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工業英検受験の思い出

 令和元年5月26日、工業英検の受験のため、学園都市にある神戸市立工業高等専門学校まで行く。朝の7時5分の学園都市行きの高速バスに遅れずに乗る。このバスを逃せばしばらくバスが出ていないために出発の時間に遅れないように注意する。今回、受験するのは工業英検4級である。工業英検の中では一番下位の級であり、程度でいうならば工業高校卒業・工業高専在学程度の工業英語の知識ということになる。さて、バスに乗って学園都市までは一時間ちょっとくらい、学園都市に到着してからはとりあえず、試験会場を探すが、受験票の地図がわかりにくい、とりあえず地図にある神戸市外国語大学はすぐに見つかったので、その場所から自動車教習所の方を歩き、サンマルクのレストランを見つけ、その近くをしばらく進むと試験会場の神戸市立工業高等専門学校を発見した。門のところに小さく「第119回工業英検会場」と張り紙がしてあるので中に入っていく、何か近未来を思わせるような、広々としたキャンパスだ。工業の高専のキャンパスに入るのは初めてだ。張り紙を頼りに試験会場まで行くと受付などはなかったが、受験生が集まっていた。しばらくすると受験教室が解放されたので、受験生は入っていく。そして、受験票番号下二桁の席に着席する。思ったより受験生は多い感じ、ほとんどが高専内部の受験のようだ、しばらくして、先生方二人の説明通りに受験の準備をして、9時30分に試験開始の合図が出る。
さて、今回の工業英検4級は特に難しいものでもないので、対策としては過去問を中心に繰り返して行った。とはいっても最近の私はほとんど勉強する習慣もなく、勉強は今回の試験で最後だと思っている。試験時間は60分だったが、簡単だったので試験開始後早々に25分くらいで解答を仕上げてマークが正確にされているか、氏名や受験番号は書かれているかを確認して、一番乗りに途中退席をした、最後に試験官の先生が優しく「ありがとう」と言った。「ありがとう」か、私にとって最後の試験をかざるにはしっくりくる言葉かも知れない。そうして、試験会場を後にして駅の方に向かう。駅の近くの書店や喫茶店で帰りのバスまでの時間をつぶした。そして、12時10分の洲本行きの高速バスに乗るのであった。試験結果は6月21日の正午、インターネットのマイページに記載される。
そして試験から約1ヶ月後の6月21日の午後、仕事が終わってからさっそくマイページにアクセスして合否の結果を確認した。試験結果は「合格」。約1ヶ月間結果を待っただけあった。得点は200点満点中188点で得点率94%の高得点となった。今回の4級の受験者は511人、合格者は266人であった。合格率は52%だったので、4級にしては今回の試験は難易度が高かったのかもしれない。
ともあれ、満足のいく結果になった。これからも勉強は趣味で続けていけばいいじゃないだろうかとも思ったが、これが最後でもう、勉強はしなくてもいいだろうと思う。最後の勉強を飾るのには今回の受験はちょうどいい引き際だった。勉強は最後にするが、能力面ではまだまだ捨てたもんでもないと思った瞬間であり、自信はついた。

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