CCCに関する(アンオフィシャルな)雑記。

片頭痛とたたかいながら、窓を伝う雨の音を掻き消すようにプレイリストを流して、これを書いている。梅雨はニガテだ…

Cleanup&Coffee Club(通称CCC)という活動について、最近あれこれ思ってたりすることを、つらつらと書いてみます~
ちなみに誰にも事前に相談してないのでアンオフィシャル、あくまで私見です(この発信は個人的見解であり、所属団体を代表するものではありません。…まさかこのセリフを使うときが来るとはw)

だいたいこんな感じに目次つけときました。それでは、ヒマなひとは読んでみてね。

NeighborGood Cafeをやってみて。所感。

先週の日曜に、東池袋でのCCCのあと、「NeighborGood Cafe(ネイバーグッドカフェ)」というイベントをやってみた。

みんな休日にも関わらず朝早くから来てくれて、そのうえ昼前までしっかり付き合ってくれて。本当にありがとう。

素敵なカードがこんなにいっぱい!

おかげでたくさんの「NeighborGood」が集まりました。みんなホント最高やね。

これはイギリスかどっかのカフェで行われたイベントをパクった企画だったのですが、いかがだったかしら。
楽しんでいただけたらなによりです。あるいはちょっと意識高スギィって感じだった?(笑)

個人的には…いつメン達のユニークでフレンドリーな内容に毎度ホッコリしてたのと、あと日本語学校JETのみんなが書いてくれたのが嬉しかったな。

私は学生のときベルギー留学中に街なかでデカいイベント(一等地の広場を貸し切って"Matsuri Festival"という日本テーマの文化祭みたいな。1日で5,000人くらい来たんやで)を開催して初めて「街でなんか起こすってオモロいな!?」って気付いたひとなんだけど、そのときもたくさんのベルギー人に「キミはこの街ではTemporary Stranger(ちょっとしか居ないヨソ者)のはずなのに、こんなに僕らの街のことを想ってくれて、本当に嬉しい。(オランダ語)」って言ってもらえたのね。今度は私がそれを言う番になった。
でも彼らにはぜひTemporary Strangerではなく、卒業後も日本で、あるいは母国で日本語スキルやここでの経験を活かして、活躍していってくれたら嬉しいな。

その頃の夏井くん21歳@ベルギー。主催者なのにイベント中もゴミ拾いしとるw
実はゴミ拾いイベントというアイデアの元が生まれたのも留学中の原体験からだったりします。


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本当にキモチいいひとしかいないよね。

…ってことで今、NeighborGood Cafeでみんなに書いてもらったカードを、せっせとWEBサイトに反映してるとこです。追々みなさんに掲載許可取りにいきますね(後出しジャンケンでスンマセンw)

しかしまぁ、本当にいいひとしかいないよね、CCCって。いや我ながらって感じやけども。

一部ご紹介…まだWEBサイト反映中なのでメモの画像だけど(笑)
いつまでも仕事しない夏井を見かねて伊東くんがエクセルに起こしてくれました~ありがとう。

カフェ、小説、映画、パン屋、サウナ、お酒、お笑い、子育てスポット etc…日々が豊かになるオススメを(きっとそれぞれのこだわりと熱量をもって)教えてくれるひとがいてさ、
ストレス発散に付き合ってくれたり、いっしょに食べ放題いってくれたり、愚痴を聞いてくれたり、Tシャツ制作や似顔絵や広告やイベントを手伝ってくれたり、サラリーマンのしくじり話を教えてくれたりする(最高におせっかいな)ひとがいてさ、
不特定多数に対して恥ずかし気もなく「あなたのパーソナリティを肯定するよ」とか「自信のないひとを全力で受け入れるよ」とか「根拠のない自信をもてるような言葉をかけるよ」とかって言えちゃう優しくて素敵なひとがいてさ、
※ぜんぶ褒めてます(笑)ツンデレでごめんw

そんなひとが近所に住んでる街なんだよ?なにそれ、もう好き。って感じじゃん。

私の仕事は、願わくばこれをネットに晒して「いいか、みんな、この街にはステキなひとたちがこんなにいっぱい居るんやぞ。」って伝えること。
それで、CCCには来ない/来れないひとにも、少しでも、この街のキモチよさをおすそ分けしたい、この街で暮らすことに安心感をもってほしい、そしてその人自身もちょっとだけ身近なひとに優しくなってくれたらな、
そう思うわけであります。

