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このライト文芸がすごい!2022(nyapoona)

よっちさんがあげている「このライト文芸がすごい!」のnyapoona版です。

このラノと同じく5作挙げてみました。順位順ではありません。

流石に文庫だけでやろうとしたら結局ソフトカバーが入ってしまったのはご容赦ください!

1 放課後の嘘つきたち

ミステリマニアから注目を集めた『ジャナ研の憂鬱な事件簿』の作者による初ライト文芸。ラノベからライト文芸に移行したといっても作風は変わらず、日常の謎を通じて登場人物の過去に迫り、ビターな後味を残す。

2 探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす

汀こるものによる平安ラブコメミステリの2作目。

ラブコメ要素も満載ながら、何といっても平安時代だからこそ成立するトリックや黒幕(ヴィラン)の恐ろしさが際立っており、より作風を広げた続編といえる。

3 その色の帽子を取れ

『異修羅』『エグゾドライブ』『勇者刑に処す』といった強烈な作品を送り出す電撃の新文芸による、ハードボイルドSF。

現代技術の延長線上に位置するSF設定の元繰り広げられる、男同士の巨大感情の描写がとても良く、流石同性同士の巨大感情をテーマにした作品を多く出す電撃だけはあった。

4 僕は天国に行けない

『舌の上の君』で界隈から注目を集めたヰ坂暁の最新作となるライトミステリ。

『舌の上の君』同様に既存の倫理観への挑戦を含みながらも、優しい筆致で綴られる衝撃的内容には驚かされた。

5 アンデッドガール・マーダーファルス3

今年大ブームとなった特殊設定ミステリを牽引する作家である青崎有吾の代表作待望の最新刊。

人狼をモチーフにした犯人捜しや能力バトルの魅力がたっぷり詰まった、敵組織との決着、新たな戦いを描くシリーズの転換点となるであろう一冊。

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