俺は盛り塩を盛るがそれだけではない。
ダイソー。
超大手100円ショップのダイソーだ。日本中に店舗を展開しており、文房具からトンファーまで100円で購入することができる価格の破壊神だ。
トンファーは探したことはないけど多分あると思う。なかったらごめん。
仮になかったとしても売っているものを組み合わせたらトンファーも作れるだろう。ならば俺は嘘をついたことにはならない。
閑話休題、ある日俺はそのトンファーショップダイソーを歩いていてこれを見つけた。
八角盛り塩器だ。もちろん購入した。盛り塩を盛りたいからだ。
盛って、魔を避けたりしたいんだ。
反対側には丁寧に盛り塩の盛り方が説明してある。
「ひっくりかえしてできあがり♪」
♪なんてつけちゃってるけど盛り塩ってそんなにカジュアルなものだっただろうか。
そういえば盛り塩の起源について学生時代に先生がやけにエッチな説を教えてくれたのを思い出した。さっき調べたらあんまり信憑性がない説らしい。
大きさはこの程度だ。比較のためにキュウレンジャーのおもちゃと並べてみた。
キュウレンジャーを見ていない人のためにサメのフィギュアとも並べてみた。
中はこうなっている。穴をじっと見ていると吸い込まれるような錯覚を覚える。(ウソだ)
早速盛り塩を盛ってみよう。
穴に塩を詰める。指に乗った塩は後でなめた。
伏せる。あとはこの八角盛り塩器を外すと完成だ。
いや崩れるでしょこれ。どう考えても。外したらズサーッて。
ね。いや崩れてねえ。
盛れた。俺にも盛り塩が簡単に盛れた。俺は八角盛り塩器の力で盛り塩を盛る力を手に入れた。
世界には何人盛り塩を簡単に盛ることができる人間がいるだろうか。俺はその一人だ。
俺はただダイソーで八角盛り塩器を買うだけでこの力を手に入れた。
もちろん盛り塩を二つ盛ることもできる。八角盛り塩器の力を使えば容易いことだ。
三つだ。今の俺はその気になれば盛り塩を三つ盛ることもできる。
もちろん八角盛り塩器の力を使えば塩以外のものを盛ることも可能だ。それを証明しよう。
この禍々しい姿を見ろ、盛り塩こんぶだ。八角盛り塩器の力を使えば塩こんぶを盛ることもできる。
勿論、塩味以外の物を盛ることもできる。名前に惑わされてはいけない。
詰めて、盛る。
盛りアポロだ。八角盛り塩器に溶かしたチョコをうまいこと詰めて冷やしたら盛りアポロを作ることもできる。すごく食べにくかった。
これで八角盛り塩器の力をわかってもらえたことだろう。
皆も思い思いの盛り塩を盛って豊かな暮らしをおくってほしい。
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