久保建英、任務完了の巻

こんばんは、ラリーガ第5節 マジョルカ対ビジャレアル戦を観戦終了しましたのでレビューを書いてみたいと思います。

両チームのスタメンは上記の通り。
ビジャレアルは主力温存、ミッドウィークに照準を合わせてるな、というのが如実に出た試合となりました。

■マジョルカ対ビジャレアル戦
・マジョルカが今の位置たる所以
・ビジャレアルの焦りとニューモデル模索
・久保建英、戦士になるの巻

・マジョルカが今の位置たる所以

マジョルカは、パウトーレス本人やパスの受け手にプレス→ボール回収、カウンターを目論んでいたが、結論的には大失敗。

2トップの守備意識とアクションが酷すぎて、大外~左インサイドレーンに広がるパウトーレスを捕まえきれないから怯えて下がる場面もあり、パウトーレスは好き放題にドリブル、パス、フィードを展開した。

フィニッシュの精度が低くて得点にならないだけで、マジョルカが押し込まれる典型的な上位対下位の試合展開になりました。

ただそれより気になったのは、守→攻の切り替え時に3人で無理やり繋ごうとして失敗→再度カウンターを食らったりする等、四角形、五角形を作って回収したボールを大切に回す→中盤、前線へ、といった事が出来てなかった。
ボールを遠いところへ無理に繋ごうとしたりする、不要なドリブルでスペースを潰す、というのが多く見られ、マジョルカが何故今の位置なのか、が分かる一戦になりました。

・ビジャレアルの焦りとニューモデルの模索

ビジャレアルは元々、パレホがボールを捌いて左右に振り分けて守備を崩すという形があり、今節はパレホがいない事でひとつ低い位置のパウトーレスからボールを捌く展開だった。

ただ、ビジャレアルは育成型クラブでありながらカップ戦出場など結果を残すクラブ。
今の戦術の潮流は最終ラインからも一気に攻撃を組み立てる、楔を打ち込んでカオスを作り出す『ストーミング戦術』がひとつの流れとしてあり、これをパウトーレスが旗頭となって展開出来るか否か、転機となる筈だった。

これも結果としては失敗。
ここからエメリ怒りの4枚代えに繋がったのかな?というのが、私の個人的意見です😅


・久保建英、戦士になるの巻

今回はオフサイドになったもののゴールとなった決定機は、久保から始まったもの。

ただそれ以外は右サイドでの上下動、パスコースの限定、プレス、マーキングに奔走。
マークを離して2枚でプレスに行った際にパスを通される場面が2度ほどあり、判断面ではまだまだ向上の余地があると思います。

久保建英=派手な突破、パス、カットインシュート、というイメージがありましたが、守備で終始奮闘して終盤は幻の得点の起点となるなど、着実に戦士として闘える男になったのだな、と感慨深くなりました。

結果としては『任務:マジョルカならびに久保建英、上位より勝ち点獲得』に成功せり。といったところでしょうか。

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