百鬼夜行に臨んで

2015年11月6日(金)「椎名林檎と彼奴等が行く 百鬼夜行2015」@NHKホールに行ってまいりました。現状まだ先が長いツアーなので、セトリ含むネタバレはツイッターでは控えましたが、こちらでは書く!書くよ!

そんな訳で以下ネタバレ有りまくりのライブ感想です。無駄に長いです。------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


恐らくチケット争奪が激戦であっただろう今回のツアーの東京公演。東京は八王子オリンパスホールとNHKホールの2会場計4公演。ひとまず林檎班の先行抽選で八王子を第1、第2希望にして申し込んだものの、当たったのはNHKホール6日公演の一日のみ。八王子で観たいようという思いを諦めきれずその後のモバイルサイト抽選、初回CD購入者特典抽選、一般抽選、ぴあ限定抽選と申し込むものの悉く外れまくり。ノー。                 ひとまずチケは取れてる。贅沢は言わんどこということで八王子公演は諦め、来る11月6日を待つ日々。そしてふと思う。去年の林檎博’14は日出処リリース後ということで、当然その最新アルバムからの曲を中心に構成されていたけれども、はて今回は?まあシングルは2枚切ってきてるからそこはやるとして、他は何の曲をやるのだろう。椎名さんのライブは毎度予想がつかないとはいえ、今回は更にさっぱり読めない。百鬼夜行と銘打つぐらいだからなあ・・・うーん・・・と考えてもわからないので、公演前は過去曲をひたすら繰り返し聴いておりました。

当日までセトリを見るのを耐えに耐え(しかし「きらきら武士」をやるという情報は仕入れてしまいつつ)6日は17時になった瞬間「お疲れ様です!」と顰蹙モノの勢いでダッシュ退社をキめいざNHKホールへ。いや物販欲しい欲しいと思ってダッシュしたのですが、着いてみたら屋外での販売は終わってるー!その後会場内販売になると知り、向かっている連れを待たずとっとと入場待機列に並ぶ。狙っていたラマント(いや本当に今回こういう商品が出てるのですよ)は売り切れていたため、矛先を変え目的の物を無事に購入後、連れと合流しお着替えしてお席へ。ちなみに私椎名さんのチケは毎度ファンクラブ先行で取るのですが、まあアリーナ席が当たったことはほぼないです(東京事変の解散ライブぐらい)今回もご他聞に漏れず2階席だったんですが、言うてもホールクラス。表情は流石に双眼鏡のお世話になりつつも、姿形は肉眼視認できるレベルで、NHKホールはかなり観やすいハコでございました。


で、19時過ぎいざライブ開始。もうね・・・もうとりあえずセトリをご覧になってみてください。

1.凡才肌

2.やさしい哲学

3.いろはにほへと

4.尖った手口

5.労働者

6.走れゎナンバー

7.神様、仏様

8.現実に於て

9.現実を嗤う

10.SG ~Superficial Gossip~

11.熱愛発覚中

12.とりこし苦労

13.至上の人生

14.ブラックアウト

15.迷彩

16.罪と罰

17.セーラー服と機関銃(浮雲)

18.Σ

19.警告

20.マヤカシ優男

21.名うての泥棒猫

22.真夜中は純潔

23.きらきら武士

24.華麗なる逆襲

25.御祭騒ぎ

26.長く短い祭

27.群青日和

28.NIPPON

アンコール:

29.青春の瞬き

30.二人ぼっち時間(エンディング映像)


エンディングまで含めて30曲・・・!しかもこれやる!?って曲が結構ぶち込まれてます。2曲目にいきなり「やさしい哲学」ですよ。「SG」「熱愛発覚中」もですが、バンド編成なのに打ち込み曲をがつがつ組み入れていただき、大変嬉しい。他ファーストアルバムから「警告」、東京事変楽曲「現実に於て」「現実を嗤う」、「ブラックアウト」、カバーの「名うての泥棒猫」「華麗なる逆襲」、さらには「罪と罰」などのヒットシングルまで大放出!大盤振る舞い!あと、個人的に激アツかったのが「Σ」ですよ。イントロが流れ出したときは「Σやんのー!!!」っていうもうテンション激ブチ上がりまくりですよ。 今回は「ライブじゃもう聴けないだろうな・・・」って思っていた曲がかなりあって、有る意味去年の林檎博よりお祭感満載という印象でした。(お祭騒ぎも実際やったしw)                           改めて今回神セトリと言われるのは納得です。

してバンドメンバーの「彼奴等」ですが、最近のライブですっかりおなじみのメンツでした。リヅム組はとりたまさん、ギター組に名越さん浮雲さん、鍵盤にヒイズミさん、ブラス隊に村田さんと・・・あとお2人のお名前がわからない。あの恰幅の良い方のお名前は何と言うのだろう。後ほど林檎博のディスクで追います。すみません。                         しかし改めて豪華メンツです。もし・・・もし億が一このメンツで事変再結成したら・・・相当熱いですよ。いやないと思いますがね。。。

アンコール後には「ヒズモリさん」の仕切りによる「メンバーが語る椎名林檎」というトークテーマがww 6日はぶっつけで豊夢さんがご指名されて一生懸命語るも椎名さん曰く観客の「静かな引きっぷり」笑。いやこちらは全然引いてなかったのですけれどもね。しかし豊夢さんめげずに結構喋ってた(笑)なんかこういう感じってバンドならでは、しかも場所によってトークが変わるのもツアーならではだし、事変を思い出してしまったのは私だけではない・・・のではないかなあ。いやしかし再結成はないと思ってるんですが(しつこい)

今回は個人的に前述した通りかなりフワフワとした気持ちというか、大枠が見えない状態で鑑賞しつつも、やはりこちらの斜め上をいく選曲でもって都度都度気持ちを持っていかれるという・・・なんか不思議体験でした。私がレコ発じゃないライブに慣れていないからかもしれないですが。なので、できればこのセトリを知った上でもう一度焦点を定めてじっくり観たいなあと思います。機材開放席は毎回出るっぽいのでどっかで取れないだろうかと算段中です。(懲りてない)

椎名林檎と彼奴等を観にいくか悩んでいる方がもしいらしたら「いやいやいやヒャクパー行くべき!」と背中を押しまくりたいぐらいにお勧めであります。



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