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どれを選ぶ?ビザの種類と申請方法

まず視察の人は、エレクトロニック・トラベル・オーソリゼーション(Electronic Travel Authorization, ETA)を取得


日本からニュージーランドに初めて訪れる場合、最も入国しやすい方法は「ETA」と呼ばれる電子渡航許可書を取得することで、90日以内の滞在ができます。【このETAはビザではない】のですが、入国時に必要な手続きで、私自身、頭がこんがらがったので、皆さんの頭の整理のために書いておきます。

90日間もあれば、観光はもちろん、学校見学から地域の視察まで十分です。まずは、このETAだけ取得して渡航視察もアリです。

NZeTAの申請方法

ニュージーランド移民局のウェブサイトで、申請用オンラインフォームにアクセスし、以下を記入していきます。左側の「New Zealand visas」をクリック。

  1. フォームに必要事項を記入し、申請手数料を支払います。もし記入方法がない場合はググってみてください。それでも分からない場合は、私にお問い合わせください。必要事項には、パスポートや個人情報、旅行目的や滞在期間、健康状態などが含まれます。

  2. 申請が承認された場合、NZeTAが発行されます。承認までの期間は、通常は数分から数時間かかりますが、状況によっては24時間以上かかる場合があります。

  3. 承認通知が受信されたら、NZeTAの電子メールまたは印刷物を取得し、入国時に提示する必要があります。NZeTAは、有効期間内であれば、入国前に複数回使用することができます。

NZeTAの申請にかかる期間は、通常は数分から数時間ですが、申請者の状況や移民局の混雑状況によって異なるため、余裕を持って作業をしましょう。とはいえ、所感としては、最低3日見積もればいいでしょう。この申請は難しくありません。航空券を買ったら、時間のあるときにさっさとやってしまいましょう。(出国前はどんどん忙しくなります)


余談ですが、冒頭に書いた、筆者がこんがらがった件を念のため書きます。何に混乱したかといえば「ETA」です。
これって、ニュージーランドETAは「NZeTA」と書かれるんです。このシンプルな事実を全く知らなかったせいで、時間を無駄に浪費しました…。なんでやねん、なんでEが小文字に変換されるねん…。皆さんはどうぞ、同じ轍を踏まないでください…。

短期移住はビジタービザ(Visitor Visa)


90日以上かつ9か月間滞在する場合は、「観光目的での短期滞在」を目的としたビジタービザ(Visitor Visa)がおススメです。

さて、この話を本格的に紹介する前に、前述のETA、つまり「NZeTAとビザとの関係」をきっちり書いておきます。
NZeTAは入国時、パスポートと共に提示する必要があります。ビジタービザとNZeTA(有効期間は最長2年)の双方が必要な場合は、それぞれ別々に申請する必要があります。
ですので、今から綴るビザについてはどれも、ちゃんとNZeTAを取ってください。

さて、ビジタービザの話に移ります。わが家はこれで行きました。
うちは、子供を一学期(ニュージーランドでは1タームと呼ぶ)だけ、現地の小学校へ通わせると決めていました。よって、ビジタービザの上限である「9カ月以内の滞在」にあたると判断し、家族全員分をこれで申請し、渡航したのです。

さて、ここで、読者の方の中に、「子供は学生ビザでなくていいのか?」と気づいた方がおられるかもしれません。実際、筆者も学校や留学エージェントの方から、子と私(母親)のビザについて、次のように指導頂きました。

「お子さんは学生ビザ(Student Visa)で、お母さんは保護者ビザ(Guardian Visa)を申請してね」

そう言われると、それ以外の選択肢はダメなのか、と混乱しました。実際、その手続きをすることが王道なのだろう、と思いつつ、何しろ、英語で申請するわけですから、別々のビザの書類を作成するのが面倒くさい、という思いが先行して、なんとか楽して家族全員分、たった一種類の書類作成で済ませたかったのです。


で、結論から言いますと、無視して大丈夫でした。
すみません、と謝るべきかもわかりませんが、ともかく大丈夫です。


ただ、この「大丈夫」というのが、1人で作業をしていると非常に心許なく、落ち着かないものです。不安です。何しろ初めてなんですから。気になる人は筆者に、ご連絡いただければアドバイスできるかと思います。

以下に、オンラインのビジタービザ申請法を書いておきます。


申請方法と費用

<手続き>ニュージーランド政府の公式ウェブサイト「Immigration New Zealand(移民局)」からオンライン申請できます。

<申請費用>1回あたり約12,000円~
<取得条件>申請者がニュージーランドの入国要件を満たしていること。
①入国時に有効なパスポート
②帰国時に十分な資金
③滞在期間中に行動する計画や目的を示す書類など
※治安上の問題がある場合や、犯罪歴がある場合は、ビジタービザの申請が拒否されることがあります。

最後にまとめとして、その他のビザ情報をご紹介します。

その他ビザ情報


1.学生ビザ(Student Visa)- ニュージーランドの認定教育機関での学習を目的としています。このビザには、コース期間中にパートタイムで働くことができる制限付きの労働許可が含まれています。

2.仕事ビザ(Work Visa)- ニュージーランドで働くために必要なビザです。雇用者がスポンサーになって、申請者が必要なスキルと経験を持っていることを証明する必要があります。

3.ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)- ニュージーランドで働きながら旅行することを目的としている18歳以上30歳以下の申請者が対象です。ただし、同じ雇用主で6か月以上働くことはできません。最大滞在期間は12か月で、年間50か国の枠が設けられています。

4.ビジネスビザ(Business Visa)- ニュージーランドでビジネスを行うためのビザです。投資家、起業家、自己雇用者、およびビジネス訪問者が対象となります。ビジネスの種類によって、発行されるビザの種類が異なります。

5.永住ビザ- ニュージーランドに長期滞在し、永住権を取得したい場合に必要なビザです。永住ビザは、スキルや投資などに基づいて取得することができます。永住ビザを取得すると、ニュージーランドでの労働、教育、医療などの福利厚生を受けることができます。

6.スキルビザ- 特定の職種で働くために必要なビザです。職業によってビザの種類が異なり、申請者のスキルや経験に基づいて発行されます。スキルビザを持っている場合、自分のスキルや専門性に基づいてニュージーランドで働くことができます。

7.パートナービザ-ニュージーランドにパートナーがいる場合、パートナーのビザに加えて自分自身のビザも申請することができます。パートナービザは、ニュージーランドでパートナーと一緒に滞在するために必要なビザです。


なお、これらのビザに関する正しい知識は変更の場合も踏まえ、ニュージーランド移民局のウェブサイトでご確認ください。


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