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推しカプ香水に手を出した話

よくTwitterとかで見かける推し香水を購入した感想などのまとめです。

Twitterの相互さんなどのレポを読んだりして、かねてより推し香水に憧れがあったのですが、設問や誰をイメージしたものにするかなど考えがまとまらず中々購入に踏み出せないまま早数か月。
そして今年の4月、リアルであった嫌なことを吹き飛ばすためという名目で思い切って購入しました。

概念系アイテム初購入

◇概要

『Scently』https://scently.jp/)で作って頂きました!

オーダーシートに記入した内容を元に香水を調合してくれます。
オーダーシートは正直なところほんのちょっと長い。
ゆっくり時間を取って書くか、空き時間に少しずつ書く内容をまとめておいたほうがスムーズに進められるかもしれない。

1人のキャライメージはもちろん、2人組のキャライメージ(CP、コンビ、親子等々)でも作ってくれるみたいです。

今回は自創作CP「ユリマリ」でオーダーしました。
*ちなみにユリマリとは↓
・吸血鬼であるユリシーズと聖女であるマリーの男女カプ。
・人外と人間。闇属性と光属性。色々と正反対なカプ
のこと。知ってたら解説シートを読むのが楽しいかもくらいで、知らなくても問題ない。

◇オーダーシート

オーダーシートの内容をいくつかピックアップ。
推しカプ香水など2人組イメージの香水をご所望の場合は、いくつかの設問で二人分描きこむ必要があります。
あと最後のほうにあるその他の欄に、カップリング香水にしてほしい旨を書いておく必要があるみたい。

◎普段使いを目的とするか
普段使いしやすいものにするか、キャラの概念を優先したいかを選べます。
私は普段から香水使わないので概念を優先しました。

◎イメージしたいキャラクター/人物の性別・年齢
人間の男女以外に、人外も選べました。また見た目と実年齢が違う場合は記載してくださいとのことで、今回のユリシーズはまさにそれに当てはまりました。
・1人目:人外(男) 見た目は19歳。実年齢は100歳以上
・2人目:人間(女)17歳

◎イメージカラー
ここで記入した色は解説シートに反映されます。曖昧な言い方でも、カラーコード記載でもいいみたい。私は相手が分かりやすいようにイメージに近い色の名前を検索して、名前とカラーコードどっちも記載しておきました。
・深縹(こきはなだ)、わずかに紫を含んだ青色、#2A4073
・苺色、紫がかった赤色、#bb5561

◎イメージしたいキャラクターの誕生月
2人の誕生日を特に決めていなかったのでこの設問が出てきたときにフィーリングで決めました。
ユリシーズは2月、マリーは4月にしてみました。冬と春のイメージ。

◎大人っぽさ、セクシーさはどれくらいか
0全然~5色気の塊まで選べます。
3やや感じるにしました。
大人ぽいを選べばお酒系の香りが選ばれやすかったりするのかな?と届いた解説シートを見てちょっと思ったりしました。真相はなぞ。

◎一番似合う飲み物
いくつか選択肢が出る中から選びます。
洋風の世界観なので紅茶にしておきました。

◎世界観やキャラクターの背景情報
キャラの性格はまた別の場所で書くので、ここでは時代とか舞台とかキャラの出自とかを書くみたいです。このあたりから何をどれくらい書けばいいか分からなかったので文字数が多くなりました。
書いたこと↓
・時代背景:17世紀後半の西洋に似た文化
・世界観:吸血鬼が存在するし、一部の人は魔法も使えるファンタジー世界
・それぞれのキャラのポジション(主人公ヒロインとか)、過去の一部(どこで生まれたとか大きな出来事とか)

◎第一印象としてまわりが受ける性格とまわりからは見えにくい内面に秘めた性格
私の解説シートではこの性格のところで書いたことがよく反映されてました。他の人のを見てもやっぱり内面が香りにイメージされやすいように感じます。ので、あえて文章そのまま載せておく。地味にネタバレぽいことも書いてあるけど現段階で本編が表に出てないのでヨシ!

