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ルービックキューブを人生で初めて目隠しで解いた

という題名で記事を書こう書こうと思って早1ヶ月。つまりルービックキューブを目隠しで解けるようになって1ヶ月です。

こんにちは、Nyanyanです。

ルービックキューブを人類初目隠しで解こうと思い立った人は一体何を考えてそんなことを思いついたのですかね…というのは置いておいて、私も晴れてBLD(ブラインド=目隠し)の沼にハマりました。

今回は「とりあえず目隠しでルービックキューブを解いてみたい人は何を見て何をしたら良いの?」という内容の記事を書きます。

私はBLD競技に本格的に手を出して2日半で初成功しました。これは世間的にも早い方だと思います。この記事ではそんな私が実践した練習方法もご紹介しますので、ぜひご覧ください。

解法は?

私はOP/OP(OPはOld Pochmannの略。エッジをOP法で揃えて、コーナーをOP法で揃えるという意味)という解法(の組み合わせ)で初成功しました。1ヶ月経った今では解法を乗り換えようとしていますが、「初成功を目指すのであれば」この解法がおすすめです。その理由を述べましょう。

・新しく覚えるべき手順が(普通の人ならば)まったくない。
・実行の手数は多いものの、実行される仕組みがわかりやすい
・入門に最適な日本語の動画がある
・入門に最適なツールがある

1つ目は、最低でもPLLのT permとY permさえ知っていれば覚える手順は全くないということです(ちなみにJaとJbも知っていればさらに簡単に解けるようになります)。

2つ目については、実際にOP/OPを学び始めるとわかると思います。他の解法(例えばM2/OP エッジをM2法という方法で揃え、コーナーをOP法で揃えます と比べて)とても理解しやすいです。

3つ目は、こちらの動画のことです。日本人キューバーの超有名人、大村周平さんが制作した動画集です。私はこの動画を見てOP法を学びました。

4つ目は、こちらのサイトのことです。hinemosというこちらのサイトは、sakakiさんという方が制作したBLD競技専門のサイトです。このサイトではM2/OPという、今回私がおすすめする解法とは違う解法の説明がされていますが、「レターペア」という概念やレターペアを使うためのツールが充実しており、これらの機能には大変お世話になりました。

レターペアとは、文字列を記憶する際、2文字ずつ区切って、2文字で一つの何らかのイメージと組み合わせて覚えることです。こうすることで記憶が定着しやすくなります。

練習方法は?

BLD競技ではどうしても、文字を正確に暗記してそれをもとに正確に実行するという能力が必要になります。練習を行うことは、この能力を鍛え、そしてこの能力を使うことに慣れることです。

私は以下の順番で練習を行いました。

1. 分析を紙にメモした後、目で確認しながらBLDの解法で解く
2. コーナーのみ目隠しで解く
3. エッジのみ目隠しで解く
4. 全てを目隠しで解く

まず最初にお伝えしますが、コーナーのみがぐちゃぐちゃになったスクランブル、エッジのみがぐちゃぐちゃになったスクランブルはこちらのcsTimerで生成できますのでご活用ください。便利ですね。

この順番は、単に覚えるべき文字数(=実行すべき文字数)が少ない順に練習しているだけですが、これには大きな意味があると個人的に思っています。

BLD競技で失敗する原因には主に以下の2つが考えられます。

・記憶自体に関するミス
・実行に関するミス

目隠しをしてルービックキューブを解くのですから、目隠しを外したときにキューブが揃っていなかった場合、このどちらに原因があるのかすぐにはわかりません。そこで、1つ目の記憶自体に関するミスを極力排除した状態から練習を始めます。

1番目の練習では、分析はメモした上で目で確認しながらキューブを解くので、確実に分析ミスに気づけます。そして2番目以降の練習では、徐々に記憶すべき文字数を増やしていきます。

BLD競技の初期の練習で大事なのは、失敗の原因がどこにあるかをきちんと把握することだと思います。最初は紙にメモしても構いません。慣れてきたらメモを確認して、机の下でキューブの手順を回してみましょう。自分がどこまで正確に回せるのかをきちんと把握しながら練習すると効率が良いと思います。

どうしても成功しないときは?

睡眠時間、短くないですか?頭を使う競技だからでしょうか、BLDの成功率は睡眠時間や体調に大きく左右されるようです。どうしても成功しないときは一回やめて、休みましょう。仮眠でも、ごろごろするのでも良いです。のんびりリフレッシュして、またやりましょう。

ルービックキューブを目隠しで解きたくなったらどうすれば良い?

まず先程も紹介したこの動画を見ましょう。

そしてこちらのサイトに登録し、レターペアの概念を知り、早速自分だけのレターペアを作りましょう。このとき、レターペアのサジェスト機能(他の人がどんなレターペアを使っているかを教えてくれる)を使うと便利です。

最後に

1ヶ月半前の私に「君はもうすぐBLDer(目隠しでルービックキューブを解く人)になるよ」と言っても私は多分信じなかったでしょう。これほどまでに目隠し競技はハードルが高く感じられてしまうのです。でも実際気合を入れてやってみたらなんと2日半でできてしまいました。

目隠し競技はスピード競技とはまるっきり違う競技です。ルービックキューブの新たな世界に足を踏み入れてみませんか?

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