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転籍して消したい履歴1

ここまで退職体験記を中心に綴ってきたけど、退職の話って私にとっては過去の話で相当気が乗らないとなかなか更新できないなあと気がついた。
この幽霊アカウントを活かして、今後あわよくば本として執筆したい話をアウトプットして試行錯誤しようかと思います。実験場になります。

執筆するのは、戸籍と届出の話。

えーっ?!面白くない!!と思われますでしょうか?
それが意外と面白いこと、えーっ?!と思うこともあるのでお付き合いください。市区町村役場の戸籍課で働いた私が問い合わせを受けたり、窓口で届け出を受付してこんな考え方をするのか?こんな誤解があるのか?!と思った事を書いていきます。

初日は転籍の話。

転籍届って何?
お引越しの時にする転居届とは違います。戸籍に表示されている本籍地を変える手続きですが、引っ越したからと言って変えなければいけないものではありません。(変えすぎるとそれなりの面倒がある話はまた今度)
ご結婚されている方なら婚姻届に書いた場所が本籍地であり、1度も結婚したことがない(かつ分籍もした事がない)方であればご両親または同籍の親御さんが届出た場所があなたの本籍です。

転籍及び転籍届に関する問い合わせは多く、他の届出の中にも組み合わせで入ってくる確率の高い話です(例・婚姻届&転籍届)

何故、転籍届の問い合わせが多いのか?

それは、都合の悪い事が消えると思われているからです。結婚などの前に戸籍の見た目を綺麗にしたいという需要が圧倒的に高かったです。

あなたの人生において消したい履歴はありますか?

問い合わせの中で圧倒的に需要が高かったのは過去の婚姻歴、「離婚」の文字を消したいという要望です。
新しい配偶者が嫌がるから前妻・前夫の名前を消したいから、身分事項欄を「出生」だけにして、まるで初婚のように無かったことにしたい(再婚だと話してないんかい!)からまあ色々と。
あとは、今カノ以外の女性との間の子を認知した履歴を消したいとか、若い時に産んで育てられず養子縁組に出した子どもがいる事を結婚相手に知られたくないとか、本当色々な要望です。

次回、順番に転籍するとどうなるかみていこうと思います。

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