あの「ガパオライスくん」はウチのシェアハウスのセカンド冷蔵庫(酒しか入ってない)に貼ってあります。私はこれを遺影にします。


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一般社団法人Cleanup&Coffee Clubのアセットとはなにか。そして牛丼の話。

知ってるひとは知ってるだろうし、別に隠してもいないんだけど、CCCはしれっと一般社団法人になってました。実は。

まぁだからなんだよって感じで、別になーんも変わらんのですが。そもそもめっちゃ稼ぎたい儲かりたいとか思ってやってるわけじゃないしw
あ、でも寄付とか募集できるようになったから、友達に石油王がいるひとは是非お引き合わせくださいね。

そんでさ、まぁベタに「当法人の強みとしましては…」とかって考えてみると、
少しばかりのデザインと企画のスキルを除けば、僕らのアセットっていうか財産ってのは、ほんとにいつもCCCに来てくれてる「キモチいいひとたち」、みんなでしかないんだと思うのよね。

法人成りとか一切考えないでスタートしてる活動だけど(イベントとしての)CCCという最初の企画で、こんなにも最高のマイメンたちと出会えたことって、本当に奇跡的で幸福なことだと思うの。マジで予想外にバズっちゃってるから、むしろ「一発屋になりたくねぇよ~」とプレッシャー感じるくらい、めちゃくちゃありがたいことだと思ってます。

だからこそさ、素敵なマイメンたちと、もっともっと、この街を「キモチよく」していきたいし、
なんかこう、あんま「イイこと」感の強すぎないカジュアルさと、「○○やろうぜ!」みたいな風にガツガツしすぎてたりしないマッチョ過ぎない感じを保ちながら、のんびりやっていけたらなって思う。

ところでさ、みんな、牛丼って好き?

俺は大好き!安くて早くて旨くて、どこにでもあるから、飲み過ぎて知らん駅でブッ倒れて起きた朝でも、牛丼屋に入れたらホッとするよね。(そういうユーザーばかりではないかもしれないけどw)

牛丼ってほんと、ノーベル賞級の発明だと思うんですよ。丼と、ご飯と、具(牛肉+玉ねぎ)。これがあれば、安くて早くて旨くて、どこでも誰でも作れる最高の食い物ができるって、そんなの最初に思いついたヤツ、マジ天才か?

CCCもさ、牛丼でありたいよね、って最近話したんすよ。

ゴミ拾いとコーヒーっていう、割と安いしどこでもすぐに出来る方法で、近所の「キモチいいひと」が集まってきてくれるって、とってもいい仕組みじゃないっすか。牛丼には敵わないけど、我ながら発明家の末席、座ってもいいっすか?w

でさ、頑固一徹の牛丼屋もいいんだけど、たまには大盛にしてみたり、チーズやキムチが乗ってたり、豚丼になってたりしても美味しいじゃん?
それって牛丼って「型」があるからこそ、面白いんだよね。

CCCでも、正月ってことで深野さんが甘酒だしてくれたりとか、はまーさんがクラフトコーラ作ってくれたりとか、ミュージシャンが生演奏してくれたりとか、子供たちがわっぽいで「けんけんぱ」してたりとか、
色んなカスタマイズが生まれてきてて、そういうの見ると胸アツなんすよね。

ある意味CCCという「牛丼」の発明者のひとりとしては、今後もこのイベントがより良くなっていくよう、運営スタイルとかコーヒーのオペレーションとかゴミ袋の在り方とかを見直して改善(アップグレード)していきたいし、
もっと「こんなんもアリじゃね?」ってブッ飛びな新企画もやっていって進化(アップデート)させるってこともやりたいなと思うんですよね。

さながら「CCCのR&D部門」みたいな感じ?もっと便利で豊かなCCCができるようなツールキットを提供してブラッシュアップしていくとともに、まだ見ぬCCCの開発にむけて日夜、研究していく…そんな風に関われたら嬉しいなって。

そうやってたゆまぬ探索と深化の先で、なにより大切な僕らのマイメンといっしょに、もっとキモチよくなっていけたら最高よね。

R&D部門のイメージ。決してキモチよくなる怪しいクスリを調合しているわけではないw

ということで、及ばぬところもたくさんあるかと存じますが、ぜひ色々なフィードバックをお待ちしております。区内のCCCを運営してくれてる方やいつも来てくれてる方はもちろん、豊島区外や東京都以外のCCCも独自の発展をしててすごく学びが多いので、いつも楽しく拝見してます。

