![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86185131/rectangle_large_type_2_7085b26b130f5494f667922ad7157a0e.jpeg?width=800)
プラモデルはガシャポン売り場にある
![](https://assets.st-note.com/img/1662294918293-Pu8wFaJ6cX.jpg?width=800)
不思議な円形のランナーにおやと思うのではないでしょうか。
これはもちろんプラモデルですが、売られているのはプラモ売り場ではなくガシャポンコーナー。
丸いカプセルに詰め込むためにランナーが円のかたちをしているのですね。
アメイジングヤマグチで知られる海洋堂が送り出すプラモデル「ARTPLA」はガシャポンでプラモデルを販売するというもの。
プラモデルをガシャポンに入れて売る、という発想自体はバンダイのガシャプラやMSアンサンブルでもありましたが、海洋堂の場合かなり本格的な趣向であり、1/35のスケールモデルを売り出そうという方向性になっています。
スケールモデルなので、色分けも皆無ですし組み立てには接着剤が必須です。
ただし、パーツ数は抑えられていて特に難しい工作などは必要ないので本当にニッパーと接着剤さえあればしっかり組み上がると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1662295320014-yzb8MsplBR.jpg?width=800)
組み上げたライオンとゾウガメがこちら。チョコエッグで一世を風靡した海洋堂(ライオンはあの松村しのぶ直々の造形)だけあってかなり緻密なディテールを誇っています。
ただし、成型色はいずれも鮮やかなライムグリーンなので塗装する際にはサーフェイサーを吹いておくと良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1662295555755-aLUS4ybojR.jpg?width=800)
ゾウガメにはおまけとして各種バケツが付いてくる。こちらも成型色はライムグリーン一色なので注意。
![](https://assets.st-note.com/img/1662295639180-ZO6r0b6l1J.jpg?width=800)
ライオンをシタデルカラーとファレホで塗装したものがこちら。
色を塗るにあたって「あれ?ライオンってどんな色をしていたっけ?」と思い、実物の写真を参考にする事態が発生した。
思いがけないところでモチーフに対する学びが発生するのがプラモデルの良いところです。
ところで、このプラモデルのスケールは1/35になっています。
ということは、同スケールのタミヤMMと組み合わせられるのですが……寝そべってるライオンの横に兵隊を置いてもなんだかなあ……みたいな気分になってしまうのではないでしょうか。
しかし、いるんですよ!最高の相棒が!
![](https://assets.st-note.com/img/1662295925798-sqE8MaDCK2.jpg?width=800)
1/35スケールのHMMワイルドライガー!
モチーフとなった動物と一緒に並べるとバッチリ絵になりますね。
正直、これがやりたくてARTPLAを買いました。
500円とリーズナブルな価格ながら、本格派スケールモデルの組み立て体験が楽しめるARTPLA。
非MMの1/35スケールモデルというレアさは、作り手の発想次第で色々な世界を広げてくれることでしょう。
プラモデルの最前線は、ガシャポン売り場にこそあるのかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?