私は割と好きです。北欧の配色が好きなんですよね。なんと言えばいいのかわかりませんがとてもあたたかい雰囲気でまるで実家のような安心感がそこにはありました。今回は夫の職場の上司から紹介を受けたかたちで伺いましたがとても丁寧に対応してくださって好感度が上がりました。高級メーカーではありますがSAKITATEという商品があり、ある程度決まった大きさにはなりますがセミオーダーのような規格住宅があります。あと規格の平屋もあり大雑把な概算を出していただき、工夫すれば無理しなくても手が届きそうでした。であれば2人の意見としてスウェーデンハウスにしようと決めました。まだ契約はしてないので一旦他社さまと話を進めるのはやめて、内容がごちゃ混ぜになる危険もあるため一本で話を進めていきます。

ちなみに5時間話してたらめちゃくちゃ疲れました。卓は疲れないのにね。

金利の増減幅が0.5%まであがってしまいえらいこっちゃ……。年始は結構不動産の動きがあるらしいので情報を仕入れつつ、検討中のものを現地に見に行ったりします。上で書いたように買付を出した後は超特急で話が進むので若干不安がありますが、素敵な家が建つことを祈ります。

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