【ユリシーズ】
・第一印象:やや気難しそう。中性的な整った顔をしているので人目を引くし周りに人が近寄ってくるが、いざ彼と関わるとはっきりした物言いや人間離れした雰囲気に気圧される人がほとんど。
自分には関係ないからと助けを求めるヒロインを見捨てようとするくらいには、他人と距離を取ろうとする。
・秘めた性格:やや卑屈で諦めが早い。元々は誰かと関わることが好きなほうだったが、『自分は吸血鬼だ。人間はただの餌だ』と自分に言いきかせ人間に不必要に関わらないようにしている。普段は内面の弱さを表に出さず自分を強く見せてはいるが、過去の話題や兄を前にすると途端に崩れるもろさがある。

【マリー】
・第一印象:貴族らしい上品な女性。話し方や立ち振る舞いから上流階級であることが分かる。教会ではほとんどの望みは叶えてくれていたので、ややわがまま。外の世界に感動しているので何にでも喜ぶし驚くが、狭いベッドや野宿、主人公の冷たい態度には不満をもらす。
世間知らずで他人の悪意や嘘に耐性がなく騙されやすい。
・秘めた性格:偏見や差別の心がなく、主人公が吸血鬼だと分かっても助けを求めたり、自ら血を対価に差し出すなど大胆なところもある。
主人公との旅を経て人々が聖女を心のよりどころにしていることなどを知り、最後は聖女の役目を全うするために教会へ戻る決断をするなど、他人のために行動する優しさも持っている。

◎イメージしたい香りの希望
フルーツ系の軽い甘さのある香りって書きました。
花系だと甘すぎて苦手かもと思ったので。フルーツならそんなに甘くないやろ!という浅はかな考えで書きました。

◎苦手な香り
苦手な香りがあるならここに記載しておくのが吉。
正直自分の苦手な香りをそこまで把握していなかったことと、苦手な香りが来ても次に活かせるしいいかという考えで何も書きませんでした。

◎その他
カップリング香水にしてほしいというのと、改めて簡潔に2人について記載しておきました。↓
自分にないものを持っておりお互いに惹かれあいますし愛情表現は若干しますが、ずっと両片思いのような感じで添い遂げることはない関係性です。

◇香水&解説シート

いよいよ実際の香りや解説シートの感想です。

○解説シート

*トップ:香水をつけた瞬間~10分ほどの最初の香り
~チェリー、グリーンアップル、シャンパン等~
【一人目に関して「中性的な整った顔」「人間離れした雰囲気に気圧される」という記載から、隠然たる雰囲気の人物であると解釈。グリーンアップルは控えめな甘さと妖艶な雰囲気が感じられる香り】
(隠然:表立ってはいないが、どことなく重みや力のある様子。)

確かにユリシーズは人間に紛れて人のフリしながら生きているけど、ふとした時に人間じゃなさそうなのが見え隠れしてそうなので、解釈すげーーって思いました。
ちなみに現在自創作キャラでパイシリーズの絵を描いていて、ユリシーズはチェリーパイを描く予定だったんですよね。で、香りにチェリーがあったのでなんかびっくりしました。チェリーパイってチェリーの赤色が暗めで濃くて血みたいだし吸血鬼に似合いそうっていう意味で選んだだけだったんですけど。すごい偶然。

つけてすぐ嗅いだ感想は「くssっさ」でした。
いや実際には臭いというより香りがきついだけだったんですけど、条件反射でつい。
なんか男性用のシャンプー?とか汗拭きシートみたいないかにも爽快感!!って感じの香りがしたんですよね。シャンパンの香りを調べると、華やかさとか爽快感って書いてあったのでたぶんそれの香り。
「いや…一瞬くさって思ったけどいい匂いじゃん。…いややっぱりきつくないか?いやでも…ちょっといい匂い…??」みたいにずっと困惑してました。
あとオーダーシートに軽い甘さが良いとか書いて、解説シートにもグリーンアップルの控えめ香りが~とか書かれていましたが、トップの香り全体で言うと十分甘く感じました。
グリーンアップルというよりチェリーとかの甘さなのかな。香水でいうチェリーって普通のさくらんぼというより、シロップ漬けのチェリーのような甘い香りのことを言うそうです。
(さくらんぼとチェリーの違いは、大まかにいうとさくらんぼは日本で生産されたもの、チェリーはアメリカで生産されたアメリカンチェリーのことらしく、栽培された地域によって呼び名が変わるとかなんとからしいです)

これがユリシーズの香り…。思ったよりは派手さと爽やかさがある。でもこうはっきりと判断できない感じはなんか他のキャラがユリシーズに抱くイメージと合ってるかもしれない(?)


