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国家公務員 総合職 技術系 独学勉強法① 基礎能力試験編

こんにちは。にょです。

2024年度の国家公務員試験にて、総合職技術系 森林・自然環境区分(院卒者)に合格し、そのまま官庁訪問に参加して第一志望の省庁から内々定をいただきました。

本記事はシリーズ①として基礎能力試験に向けた勉強法について書いていきます📝


①自己紹介

そもそもこいつは何者なんだという人へ向けて簡単に自己紹介しておきます。🙋‍♀️

名前:にょ(あだ名の一部が由来)
学年:修士2年(2024年現在)
専門:自然地理学、GIS、地理教育、防災教育 etc...
→ということで森林・自然環境については全くわからん状態からスタート。
志望:国家総合職が第一志望。
→民間も受けたけど落ちたり内定辞退するなどして、結局国家総合職専願に。 
補足:予備校には行かず独学です。総合職以外の公務員試験は受けてません。崖っぷち野郎すぎるので安易に真似しないように...

②本番の点数

勉強法教える前に点数あったほうがなんかいいかなと思ったので載せます。

1次試験
基礎能力試験→19/30 (平均点:18.191)
専門試験(多肢選択式)→32/40(平均点:23.292)

2次試験
専門試験(記述式)→25/40(平均点:21.355)
政策討議試験・人物試験→どちらもC (だいたいCらしいです。知らんけど)
英語外部試験による加点→+25点(730点以上で25点加点です。600以上なら15点加点)

最終結果
2024年度国家公務員採用総合職試験(院卒者試験)森林・自然環境区分 最終合格、席次1桁台/53名中

本記事では基礎能力試験の対策について書いていきます。
専門試験(森林・自然環境区分)については後日、別の記事で書こうと思います💪

③1次試験までの勉強の流れ

近年、毎年のように試験日程が変更されてて体験記を見ても混乱するので、1次試験まであと何ヶ月かも併記してみました。

2023/8(あと7ヶ月):数的推理・判断推理の勉強を開始
2023/9(あと6ヶ月):ほぼ勉強せず(旅行とか行ってた)
2023/10 〜12(あと5〜3ヶ月) :数的推理・判断推理ばっかり
2024/1(あと2ヶ月):やっと専門試験の勉強開始
2024/2(あと1ヶ月):基礎能力・専門両方。
直前→基礎能力:専門=1:2ぐらいでやっていた気がします
2024/3/17:1次試験当日

結論:実質半年ぐらいでなんとか間に合いました。(個人差あると思います)

④基礎能力試験の対策

2024年度の基礎能力試験は、
・知能分野24題(文章理解10題+判断推理・数的推理・資料解釈14題)
・知識分野6題(自然・人文・社会に関する時事、情報)
で構成されていました。
⚠️来年度以降も同じ形式とは限りませんので注意してください。

私は技術系区分で受験したくせに文系得意・理系不得意タイプだったため、判断推理・数的推理を重点的に対策しました。逆に文章理解は何も対策しませんでした。大学入試で現代文や英語で特に困ることのなかった方は、文章理解の対策は必要ない気がします。

では、私が使用した参考書について、それぞれおすすめな人や使い方も併せて書いていきます。人事院に請求したら貰える過去問についてはみんな使うと思うので省略します。

判断推理・数的推理

①新スーパー過去問ゼミシリーズ(数的推理・判断推理)

おすすめな人:ガチ理系人間、算数・数学得意な人
難易度:高め。本記事内で一番高いと思う。
問題量:多い。
解説充実度:あまり手厚くない。文系にはわからないことがある。

全問やるのはやりすぎかも。試験別の頻出度や難易度が書いてあるので、自分の志望先やレベルに合わせて問題を選択してやるのがおすすめ。

まずは、一番メジャーな気がする新スーパー過去問ゼミ(スー過去)シリーズ。多分毎年のように数字を変えて出てるので買う時は最新版を探してみてね。
国家総合職を対象に据えてくれていたのがこれぐらいしかなかったため、数的推理と判断推理のを最初に買いました。
が、結論から言うと私には難しすぎました。。。😭最初にやるにはハードル高かった。
正直ほんの一部分しかやってません。挫折。なので次紹介するやつを買いました。

②1週間で解き方がわかる数的推理(判断推理)

