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中国のスピード、求める期待値の違い

40歳を過ぎても変わりたい!を応援するにゃおです。

転職して5ヶ月が経ちました。
新型コロナウイルス騒動で、4月1日入社の私たちの集合研修は必要最低限(福利厚生と入社手続)だけで現場に放り込まれ延期のままになっていましたが、今日オンラインで残りの研修をしました。

Zoomというアプリで何回かブレイクアウトセッションの機会があったのですが、一緒の班の方が中国在住で中国国内の別の会社から中国支店への転職でした。

ワークを終えて空いた時間に中国と日本の違いを聞いてみたら、考えさせられると同時にすごく印象に残ったのでこちらでシェアします。

中国ではスピードが速い、新商品を出すときも日本では不具合がないか慎重に確認してから市場に出すけど、中国では競争が激しいから何回も試験をしている間に競合に先を越されてしまうのでアイディアを思いついたらすぐ形にして、最低限の不具合を確認するともう市場に出すという話をしていました。びっくり!です!!
いやいや、そうは言うけど、本当に不具合があったら中国人は怒らないのか?インターネットのレビューは炎上し、会社の前にはその製品を持った人が金返せ!と怒って押し寄せないのか?といろいろ聞いてみたんですが、どうも中国人は日本人ほど会社や社会に完璧を求めないようです。
日本人はたとえ廉価であっても対価を払った以上はお客様として完璧な対応を求めるのに対し、中国人は金額に見合った対応があれば良いとドライに切り分けているようです。不具合あってもこの金額だから仕方ないよね、新商品だから仕方ないという考え方。
そのマインド&環境でどんどん新しいものが世の中に出ていると言う事は、日本の何倍もの速さで消費者からのフィードバックを貰え、市場テストが出来るということ。日本人と中国人の気質の違いがあるとは言え、私たち勝てないところで勝負しようとしていないかと無力さを痛感しました。チャイナ強えぇ!!
(生産を止めるときは誰か死んだとき...というのも怖いけど)

公務員時代私は市民からのクレームに嫌気がさしていたこともありました。
無料提供のサービスにもスピードと完璧を求める!下手すると課長まで出て行ってお詫びをして2時間、3時間頭を下げ続ける。本当に致命的なことなら真摯に対応すべきだけど、自分は義務を果たしていないのに揚げ足を取って八つ当たりに来ているような人を相手にしている時はなんと非生産的な時間だ! と思ったこともありました(言えないけど)

今回の中国の話、公務員時代の私が聞いていたら何を感じたかなあ。

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