NISAにおすすめの厳選低位株10銘柄

ついに新NISAがはじまりました。


NISAと言えば少額で買えて値幅もとれる低位株。


ということでNISAに突っ込めそうな低位株を10銘柄、独断で選んでみました。



※2024年1月1日時点の情報を元にしています
※売買を推奨するものではないので、参考程度でお願いします。



選定基準


1,株価150円以下目安、時価総額50億程度までの小型株
低位株と言っても明確な定義はなく、300円以下という人もいれば500円以下を低位株とする大手投資メディアの記事も多いです。
少額、低リスクということを重視して、今回は株価150円以下を目安にしました。

2,黒字か悪くても損益トントンくらい、配当、優待があればなおよし
低位小型株は下がってもほったらかしておけばそのうち上がるので、長期で保有、損切りは絶対しないという前提で選定しています。
NISAは損益通算ができないので、損切りするなら通常の枠で買ったほうがいいです。

3,損切りしなくても3年以上は保有しても倒産、大規模な増資のリスクが低そう
低位株の中には財務が悪く、有利子負債が多い会社も多いです。
業績が悪化したら増資を連発してくるような会社や、事業のリスクが高い業種は避けます。
自己資本比率が高い、有利子負債が少ない、PBRが低いといった点を押さえておけば大丈夫でしょう。

4,NISA成長枠、年間240万円の範囲で投資可能な流動性がある
小型株の中には板がスカスカで、100万円分の成り行き注文を出したら10%上で約定してしまうような銘柄も。
そういった銘柄はぶっ飛ぶと一気に倍になったりする期待値も高いので、ハイリスクハイリターンで一概に悪いとも言えませんが、今回は50-100万円程度は現在値付近で買える板の厚みがあるものを選びました。

5,数年以内に30-50%程度の値上がり(+配当+優待)は期待できる
低位株は無配の会社が多いので通常は配当や優待はあまり期待しませんが、そうでない銘柄もあります。
適当な材料やテーマ、あるいは材料もなく50%-100%上がることもあるので、底値を固めているような動きのないときにそっと買って、噴き上げるタイミングを待ちましょう。

これらの条件を満たすと独断で判断した銘柄を10銘柄選びました。


①9423FRS


2023年12月に株主優待の拡充を発表。

配当+優待利回りが4-5%ほどになることで急騰。
その後少し調整した株価で推移していますが、今年2024年3月の優待、配当の権利日に向けての上昇が期待できそう。

配当は利回りが高いわけではないものの連続増配中。
事業内容は不動産業で、オフィス移転支援や仲介といった手堅い商売。
成長性はともかく有利子負債0の無借金で黒字を継続しているので問題なし。
著名優待投資家の桐谷さんも購入したと報告済み。
優待は2000株または5000株必要なのでまあまあのインパクトか。

②2341アルバイトタイムス


静岡を中心の求人誌発行などが主力事業も、コロナで軽く赤字に転落。
回復もやや鈍い。
しかしPBR1倍割れかつ無借金で、一時は貯めこんでる現金=時価総額に近いレベルまで下落。
株主還元には熱心で、赤字でも2021年の無配を除き配当維持&毎年のように自社株買い。
それでも自己資本比率は驚異の90%近くというお金の塊のような会社。
大株主に5%超え買っている光通信という安心感がある。
大量保有報告書から計算すると光通信の平均買値は162円ほど。

2023年12月、筆頭株主の創業者が全株売却したいと会社に申し入れ、会社がディスカウントTOBで自社株買い&記念配で5円に増配発表。


③3071ストリーム


家電を中心としたネットショップが主力の会社。
コロナ特需で大きな利益を出した後に反動減で業績はイマイチ。
しかし株主優待で家電通販サイトのクーポン券あり。
ここ3年は配当も3円。
配当は維持されるか微妙なものの、実質無借金PBR1倍程度の株価。
家電は定期的に家電エコポイントやオリンピックやW杯などのイベント、WindowsのPC買い替え需要、直近はコロナでのテレワークでパソコン買い換え、通販特需での好業績株価急騰など、待ってればそのうち好調なターンが来るので安いときに買って放置向けの会社。
優待配当の権利日が1月末なので、今回からほしいなら1月末の権利日までに買う必要あり。


