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難聴と天風先生と その2

私、大丈夫です。


昨日noteに突発性難聴のことを書いたら、お久しぶりな方々からメッセージをいただく。ご心配をかけてしまったようで、すみません!お心遣い、ありがたい限りです。

現在、症状は随分とよくなっているので、ご心配には及びません。何より心が元気なこと、すごく有難いことだと思っています。それも含めて、このことについてはnoteに書き留めていきますので、お付き合いくださいませ。


にゃおこ、病院へ行く

家から徒歩1分のところに耳鼻咽喉科がある! にもかかわらず、祝日の翌日が近場の耳鼻咽喉科の休業日( ;∀;) ということで、グーグル先生に聞いて、駅前のクリニックに行くことにする。

まずは、着替えをベッドまで持ってきてもらい、横になりながら着替える。で、意を決してトイレへ。動くとやっぱり吐いてしまうので、ポリ袋を抱えながらの移動。もう、辛い。

実家に居て、つくづく良かったと思う。これ一人住まいだったら、救急車呼ばないと動けなかった(とはいえ、救急車で運ばれるほどレベル高かったことを、のちに知る)。

父と腕組みしながら、よろよろと道路まで出る。で、タクシーを捕まえて駅前まで。動くと吐き気が襲ってくるものだから、ゾンビみたいな感じで移動してました。いやぁ~そういえばなんだけれども、気分が悪い時は、下を向いてしか歩けないものですね~。

そういえば、2日間、顔も洗っていなかった( ´艸`)

クリニックに行ったら、待合室にもいられなかったので、とりあえずベッドで横になって待つ。聴力検査を途中挟んだけれど、ゲロゲロしながら行った検査は、全然測れてなかったと思う。

ベッドで寝ていたらら、ドクターが入ってくる。辛そうにしている私の姿をみて「突発性難聴だね~。眼神経も震えていて、重症だね~」と、軽やかにのたまう。

「そのまま入院できるほど重症だけれど、入院しても点滴と投薬しかすることないから、通えるならここに通おうか。うちでは点滴できるから。入院嫌でしょ~♪」と畳みかけてくる( ´艸`)

軽さを通り越して、チャラい!

うん、入院は嫌だけれどもね、先生の言葉に反応すらできなくて、とりあえず頷いてみる。

「じゃあ、点滴しましょう。あとは、お薬だすね~」。という感じで、処方がはじまった。

突発性難聴というのは、ストレスが原因で起こるといわれている、極めて原因のわからない病気。で、一般的に云われていることは、とにかく早くお薬を飲むことが大事、らしい。

そして、何が辛いって三半規管がやられてしまうこと。ふらふらしてしまうし、眩暈と吐き気が寄せては返す波のようにやってくるので、目を閉じて横になっていても気持ちが悪い。

耳が聴こえないのはもちろん困るけれども、眩暈と吐き気に比べたら、かすり傷程度にしか感じないほど、眩暈と吐き気は辛い。現在のように、椅子に腰かけていて(状態が真っすぐになっていて)吐き気もなく、眩暈もなく、気持ち悪くもない状態って、本当に天国!

病院に行ってよかったことは、病名がわかったこと。あと「点滴と投薬しか、現時点ではやりようがない」ということがわかったので、それだけやって、後はあとで考えよう、と、思えたこと。

とにかく、何をしても気持ちが悪いわたしは、いろいろと考えることもできずに、ひたすら家のベッドで横になっていた。

これが、発症2日目。点滴した後も、家に戻る途中で吐いてしまったりと、まだまだ眩暈と吐き気に苛まれていた。食欲なんてあるわけがなく、とにかくひたすら、水を飲んで横になっていた。

それにしても、小さな三半規管が狂っただけで、こんなにも体が動かなくなるものかと、びっくりしたよ。人間の体って、本当に精緻にできているということを、改めて知る。

つづく



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