おすすめな人:ガチ文系人間、算数の頃から苦手な人
難易度:易しい。総合職志望からしたら多分激甘。
問題量:少なめ。
解説充実度:超充実。苦手な人でもわかると思う。

これ一冊で総合職の基礎能力試験対策は無理があるが、超入門としてはめっちゃいい。一般職とかそれ以外の公務員試験も受ける方もぜひ。
問題量少なめなので、基本全部やりましょう。私は1周やりました。総合職の試験では出ない形式の問題があった気がするので総合職単願の人はそこ飛ばしても良いかも。

スー過去がわからなさすぎて買った問題集です。超易しいのでもはや癒される。算数・数学苦手だけど数的・判断を捨てたくはない、自信をつけたいという方はぜひ。

③公務員試験「数的推理(判断推理)」が面白いほどわかる本

おすすめな人:②は甘すぎるが①は厳しすぎる人。数的・判断で足を引っ張らない程度にしたい人
難易度:普通ぐらい?総合職志望の人には易し目かも。
問題量:少なめ。
解説充実度:そこそこ。割とわかりやすい。

テクニックに変に走らない感じで愚直に学べます。おすすめ。私は総合職試験で最近よく出てるなーという分野のとこだけ、かいつまんでやりました。

個人的にバランスの良い参考書って印象。割と直前期に買ったけどもうちょい早く買えばよかった、、。紙面も見やすくて良いです。若干出てくるキャラの顔が好きじゃないなと思ったけど、そこは関係ないので我慢しました。

※さっきから数的のリンクしか貼ってませんが、上記3シリーズとも判断推理のやつもセットで買ってます。載せるのめんどくさかっただけです。

資料解釈

畑中敦子の資料解釈ザ・ベストNEO

おすすめな人:万人向け。資料解釈捨てたくない人必携。
難易度:易し目から総合職レベルまで幅広く。
問題量:結構ある
解説充実度:割と充実してた気がする。

資料解釈をテンポよく解くための技術が色々学べて良いと思う。直前期に買ったので国家総合職・一般職らへんの問題だけやったけど、もう少し量をやるべきだったなと思う。しかし全部やるには根気が必要な量、、

資料解釈に時間をかけすぎた挙句よくわからなくなって誤答しちゃうパターンの人(私)にはおすすめです。資料解釈はこれしか使ってません。

自然・人文・社会に関する時事、情報

公務員試験の教科書 時事本

おすすめの人:公務員試験を受ける皆様全般
難易度:読んで頭に叩き込むだけなので難易度もクソもないかも
問題量:ほぼない。読み物。実は情報の例題や解説も載ってる。
解説充実度:普通に充実

見やすくて良いです。とにかく読みましょう。私は1周読むだけで試験に突入してしまいましたが、時事で取りこぼしたくない方は何回も読んだらだいぶ良いのでは。

公務員のライトが出している、公務員試験界の新定番となったであろう時事本。おすすめ。情報についてもちらっと載せてくれていて良かった。しかし本番の情報の問題は難しすぎて勘で答えたら正解でした。ラッキーーー!

全般に使える参考書

国家総合職 教養試験 過去問500

おすすめの人:とにかく総合職の過去問がやりたい方に。
難易度:過去問なのでむずいのから簡単めまで混じってる
問題量:いっぱいある。正直昔すぎる問題はやらなくていいかも。
解説充実度:普通だった気がする

めちゃくちゃ太いので使う時はカッターで切ってバラしたほうが解きやすいと思います。「要素の個数」とか問題の種類?形式?的なのがわかるようになってるので特定のパターンの問題だけやりたい時にも便利。

定番だと思われる過去問500。最初にこれをやるのは太すぎて心が折れる気がするので、仕上げ段階で使うと良いのではないでしょうか。

公務員試験 受験ジャーナル

無きゃないなりになんとかなるが、独学組にはありがたい情報誌。
何回か発行されるので書店でチェックして必要に応じて買っても良いと思う。しかし、読みすぎると試験や官庁訪問に過度にビビってしまうこともあるので読み過ぎ注意。あと、総合職向けの情報はそんなに多く載ってない。

⑤最後に

基礎能力試験に向けた勉強や参考書については、ここまでとします。

次の記事では森林・自然環境の専門試験について書いていきますので、もし同じ科目で受験を考えている方がいればそちらも読んでもらえると嬉しいです!

では👋🏻

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