統合失調症を体験して #11

第4章 カラーセラピーとの出会い

カラーセラピーを始めたきっかけは、自分を癒したかったから。

10年くらい前に、オーラソーマを知って、自分の選ぶカラーボトルで、過去 現在 未来の状況が知れて、何よりも言語化出来なかったモヤモヤを吐き出せたことが自分の解放に繋がりました。

私はストレスがかかると、精神的なものから咳が止まらなくなることがよくあったのだけど、内科で治らなかった咳が、オーラソーマで自分が解放され、理解してくれる人がいる安心感からか咳がいつの間にか止まっていたのです。

心と体は繋がっていることを身を持って体感した出来事でした。

仕事を辞めて、結婚して、派遣の仕事に就いて、出産と共に退職。

第1子を出産した頃は、初めてのことだらけだったけれど、まだ余裕があって、心穏やかに育児が出来ていたと、今になって思います。

第2子を出産後、数ヶ月後から眠れない日々が続き、精神を病んでいきました。

現実と夢の境目がわからなくなり、公園に長女と遊びに行った日に、発狂したことで騒動になり、救急車とパトカーが到着。警察に追いかけられ、捕まって、檻に入りました。

大きな何重もの鍵を開けて入る精神病院に連れていかれて、強烈な精神薬を出され、余計に病状が悪化しました。

産婦人科経由の女性とこころのクリニックに切り替え、適切な薬で症状が安定していくまでに時間を要しました。

いきなりの減薬でまた、睡眠障害。

睡眠薬を飲むことで、眠れるようにはなったものの、朝起きれなくなる、など家事にも支障をきたすようになります。

精神薬の副作用で体重が10キロ以上太る、思考がまとまらなくなるなど色々ありました。

でも、減薬が功を奏し、体重が元どおりになり、思考もスッキリ、考えがまとまりやすくなって、体がすっきりとても楽になりました。

お医者さんからは、神経の作用を止める薬なので、体は楽になると思います、と言われました。

ほんとにこの状態になるまでに、しんどい思いを味わいました。

生きているようで、生きていない感覚、というか。子どもたちにも可哀想な思いをさせてしまいました。自分が嫌で仕方がなかった時期です。

女性とこころのクリニックでは、私の場合は自分からあまり話すタイプではないので、3分診療。

状況を聞かれて、薬が処方されるのみ。

じっくり話をやり取りする心理的な療法はほぼされませんでした。

クリニックは女性でごった返しているので、次の患者さんのことを気遣い、私はすぐクリニックを切り上げることにしていました。

でも、心のモヤモヤは取り残されたまま。

どうしてこうなってしまったのか。

どうしたら、自分のストレス解消になるのか。

どうしたら、改善していくのか。

そんな思いを抱えたまま、日々をやり過ごしました。

正直、幼子2人の育児は心穏やかには出来ませんでした。

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