CCCはまだ1歳4か月とかでヨチヨチ歩きなんですけど、みんな温かく見守って、応援してやってください。みんなと素敵なこと、育てていきたいです。


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ミッション・ビジョン・バリュー…とでも言ってみる。

よく「わが社のミッション・ビジョン・バリューは…」とかって聞くけど、私は「で??ナニソレオイシイノ?」って思うことがほとんどです(笑)

でも、例えばこう考えてみたらスッキリするかもな~と思ってます。

❶ミッションとは「相手から自分に期待されている役割」のこと。
❷ビジョンとは「私が相手に期待している願い」のこと。
❸バリューとは「私と相手をつなぐ価値観や共通言語」のこと。

by スティーブ・ジョブズ(大嘘)

たとえば「きのこの山」が好きなひとと「たけのこの里」が好きなひとは、もう「バリュー」が合わないから一生わかりあえないよねw

でも「たけのこの里」が好きすぎてたくさん買っちゃった夏井くんは、おなじく「たけのこの里」が好きなひとたちに対して、ミッション・ビジョンを掲げて活動することができる。

ええ、私は「たけのこ派」ですとも、なにか?w

ようするに「バリューが一致するひと同士で、お互いに期待しあってることを言語化したもの」がMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)と呼ばれてるものなんじゃないかな。

だとしたら、CCCのミッション・ビジョン・バリューって、なんだろうね。

バリューとしては、「ちょっとオシャレでイケてる感じ」とか「住んでる街をキモチよくしたいよね」とか「そんなに”イイ子っぽい”感じすぎずカジュアルに」とか「暑苦しいマッチョなノリじゃなくて、ゆるい雰囲気」とか…?他にも色々ありそう、でもまぁそんな感じ。

ミッション(この街のひと達から一般社団法人Cleanup&CoffeeClubに期待されていること)としては、ちょっと背伸びして、例えば「街のソフトウェア屋さん」なんて、どうだろう。
ゴミ拾いとコーヒーのイベント「CCC」だって「ソフトウェア」だと思っていて。立派なビルとかオシャレな家具みたいな「ハードウェア」を作ってるわけじゃなくて、なんかこう”コミュニティ”とか”仕組み”とか”企画・デザイン”みたいな、姿かたちのない無形価値をつくってる感じ。

この街にはたくさんのハードウェアがあるけど、ソフトウェアはもっといっぱいあっていいんじゃないかな。
僕らはCCCというイベント以外にもソフトウェアを作っていって、キモチよくて素敵なひとたちで溢れる風景をつくっていきたいし、CCCに来れないひとに対しても居心地よく暮らせる一助になれたらいいなと思う。

ビジョン(一般社団法人Cleanup&CoffeeClubが、この街に”こうなってほしいな”と願うこと)は… なんかこう、上手く言えないけど、キモチよくて、居心地よくて、安心感があって、ちょっとツラいな~ってときには寄り添ってくれて、こういうことやってみたいぞ!ってときは応援してもらえて、持ちつ持たれつ、ちょうどいい距離感でつながってるみたいな…そういう街?
(みんながNeighborGood Cafeで「こんな街に住みたいな」ってカードに書いてくれたことをよく読んで、もっと考えてみることにします◎)

…ちなみに、本稿は夏井くんの勝手な独り言でしかないので「なんかCCCって街のソフトクリーム屋さんを目指すらしいよ」とかウワサしないでねw
別にCCCとしての総意とかそういうのではないです、というかCCCにはそんな「代表」とか「かくあるべし」みたいなのって要らないと思ってます。

みんなとゆるゆる話しながら、なんとなく方向性を見つけつつ行ったり来たりして、無理せず健康的なペースで進んでいけたらなって、思ってます。

いや「ソフトウェア屋さん」なw


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結局、私としては今、なにがしたいのか。

なんかこの前の区長選・区議会選挙あたりから、すごく「この街のセーフティーネット」の大切さ、みたいなのを意識するようになりました。

当たり前だけど、公約には子どもや若者や高齢者や外国籍の方や様々な身体的・精神的パーソナリティの方に対する施策が掲げられていて。
この小さな街でさえ、色んなひとがいるんだよなって、私の身近なひとだけじゃないし、なんなら身近なひとであっても私が知らない側面ってあるよなって、改めて思ったわけです。

高田さんはnoteでその前から言ってたのにね。私は今更ですw

ゴミ拾いとコーヒーのイベント「CCC」がセーフティーネットになれてる場面もあると思ってます。
上京したばかりで近所に友達が少ないなか、コロナでよけいに交流の機会がなかったけど、CCCのおかげで色んなひとと知りあえましたとか、
CCCに来てるひとたちに子どもを可愛がってもらえて、毎日見てると実感しにくい成長にも気付けたり、親戚の集まりに参加してるみたいで気楽になれますとか、
そういった嬉しいお声をいただくことがあります。

