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ゾイドの生前葬をしたかったという話・補追

売り場で滅びゆくゾイドの生前葬をしようと思ってバズートルを組み立てた話の後日談をしようと思う。

あのままバズートルを置いておくのがなんかかわいそうだったので、まず戦車っぽくドレスアップした。

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ゾイドは子供がガシガシ遊んでも壊れないよう、全身がABSで出来ている。そのため、ガイアカラーやガンダムマーカーなどをそのまま塗ると割れるおそれがある。

そのため塗装は推奨されていないのだが、どうしても成型色のままだとおもちゃっぽさが出てしまう。

そこで使ったのが文明の利器ファレホである。

ファレホはボークスというお店で売られている海外製の塗料で、塗膜下を侵食しないためABSに塗っても割れない。

普段ABSのプラモデルを塗装する際にはサーフェイサーなどで素材を保護するのだが、そんな面倒なことをする気力はなかった。

ファレホを使えばアーマーの上から直々に塗れる。

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筆塗りなので若干ムラが出来てしまっているが……風合いということにします!

使用したのはミリタリーグリーンという色とスチールという色。スチールはバズーカや足といったシルバーのパーツに使用している。

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さらにバイザーの質感を高めるために、バイザー部分をクリアレジンで覆った。写真だとわかりにくいが、実物は光に照らすとバイザーがツヤツヤテカテカになっているのがわかる。

さて、ゾイドのスケールは1/35スケールである。そうパッケージに書いてあるのだから本当なんだと思う。

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これが何を意味しているのかというと……

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タミヤの同スケールの兵隊を置いて遊べるのである!

軍に所属し共に戦っているゾイドなのか、それとも単なる野生のゾイドに気付かれないようひっそりと行動しているのか……

とにかく、売り場の片隅で縮こまっていたバズートルが孤独でなくなったように思える。

同じスケールの人間を置くだけで情景が出来上がる。スケールが大きく、きっちり合わせられているからこそ楽しめる遊びだ。

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陸自の人形を置くと怪獣特撮っぽい情景にもなる。

1/35の戦車や車両も横に並べてスケール感を楽しむのも面白いだろう(今のゾイドより高いし作る手間も段違いだけど……)

絶滅危惧種と化したゾイドだが、周りにはしっかりと寄り添ってくれる存在がいるのだ。


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