④3202ダイトウボウ


以前はマスクや繊維関連の会社だったが、今は静岡の大型ショッピングモール(地方のイオンみたいなとこ)の大家さんでほぼ不動産賃貸業が利益の源泉。
そのため不動産担保の有利子負債が多くなり、自己資本比率が低く見えるが特に問題なし。
半年以上の保有でクオカードの優待、議決権行使で500円のクオカード、コロナからの業績回復で復配と業績面でも上昇基調でもある。
今回紹介する銘柄の中では比較的流動性が高く、300-500万円くらいならサッと買える板がある。
コロナショック後にマスクや関連製品の思惑で株価倍以上に急騰の過去も。

⑤3845アイフリーク


2022年に黒字化して配当も3円。
業績は安定しているとまでは言えないが、黒字は確保。
2023年には℮スポーツ関連株としてストップ高付近まで急騰も、その反動でか年末に大量のぶん投げ観測し株価二桁まで低迷。
℮スポーツ関連株としての盛り上がりを期待しつつ待てそうな会社。

⑥3011バナーズ


不動産賃貸業の安定収入がメイン。
ホンダの新車販売も。
ダイハツがやらかしてホンダの軽自動車が売れるかもな思惑で昨年末急騰も節税売りで失速して下落。
利益も増益、配当も増配傾向で業績堅調。

⑦5952アマテイ


尼崎の釘屋。
十数年アマティーだと思っていたが、正しくはアマテイ
尼崎のアマに釘の丁でアマテイ。
「木割れ最強釘Ⅱ杉対応」などの新商品リリースで話題になったり、ネジなどEV関連部品の分野への進出で昨年急騰も。

5950日本パワーファスニング(ネジやファスナー屋)とセットで動くことも多い仕手株としての人気も。
業績はトントン付近だったが近年改善傾向で配当も出してきている。
やや株価が高く推移している傾向があるのが気になるが、EV関連などテーマに乗ったり、業績期待もあるせいか。

⑧6494NFKHD


工業用プラント事業など、本業は高収益ではないが黒字確保レベル。
昨年は不動産売却の特別利益で大きな特益。
個人的には特別配当での復配を期待していたが不発に。
黒字の半導体子会社トリプルワンの東証上場が近いとの思惑あり。
株価二桁なので下値リスクも限定的か。

⑨8946エイシアンスター


横浜を中心に不動産業を幅広く行っているが、業績は軽めの赤字もあったりとイマイチ。
ここは何度か増資しており、昨年20%ほどの希薄化の増資で調達した資金で新たな不動産仕入れなど行うと発表。
その増資価格が89円なので、それを下回っている株価推移となっている。
増資したことで自己資本比率も余裕がでているので当面は大丈夫そう。

新たな資金での事業期待、増資を引き受けた中華資本の仕手株としての期待。
またいつまで続くかの不安はあるものの、5000株~3万株保有で年2回の株主優待倶楽部もあるので優待もおいしい。
さらに昨年は横浜のテーマパークの関連株としても急騰。
こちらもいつ新たな進展があってもおかしくない。
ここまで紹介した中ではやや上級者向けの銘柄。

⑩9978文教堂


最後にロマン枠でややハイリスクな本屋さん。
一度実質倒産状態での事業再生ADRで債務整理。
その後は黒字は確保してるものの、不採算店の閉店などで売上は右肩下がり。
インフレによる人件費、光熱費などの高騰、本は販売低迷の上に簡単に値上げもできず、まさに教科書通りの衰退株
客の立場では嬉しいものの、駅近などの好立地が多いため家賃もかさみそう。
謎にクオカードの優待をはじめてみるも、優待乞食殺到であえなく以前の書籍割引券のみに変更。
株価はついに2023年終値32円まで低迷。

今年こそは、今年こそは村上春樹のノーベル文学賞に期待してもいいのではないでしょうか。
文教堂での書籍等5-10%割引の優待を活用しつつ、3000円台から投資できる文教堂ドリーム。

低位株というよりはボロ株カテゴリーになってしまうものの、3年に1回くらいはボロ株全部が爆発するお祭りが起こることも。
文教堂をドリーム枠として10銘柄目に加えることとします。

2024年の年初時点の株価を前提に書いた記事ですが、すでに大発会から買われているものも多いです。

低位株は無理して高いとこを買いに行くものではなく、安いとこで横ばいの時に買うほうがいいものなので高値つかみ注意。

紹介しなかった銘柄含めて思ったのが、不動産賃貸業の安定感


他にも候補の銘柄は多数あったものの、機会があればまた別の記事で。



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