1/35スケールの車を作った話
1/35のゾイドを作っていたらタミヤMMのフィギュアを作っていて、いつの間にか1/35スケールの車が欲しくなってしまった。
が、一般的な車は1/24スケールであるため、ゾイドやタミヤMMと並べると少々収まりが悪い。
とりあえず軍用車両でいいか……と思っていたらゾイドより普通に高い。そこまで高くなくて、土日の2日間である程度カタチになるくらいの難易度のものはないか、と探していたらこれがあった。
ケネディジープである。説明書によると、ケネディジープは正規名称をM151といい、ベトナム戦争で投入されて以降90年代まで米陸軍など資本主義勢力を中心で使用されていた車両である。海兵隊では現在もなお使われているとのこと。
そんなわけでザクザク組み立てた。
流石にニッパーと接着剤が必要なので、ゾイドとは……同じくらいの難しさかなあと思う。
パーツ数が少ない上に可動は皆無なので、接着剤さえしっかり付けられれば思ったより時間がかからなかった。
なお、安いキットということもあってかクリアパーツといえば付属の透明プラ板を切ってフロントウィンドウにしてね、くらいしかなかった。
「米陸軍仕様か米海兵隊仕様を選んで作れ」と言われたが、無国籍感を出したかったのであえてちゃんぽんなかたちにしている。
さて、お楽しみのサイズ比較のお時間だ。
ケネディジープはバズートルより遥かに小さく、ゾイドは戦車のように動いているのだな……と実感させられる。
スケールモデルはガンプラやゾイドとは違い単色が基本である。ケネディジープも例に漏れないため、出来る限り塗装してみたい。
バズートルでも使ったミリタリーグリーンのファレホでベタ塗りも検討したが、ゾイドと並べるとき同色だとなんとなく目立たないので、差別化の意味も込めて迷彩柄にしてみることにした。
迷彩柄といってもめちゃくちゃ細かく指示通りにやるのではなく、「迷彩に見えればいいんだよ!」の気持ちでとても適当に塗った。
……その結果がこちらである。なんか迷彩っぽくなったからヨシとする。
素組みでは作っていなかったドライバーとリアシートも作った。なんかドライバーの左足の収まり悪くないかと思ってパッケージを見てみたらだいたいこんな感じで乗っていた。やんちゃさんである。
オプションで機銃や無線機やカッターも付けられたのだが、あまり軍事軍事した感じにはしたくなかったのでそこは作らなかった。無線機は……ランナーを火で炙ってアンテナを作るのが厄介なんですよ。
ここでパーツの取り付け方向を思い切り間違っている(カッターの取り付け口が車両の内側に向いてしまっている)ことに気付いてしまったが……まあ無視しましょう……。カッター付けないし。
問題はクリアパーツ化されていない各種ランプ類で、説明書の指示には「赤とオレンジでベタ塗りしろ」と書いてあったが、下地をシルバーで塗ってからクリアレジンでコートし、クリアレッドとクリアオレンジで塗る方法をとった。
というわけで、ケネディジープでやんちゃにバズートルを先導するどこかの時代のどこかの兵士。
AFVには自信がなくてなかなか手が伸びない方だが、(本気でやってる方は怒るかもしれないが)「きっちりとした整合性を考えない」心構えだと随分と楽な気持ちでAFVと向き合うことが出来たと思う。
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