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未踏事業が終わって1年が経ちました

こんにちは。Nyanyanです。本名は調べればカップ麺より先にわかるので気になる方はどうぞ。

私がこの記事を書いているきっかけは、2019年度の未踏に採択された方の未踏についての記事を読んで影響を受けたからです。私はなかなか単純な生物ですね。

さて、何を書こうかということですが、未踏期間中の情報公開のタイミングを完全に逃してしまったので未踏そのものについての話はあまり話さず、主に未踏が終わった後どんなことが起きたのかについて話したいと思います。

未踏事業とは

未踏ポータルページから引用します。
「未踏事業」は、ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイディアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した人材を発掘・育成することを目的としています。
(引用終)

つまり、IT分野において高い能力を持つ人を発掘して育成する事業です。25歳未満が対象です。

スーパークリエータとは

こちらより引用します
「未踏スーパークリエータ」は、毎年度の事業終了時点で担当プロジェクトマネジャー(PM)が特に優秀であると評価したクリエータを候補者として選出し、第三者機関である審査委員会の審議を経て、IPAが認定しております。
(引用終)

未踏期間中に私は2018年度の未踏事業に採択され、スーパークリエータに認定されました。

本題 未踏が終わって何が起きたか 概要

未踏が終わって、(高校生でスーパークリエータになれたこともあり)これは取材殺到だなと思っていた(事務局の方にやたら取材についての注意点を教わったので)のですが、結局取材は1件も来ませんでした。残念ですね。でもまあこうやって自分の思ったことをここに書けているので満足です。

そしてこれがやっと本題ですが、それ以上にすごいことが起きました。それは以下のことです。
1. 世代を超えた「天才」たちとのつながりができた
2. ものづくりに対して頑張れる最大値が大幅にアップした
3. そして体調を崩し気味になった

これらについて順番に話していきます。

※最初に一言添えておきますが、体調を崩し気味になったのは未踏に原因ああるわけはなく、頑張り方をコントロールできなくなった私にあります。

世代を超えた「天才」たちとのつながりができた

これはタイトルの通りです。つまりは未踏によって室のとても高い人脈ができました。自分より上の世代と同世代について詳しく話します。

・自分より上の世代
PM(プロジェクトマネージャ)の方々をはじめ、様々な方とのつながりができました。これは未踏外部の方とのつながりも含まれています。未踏事業ではPMの方々が1ヶ月に1回程度進捗報告会議が開いてくださるのですが、そこに「このプロジェクトとこの人を出会わせたら面白そう」という方を招待してくださいます。その采配で大切な人脈ができました。
また、未踏OBOGとのつながりもできました。

・自分と同世代
まずは(少し上の世代ではありますが)同年度に未踏に採択された方々です。同世代のすごい人たちとのつながりは貴重です。自分と違う分野の人がほとんどですが、とても刺激を受けました。それがこの後話す、「頑張りの最大値」につながります。
そして、自分と完全に同世代か少し下の世代の人たちとのつながりもできました。これは未踏OBで今は未踏ジュニアという、対象年齢を17歳まで引き下げた未踏(運営団体は違います)の代表/PMをしてらっしゃる方とのつながりによるものです。未踏事業終了後、私はちょくちょく未踏ジュニアの集まりに招待いただき、同世代の突出した人たちと話し、つながることができました。

ものづくりに対して頑張れる最大値が大幅にアップした

未踏期間終了後、私は抑えきれない創作欲と進化した行動力でものづくりへの欲が暴走しています。これは多分未踏のおかげです。

まずは私が未踏終了後の1年で作ってきたものを少しお話しし、その後、なぜ未踏にこんな効果があったのかを考察します。

未踏終了後の1年で、私は主に以下のプロジェクトを進めました(未完成のプロジェクトを含みます)

・NyanTimer
趣味であるスピードキューブ(ルービックキューブ等立体パズルの速解き競技)のための専用タイマー画像1

・NyanClock
スピードキューブのクロック競技に使う自作パズル
サムネ_small

それ以外にも小さいものを色々作りまくりましたがそれはGitHubをご覧ください。

これらは未踏期間終了後の短期間で開発を進めてきたもので、趣味の開発としてはスピードが異常だと思います。また、小さいプロジェクトも含め様々なプロジェクトを並行して進めました。

こんなに頑張れた(頑張る感覚はありませんが)のは、未踏期間中の頑張りのおかげだと思います。3つほど詳しくお話しましょう。

未踏期間中は1ヶ月に1回程度会議があるという話を先程しました。つまり1ヶ月でも進捗がないと、会議で話すネタがなくなってしまうのです!これは危機です。毎回の会議直前は「締め切りブースト」がかかり、進捗がニョキニョキ生えました。この締切ブーストに慣れてしまったのでしょうか。最近は常にこの頃の締切ブーストに近いものが発動されています。

そして未踏が終わると、未踏期間中は忙しくてできなかった他のプロジェクトへの気持ちが爆発しました。それが創作欲爆発の理由です。逆に未踏期間で行ったプロジェクトからはここ1年離れています。ですがこのプロジェクトは未完なので、そのうちまたモチベーションのあるときに戻ってこようと思います。

最後に、興味分野の拡大です。先程、様々な人とのつながりができることをお話ししました。これは異分野の人と話すことであり、どうしてもその分野に興味が湧いてしまいます。私の場合、未踏期間前はハードウェア(メカ)の開発に主な興味がありましたが、未踏終了後はそれに加えてソフトウェア(プログラミング)への興味が芽生えました。これが「できること」を増やし、行動力の強化に繋がりました。

そして体調を崩し気味になった

もう一度言いますが、体調を崩し気味になったのは私のせいであり、未踏が原因ではありません。

未踏期間中、少し頑張りすぎた時がありました。それで体調に支障をきたすことが時々あって、今でもたまに体調の悪くなる時があります。

締め切りブーストや、それが継続していることは、やはり私の体にとって負荷であるのでしょう。でも今はある程度自分の現在の体の特性を理解して、うまく体調をコントロールできるようになってきました。

最後に

何かやりたいことがある人は全員未踏に応募しましょう。未踏ジュニア代表の方の言葉の引用ですが、応募に際して資料を書くだけで思考が整理され、採択不採択に関わらずその後のプロジェクトに良い影響を及ぼします。

そしてみなさん、頑張りすぎないようにしましょう。適度に休憩をとって進捗を生やしてください。

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