*ミドル:30分~2時間ほど香る2番目の香り
~シロツメクサ、ゼラニウム、シャルドネ等~
【2人目については「聖女」「貴族らしい上品な女性」とのことでしたが、ラストノートでは「天使が地上に降ってきた花」と言われる、ガーデニアの甘くまろやかで品格漂う香りが感じられます。花言葉は「幸せを運ぶ」。聖女として生きる彼女を沸騰させると考えました。】

1人目はトップ、2人目はミドルの香りなのかと思いきや、2人目の説明ではラストの香りについて書かれていました。
「天使が地上に降ってきた花」とか花言葉「幸せを運ぶ」とかガーデニアおしゃれすぎる。マリーは世界観的に人々にとっては特別な存在なので、「幸せを運ぶ」という花言葉が似合って素敵だなって思いました。
シャルドネっていうのが白ワインに使われるブドウのことらしくて、トップのシャンパンといいどちらにもお酒系の香りが入っています。

トップの香りでどう判断すればいいか困惑しきって数十分たったころ、最初のちょっとした甘さと爽快感が消えていたのでもうミドルの香りになっていたのだと思います。ミドルの香りの最初の感想は「香りうっす」でした。最初がぐわっときた感じだったので、そのギャップもありミドルの香りがすごく控えめに感じました。もう香り消えた?ってくらいほぼ香らない。(つけた量が少なかったせいもあるかも)
わずかに石鹸ぽい爽やかとちょっと甘さがある感じのうすーーい香りでした。なんかマリーぽいってちょっと思った。語彙がないので何がどうとは言えないが、この綺麗な感じの香りがぽい。

解説シート的にはこのミドルのゼラニウムが二人を繋ぐ香りだと書かれているので、このあとラストの香りについても書くんですけど2人が合わさると、ユリシーズの華やかな香りとマリーのちょっとフローラル(ラストの香り)が相殺(?)されてうすめでちょっとした爽やかと甘さの残る綺麗な感じになるという風に解釈すると素敵かも。


*ラスト:2時間ほど経ってから存在感を増す最後の香り
~ガーデニア(クチナシ)、ムスク、コットン~
【2人を繋ぐのは、ミドルノートのゼラニウムです。ゼラニウムは「予期せぬ出会い」「信頼」という花言葉を持ち、華やかな中に大人ぽさを感じさせる香りです。二人が互いに思い合う雰囲気を感じていただけますように】

解説シートではここのラストノートのガーデニアがマリーに似合うとして書いてくださっています。ガーデニアは日本ではクチナシとも呼ばれるみたいです。ここの解説シートで好きなのが「予期せぬ出会い」っていうところ。たぶん普通に生きていたら絶対に関わることのない2人だし、なんなら人間と吸血鬼でどちらかというと敵対していてもおかしくない関係なので。
寿命とか立場とか的に添い遂げたりしないと思うけど、だからこそなおさらいいよねっていう?

そのうちどこかに感想をまとめようと香りのメモを書きつつ、作業をしてラストの香りがするころまでひたすら待ち。
しばらくしてそろそろ2時間経つじゃんと思って嗅ぐと、ミドルのときはもはや何も香らないくらいだったのに突然フローラルになっていました。
ガーデニアやムスクがあるためかふんわりした甘い香りがします。
ミドルのときにちょっとマリーぽいと思いましたが、ラストを嗅ぐとマリーの香りはこっちだなって思い直しました。

総合的にはミドルの薄いちょっと爽やかな香りが好き。

◇まとめ

一通り香りを堪能して楽しみました。多分今後この香水を日常的に使うことはないけど3000円の価値はある。満足した!!

ユリシーズは華やかさと爽やかさ、ちょっと甘さもある。マリーはふんわりした甘さのフローラル。そして二人だと互いの香りが薄くなって綺麗に混ざる感じ?なのかなというのが最終的に香りに感じた感想です。

香水に使われている果物とかでイラストも描いてみたいなとイメージが膨らんだりして楽しかったです。

他の人のを見て知っていたけど、解説シートがやっぱりすごい。
ただ当然ながらカプ香水より個別香水のほうが、より深いキャラ解釈は楽しめたかも。カプ香水はどうしても1人1人の説明が少なくなっちゃうので。
1つ買うと300円引きクーポンがもらえるので、クーポンが切れる前に今度はキャラ単体で頼んでみたいですね。
次はレモンとか柑橘系の、甘さ控えめで爽やか系の香りにしてみたいです。


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