統合失調症を経験して #18

更新が空いてしまいました。
寛解に至る過程を綴っていきたいと思います。

2012年6月に統合失調症が発症して、
公園で奇声を発してパトカーと救急車が駆けつける騒ぎがあり、沢山の人が見る前で警察官に捕まりパトカーで警察署に連行されました。
そこから檻に入れられ、大きな精神科の病院に行きました。鍵が二重にかかる病棟がある、その病院に入院を勧められましたが、同伴していた母が連れて帰ります、と言ってくれたことで、自宅療養生活が始まります。しかし、その精神科で出された薬が強かったため、症状は悪化して奇声を発する。お世話になった産婦人科に主人が連絡を取って、近くの精神科を紹介してもらいました。主治医はその薬は強いので服用を直ちにやめて、違う処方箋を出してくれました。そこから、服用生活が続きます。私もすべてを明確に覚えているわけではないので日記を書いていれば良かったと今になって思います。

そこから2年間の薬服用生活をします。

お薬手帳の2012年6月7日は、ジプレキサザイディス錠5mgを夕食後2錠服用7日分とあります。ジプレキサは興奮や不安を抑え気分を安定させたり意欲の低下を改善する薬です。それが6月18日にはジプレキサ錠2.5mgを就寝前に1錠20日分に変わっています。早い段階で減薬されています。よく眠れなかったのかまた6月21日に来院して、タスモリン錠1mgを就寝前に1錠とノイクロニック錠5を不眠時に屯服で出されています。タスモリンはパーキンソン症候群の症状を改善する薬です。痺れがあって訴えたのかもしれません。ノイクロニックは不安や緊張を和らげ、入眠を促しよく眠れるようにしたり、てんかんの発作を抑える薬です。先生は患者さんの訴えに寄り添ってくれています。それから、
7/6 16日分、7/26 30日分、
8/23 14日分、来院ごとにジプレキサ錠2.5mgが1錠出されています。
9/13にレンデムD錠0.25mg10回分、これは不安や緊張を和らげ、入眠を促しよく眠れるようにする薬です。9/24 ジプレキサ錠2.5mgが1錠10回分、レンデムD錠0.25mgが10日分。
10/4 レンデムD錠0.25mg20日分。10/24 ジプレキサ錠2.5mgが1錠30日分。ここから診療が半月に1度から1ヶ月に1度に変わっています。
12/12 レンデムD錠0.25mg、セロクエル25mg30日分。ジプレキサから薬がセロクエルに変わっています。12/19 セロクエル25mg 24日分。

2013年に入り、
1/9 セロクエル25mg2錠、レンデムD錠0.25mg1錠 30日分。薬が強くなっています。眠剤なしでは眠れない日々が続いているのがわかります。
2/6 セロクエル25mg2錠、レンデムD錠0.25mg1錠、10日分。ここで様子見を終えて、
3/6 セロクエル25mg1錠 21日分に変わっています。
4/3 セロクエル25mg1錠 28日分、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠 15日分。眠剤がレンデムからブロチゾラムに変わっています。
4/30 セロクエル25mg1錠 30日分、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠 15日分。
ここから5月、6月様子見になります。
7/24にブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠を14日分を予備に頂いています。
ここで一旦投薬、診察が終了します。

2014年1月に2回目統合失調症が再発。

処方箋がジプレキサザイディス5mになってます。 1/27 ジプレキサザイディス錠5mgが1錠、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠が7日分、加えてまたジプレキサ錠5mgが1錠が5回分出ています。
2/1 ジプレキサ錠5mgが1錠14日分、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠 が14日分処方されています。
2/14 ジプレキサザイディス錠5mgが1錠、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠 が14日分、
2/28 ジプレキサザイディス錠5mgが1錠、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠 が13日分、
3/13 ジプレキサザイディス錠5mgが1錠、アローゼン顆粒0.5g12日分。アローゼンは便通を良くする薬です。向精神薬は神経系統をシャットダウンしてしまうので、私の場合はどうしても体の働きが鈍くなり便通が良くなく、太ってしまいました。いくらダイエットに試みてもダメでした。通常時に比べて10キロほどは太りました。
3/25 ジプレキサザイディス錠5mgが1錠 28日分、
4/25 ジプレキサザイディス錠5mgが1錠、アローゼン顆粒28日分 、
6/23 セロクエル25mgが30日分になっています。
7/22 セロクエル25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。痺れが酷くなってきたのでお医者さんに漢方薬を処方してもらいました。パッケージのコーラルピンク色と甘い薬に癒されたことを覚えています。
8/15 セロクエル25mg、クエチアピン錠25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 35日分。クエチアピンが増えています。クエチアピンは非定型抗精神病薬 、統合失調症の薬です。
9/22 セロクエル25mg、クエチアピン錠25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 35日分 、
10/27 セロクエル25mg、クエチアピン錠25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 35日分。
12/1 セロクエル25mg、クエチアピン錠25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 50日分。

