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2024.1.5_自意識の解体と、


自意識を解体すること、それをすすんで引き受けること、それが私の考えること、その自意識の解体と再生を自らすすんで引き受けること、それが写真家として止む事なく私が考え、引き受けつづけることである(中平卓馬)

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私は、“私”にとても興味がある。
なぜこの人にこのタイミングでイライラするのか、この文章が沁み渡るのか、胸に湧いてくるこの感情はなにか。
考え方の癖、行動の理由を知りたい、知りたい、知りたい。

自分自身に纏わる「なぜ」を追求することは、渾然一体となっている“私自身”から、少しずつ“私の一部”を、切り出していく行為であり、それらを俯瞰して見ることで世の中との接続点を見つける。その時の自分の納得する理由、気づいていなかったつながりを見つけると、少しだけ深みのある人生になった気がするのだ。

自分を通じて世界を知るこの作業、嗜癖を自意識の解体と捉えてみるならば。その先にある再生とはなんだろうか、ゆっくり考えてみよう。

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