Lianne La Havas/Lianne La Havas ディスク&キラーチューンレビュー

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twitterで「年間ベストアルバム」を書き上げるべく、その週に聞いた音楽のレビューを徒然なるままに書いていく。
7月第4週はLianne La HavasのLianne La Havas。
だらだら駄文をこねていても仕方がないので、下記目次に沿って紹介していく。
・Lianne La Havasとは
・ディスクレビュー
・キラーチューンレビュー

・Lianne La Havasとは

ロンドンを拠点に活躍するシンガー・ソングライター。 ジャマイカとギリシャにルーツをもつ。英iTunesの「アルバム・オブ・ジ・イヤー」に選ばれ、マーキュリー賞やアイヴァー・ノヴェロ賞にもノミネートされたこともあり、海外ではそこそこ知名度があるものの、日本ではまだそこまで知られていない。

・ディスクレビュー

このアーティストの特徴はやはりなんといっても伸びのある歌声とその歌声を引き立たせるようなジャジーでメロウなサウンドだと思うのだが、それが本アルバムでは特に際立っている。Apple MusicではR&Bとしてカテゴライズされているが、実際はR&Bの要素とエモロックやラテンなど様々なジャンルの要素をうまく融合させたような音であり、そんな独自のサウンドが彼女の歌声をより際立たせている。いわゆるミクスチャー的なサウンドなのにもかかわらずメロウな雰囲気を出せているところがこのアルバムの魅力だ。

・キラーチューンレビュー

このアルバムのキラーチューンはWeird Fishes
この曲はこのアルバムっぽい楽曲だなという印象を受けた。全体的にロック調なのにも関わらずメロウな雰囲気が佇んでいる。前半部分では重厚なビートと波のようなメロディに彼女の悲しげな歌声をのせており、後半部分は低く鳴り響いているエレキギターに彼女が怒っているように歌っている。これだけではメロウな感じがないと思うかもしれないが、彼女の伸びのある歌声やトラックメイクによりメロウな雰囲気が残っている。やはりここが彼女の大きな魅力であろう。
また、これは個人的な話なのだが、メロディから歌詞が連想できるような曲に惹かれがちである。先ほど波のようなメロディと記述したが、歌詞の中で下記のような言葉がある。

In the deepest ocean
The bottom of the sea

 イメージしていた風景が歌詞の中にも登場している。こういうの点にセンスというものを感じる。

あまり長く書いても無知を晒すだけなのでここまでにしておく。
書いていて思ったのだが、楽曲を語る上で「暗い雰囲気」とか「明るい雰囲気」っていうのはあまり意味のない表現だなと感じる。なぜなら、コード進行である程度雰囲気はコントロールできる。なので、「この曲は暗い雰囲気だー」とおもっても有識者からすれば「そりゃそうだろう。このコード進行はそういう役割だし」となってしまう。音楽を理論から勉強しなければ正確なレビューは書けないのだろうか。。。


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