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ラーメン丼をカウンターに戻すことについて

ラーメンが大好きです。3食ラーメンでも構わないし、外に食べ行く他に自分の家でもラーメン作ったりします。


立地上、家系ラーメンを食べることが多いですが、どの系統のラーメンもみんな好きです。ラーメン博愛主義です(笑)


ちょっとコアな層に受けるというか、ストイックなラーメン専門店というか、そういうところでは、ラーメン食べ終わったあと丼をカウンターに戻し、台拭きでカウンターをきれいにしてから出ていくお客さんが多いように見受けられます。個々人の気持ちでこれをやっているうちはいいんですが、(日本ではよくある光景というか)それが客の間での暗黙のマナーのようになっている感じを強く感じます(だいたい店の方はそんなこと気にしてない。だいたい、どんだけ客がテーブル拭いたって、それで店の人が拭かない訳じゃないですしね)。もし、それをしない客がいれば「何だこいつ、丼をカウンターに戻して、カウンターくらい拭いていけよ、素人が!」というような雰囲気というか。


自分は、確固たる意識(?)を持って、丼をカウンターに戻しません。特に家系店舗メソッドを知っていればわかると思うのですが、カウンターの向こうはすぐ調理台であったり、スープあるいは麺茹での寸胴があります。もし、手が滑って戻した丼を向こう側(厨房側)にこぼしてしまい、スープ寸胴にでも入ってしまったらどうしますか?特に、家系なんてアブラアブラですから丼は大変滑りやすい。客として善意でやっている、でも、その結果、スープ全滅なら、営業中止です。


そのリスクを考えて、あえて自分は丼は戻しません。店員さんに任せます。先にも書いたけれど、丼戻し&テーブル拭きはあくまで客個人の自己満足でしかありません。その自己満足を満たすために、愛するラーメン店の営業中止リスクを犯したくはありません。


店によっては「スタッフ少なく、食べたあとの丼をカウンターに戻してください」的な但書のある場合があります。勿論この場合は、喜んで協力させていただいています。


長くなりましたが、客側の自己満足的暗黙マナーは気分の問題以外にも実害が伴うので、自分でやるのはせめて構わないまでも、押し付け、同調圧力っぽいのは一度考えてみてはという話でした。


P.S.そうそう、大好きな著書の一つ「ラーメン大好き小泉さん」にも少し言及されていますが、丼戻し文化は関西ではないような書かれ方でしたね。


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