2015年、
1/15 セロクエル25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。処方箋からクエチアピンがなくなっています。
2/16 セロクエル25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 56日分、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」0.5錠を14日分。また眠剤が追加されています。眠れなかったのだと思います。ただ以前より少なく0.5gになっています。
4/13 セロクエル25mg、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 56日分、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」1錠を14日分。
4/27 ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」0.5錠を追加で28日分もらいに病院に来ています。
5/19 セロクエル25mg2錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 21日分、ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」0.5錠を10回分。
6/8 セロクエル25mg2錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。セロクエルが2錠に強くなっています。
7/2 セロクエル25mg2錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 46日分。
8/15 セロクエル25mg2錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 40日分。
10/5  セロクエル25mg2錠、マグラックス錠330mg1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 42日分。マグラックスは便通を良くする薬です。11月からセロクエルが1錠になっています。
11/16 セロクエル25mg1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。
12/14 セロクエル25mg1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 35日分。

2016年
1/18 セロクエル25mg1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。
2/15 セロクエル25mg1錠28日分。
3/14 セロクエル25mg1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。
4/11クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」0.5錠を10回分。
5/9 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」0.5錠を5回分。
6/6 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠、ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g 28日分。ブロチゾラムOD錠0.25mg「サワイ」0.5錠を5回分。
8/8 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠 35日分。
9/12 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠35日分。
10/17 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠35日分。
11/21 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠28日分。
12/19 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠35日分。

2017年
1/23 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠28日分。
2/20 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠28日分。
ここで一旦投薬と診療が終わります。

また統合失調症3回目が再発します。

2019年
6/18 クエチアピン錠12.5mg「明治」2錠14日分。
7/3 クエチアピン錠12.5mg「明治」1錠。
7/31 クエチアピン錠12.5mg「明治」0.5錠35日分。
9/4クエチアピン錠12.5mg「明治」0.5錠60日分、
10/30 クエチアピン錠12.5mg「明治」0.5錠30日分。

ここで投薬と診療が終了して、今に至ります。

今バァーとお薬手帳を読み直して書いていて、だいぶ薬を飲んでいて、眠れなくて眠剤にお世話になり診療も続けてよく頑張っていたなと思いました。私は精神科の医療と同時に、鍼治療もしていました。鍼治療の先生は1時間かけてみっちり話を聞いてくれ、話してくれる治療でした。どれだけあの時の自分を救ってくれたかと今思い出しても本当に思います。鍼治療の先生は今年の1/14に奥様からLINEに連絡が来て、1/13の午前2時過ぎに居間で倒れて救急隊の懸命な処置にも関わらず3時14分にお亡くなりになった連絡を頂き、年末にも通っていたので正直ショックを隠せませんでした。あの先生が私の心の支えでした。腹の底から笑う先生、私が能面のようだったのに、少しずつ顔に表情を取り戻していったのも先生のおかげだと思っています。鍼の先生をなくした今は、次に統合失調症になったとしても話しを聞いてもらったり、鍼治療をしてもらって自律神経を整えてもらったり、腹の底から笑ってくれる人がいないと思うと、本当に悲しいです。先生との出会いが統合失調症を快方の方向へ向かわせてくれた時思っています。精神科の先生も減薬に取り組んでくれましたが、やはり沢山患者さんを抱えている中、1回の診療は3分でした。それに比べると鍼治療の先生の1時間の診療は本当にありがたかったんです。

今日は長々とツラツラと書いてしまいましたが、診療薬が誰かの参考になりましたら。
統合失調症は診療と同時に誰かに話を聞いてもらう時間を取ることをお勧めします。私の心が開いていった経験から、辛さを吐き出せる所、また違う視点の話を聞いたり自分の視野を広げる場所を持つことはとても大事なことのような気がします。

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