森の民に伝えたい四季の詩

あ。どうもこんばんは。
先にちょっと説明を…
このnoteいつもご覧になって下さる、それはそれは海よりも宇宙よりも広い心を持った皆さま。今回はコンサート全く関係ありません!
なので、スルーしていただいて大丈夫です。

Xの方で森博嗣ミステリィ作品四季サーガ真賀田四季のイメソンをクラシック曲で上げて、解説いるな…ほしい方いたら書きますって言ったら、本当にお優しい方が解説ほしいよって言っていただいたので、書いてみました。

真賀田四季のイメソンはこんな感じで考えていた!!
初心者クラオタが送る森の民に理解されたいイメソン解説!!!!(?)

一応言い訳しておくと、クラオタ歴の浅い初心者がお送りしておりますので、曲の解説なんかは、つまみ食いした知識から引っ張り出してきているので、雰囲気だけお楽しみください(?)
ガチのクラオタのみなさん!!!もし万が一見かけた方は怒らないでください!!!もしくは正しい知識をお寄せください!!!!全力で勉強します!!!(自分でやれ)

曲はこちら
ロベルト・シューマン:天使の主題による変奏曲(正式名称:主題と変奏)

こちらですが、シューマンというドイツの作曲家が事実上最後に書いたピアノ曲です。
天使の主題による変奏曲の名前は日本での俗称。ドイツ語のGeistervariationenの意訳と言われております。

なんでこの曲が真賀田四季のイメソンなのかってところですが、
日本語の俗称「天使の主題による変奏曲」のタイトルからの連想とこの曲にまつわるちょっとした曰くから来ています。あと曲の雰囲気もそうですね…

まず、タイトル。これはうっすら気が付いている人は気が付いていると思いますが、

天使=真賀田四季

この構図です。
真賀田四季といえば、白い衣装・赤い唇・そして天才。
森博嗣世界の中での真賀田四季はもう超天才です。
全人類にとって、もはや天才という括りすら生ぬるい、もはや神と等しい存在として登場します。
つまり、神からの使者、あるいは神と同一の存在=天からの使い=天使
簡単にいうとこんな感じです。

これは半分言葉遊びですが、ここからが割と本番というか、120%個人的な思考で繋がりを見出してしまった哀れなクラオタだと思ってください笑

最晩年のシューマンは、精神病を患っていたと言われています。
実際精神病理の世界でもときどき取り上げられるシューマン。
症状の中に、幻聴や幻覚も含まれていたとされますが、そんなシューマンが亡霊が歌ったひとつの主題の幻聴を聴き、それがこの曲の主題になったと。
そして、この曲を清書中に入水自殺を図ります。

シューマンが聴き取った主題。音楽における主題とは、曲全体の核になる旋律のことを指します。これを天使の歌と置き換えると、真賀田四季の歌った歌。
つまりは四季の残した言葉、と置き換えられます。

シューマンにはクララという奥さんがいますが、(凄腕のピアニストでシューマンが溺愛していた奥様。シューマンのクララへの執着はそれはそれは身の毛もよだつほどの…とここでは割愛)晩年の作品はほとんど破棄され、この曲だけが残ったといいます。さらに、シューマンが残したヴァイオリン協奏曲にこの主題に酷似した旋律があり、演奏をすることを禁じたほどでした。

そんなこんな曰くのあるこの曲ですが、聞いてみると、不思議と穏やかなのですが、どことなく背後に何とも言えない足元の不安定さを感じませんでしょうか。

クララが演奏を禁止にしてしまうほどの主題。これを「四季の言葉」と置き換えると、なんだか妙なリンクを覚えてしまう。
四季の言葉は、凡人にはなかなか理解しづらい。しかし、一定の時間、その時が来ると四季の言葉の意味が分かる。
無駄なことは言わない、我々の想像もつかない遥か未来のことまで完璧に予測し、その言葉を残し、残された者たちを見守る。
四季に見染められた人々はみなさんご存じの通り、まるで四季を神のように信奉していく。

そんな四季の放つ言葉のイメージと、シューマンが聴き取った妄想とも言えるが、まるで本当に神から受け取った言葉を書きとったかのような主題。それがリンクしてしまったわけです。

そして、それは側から見れば、とても危険に見える。
たとえば、四季に気に入られてしまう犀川創平に西之園萌絵が四季に犀川が取られてしまうと恐れるように、神と等しい存在から与えられる言葉に翻弄されるのは人間の性みたいなものかなと。なんとなくニュアンス伝わってくれます?(伝われ)

クララが演奏禁止にした気持ちが少しわかるような気がしてきます。
いわゆるまともな精神状態で作られた曲ではない、そういう霊感の強い旋律だからこそ、誰かに与える影響がなにかしらあるのかもしれないと思ったのかも……なんていう妄想がはかどります。強い思念というのは、人に大いに影響するものだし。

この曲にはびこる、霊感の強い穏やかな旋律と背後に横たわる不安定さが、天使とか神とかそういった超人さと、人を狂わせてしまう悪魔的な魅力その2点が共存している真賀田四季を連想してしまう。

まぁこんな背景からこの曲といえば真賀田四季。真賀田四季のイメソンだなぁ…と勝手に思っているのでした。

こんな解説でつたわるのか!!!?????分からないけど解説でした!
お読みいただきありがとうございました!!!