秘密の資料からちょっぴり無断で拝借w

でもCCCが全てのひとにとってセーフティーネットになれるわけじゃないですよね。朝早く起きるのがニガテなひとはいっぱい居るし、ちょっと今は忙しいなとか、あんまり人と会いたい気分じゃないなとかってこともある。

そんなひとにも、そんな場面でも、少しでもなにかできることがないかしら。おせっかいで背伸びしがちな私は、そう思っちゃうんですよね(笑)


例えば、先月からちょくちょくお見せしてる「Cross Culture Calendar」という企画。
CCCの違った一面を楽しんでもらえたらなとか、ご自宅の食卓や冷蔵庫や壁をちょっとでも彩れたら嬉しいなとか、純粋にそういう思いもあるんですけど、
このポストカードのQRコードから特設WEBサイトにいくと、実はその下の方に「💚 Link for Our Friends|いつかのもしものために」ってことで、なにかに困ったときの相談先がリストアップされていたりします。
CCCに来てくれる最高のマイメンたちが困ってるときのお役に立てたらなって思うし、あるいは身の周りで困ってそうなひとがいた時に「こんなポストカードもらったんよ~あげるわ」って、さりげなく渡してあげてくれたら、そのひとのサポートにもなれるかもって思うんです。

特設WEBサイトへはこちらをクリックしてみてね!

こないだのNeigborGood Cafeだって、カードに書いた内容についてCCCのメンバー同士でキャッキャできるのはもちろん、
これがWEBサイトで見れるようになって、誰かの目に留まったら「へぇ~知らなかったけど、近所にはこんなに素敵なひとがいるんだな」って思ってもらえて、ちょっとでもこの街に暮らすことが楽しくなったり、安心感をもってもらえたりするんじゃないかなって思います。

あとCCC後に配ってる「CLN」というコミュニティコインについても、まだなかなか使い道がなくってホント申し訳ないんですけど、
今後はCLNを寄付に使えるような仕組みをつくりたいなって思ってます。
例えば「ワカモノの夜ご飯を一人分つくれます、300CLN!」とか「子ども食堂のお弁当を1人前用意できます、500CLN!」とか「必要なひとに”父子手帳”を届けます、100CLN!」とか。
CLNホルダーの皆さんが、この街の色んなひとたちに思いを馳せてくれたら、そして手を差し伸べるきっかけになったら嬉しいな、という気持ちです。

あるいは、昨年から「C-Change PJT」と銘打って「ひがいけポンド」さんでのイベント開催をサポートさせていただいている取り組みでも「こういうことをやってみたい!」という意欲的な方をどしどし募集中でございます。
CCC直後のひがいけポンドを使ってイベントができるので、きっと素敵なひとがいっぱい応援してくれますよ◎

…カッコつけちゃいましたが、実はまぁ単純にじっとしていられない性格ってだけだったりするんですけどねw

これからも「R&D部門」としては色んな企画を仕掛けていきたいと思いますが、どうぞ皆さまお付き合いくださいな◎


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ありがとう。みんな愛してる。(死ぬのか?w)

最後になんやねん、って感じなんすけど(笑)

いやホントに、CCCで出会えた全てのひとに感謝しているし、やっぱり顔みれたら安心するし、これからの色んなひととの出会いがとっても楽しみなんです。
私はマジで夜型の人間なんですけど、その気持ちだけで週末の早起きを頑張れるんです。

どうか皆さんのココロの一部、その壮大な人生の1ページ、いやたった1行でもいいから「CCCがあってよかったな」って思ってもらえるような、そんな活動にしていきたいと思ってます。

いつも来てくれるみんな、ありがとう。
各拠点でCCCを運営してくれてる皆さん、ありがとう。
活動主旨に理解・共感してくれて、応援・支援してくださるお店や団体さん、ありがとう。

CCCという「風景」を、これからも一緒につくっていきたいです。

ぜひ今後ともよろしくお願いします◎

#ガパオライス #牛丼 #ソフトクリーム #おなかすいた #明日は南池袋CCC #今は夜2時半 #起きれるかしらw #晴れるといいな



【追記】
このnoteがB面カップリングだとすれば、高田さんがA面を書いてくれました〜(本人的にはA/Bは逆らしい笑)
ウラ側でどんなこと考えてたりするか、丁寧に包み隠さず載せてくれてます。是非ご一読を◎


書くための、酒と音楽にぜんぶ使います。