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野良猫の一家を保護した



2023年5月頃に野良の白猫が出産した。


我が家には家猫が数匹いるのと土居中だけど餌上げさんが2キロ置きくらいに一軒あるのでオスだろうがメスだろうが気にしてはいなかったし、餌を与えると住み着いてしまうという理由で与えていなかった。


こういった環境の中、餌を探してウロウロするメスの白猫を何度も見掛けた妹が可哀想だと言って餌をあげ始めたのだ。


どこで出産したのか不明だがフードは食べに来た


どこで出産したのかは不明だった。


ただ見た感じ、お腹がグッと凹みおっぱいの周辺の毛が剝げていたので子猫にお乳を与えているなという状況のみだった。


かなり長い間一匹でフードを食べに来ていた。


子猫4匹がチラチラと見え隠れするように


7月頃。


いい加減お乳だけでは足りないだろうと心配していたある日、子猫4匹を連れてフードを食べに来た。


まだ歯が生えてきたばかりの子猫が成人猫のフードを食べられるわけもなかった。


見かねて私のとこのニャン達が食べているフードをふやかして、高栄養食APPEを少し混ぜて子猫達を見掛ける場所に置いてみたらしっかり食べているようだった。


APPEは今は亡きプリプリに与えていたもので残りをメルカリに出品していたが、賞味期限が間近に迫っていたのもあってか売れなかったので出品取り消していたのだ。


子猫用のフードを作りながら、この時の為に売れなかったのかもしれないと納得した。


母猫が寝床を変える為に移動する


野良猫あるあるで一ヶ所にとどまらずに寝床を移動する。


白も御多分に漏れずそうしていた。


寝床を一ヶ所にすると危ないというのがまず通常の理由。


うちの場合はもう一つ、チェーンを切ってきた近所の犬に奇襲されたからだ。


しかし、安全なはずの寝床へ移動中と思われるある夜もの凄い悲鳴とも断末魔とも言えない叫び声が遠くに去っていくのを聞いた。


数日後、白一家が再度引っ越してきた時には子猫が一匹いなくなっていた。


白一家に風除けの寝床を


10月。


夜の風が冷え込むようになってきたのと台風対策の為に白一家がたまに使っている物置の隙間を板で補修し湿気対策もした。


が、近所のオス猫の襲来で子猫のうちの一匹が怪我をしてしまい、物置は安全ではないと思ったのか寝床としてあまり使ってくれなくなった。


母屋から少し離れた場所にある祖父母が使っていた乾燥場というかなり古く放置され潰れかけた建物の中で雨風を凌いでいるようだった。


お向かいさんがお伺いをたてにきた


白一家にどうやら餌を与えているようだと思ったお向かいさんがお伺いをたてに来た。


私は遠くで話しているのを聞いただけだが、野良猫に餌を与えているのをどうやら良く思っていないようだった。


白は出産時期になるとお向かいさんの納屋周辺に住み着いて、お向かいさんが畑に棄てた残飯を食べながら出産して子育てをしているという話だった。


ただ、子猫が育って増えると困るから餌は与えていないと直でうちの行為を避難していた。


おかんから白一家を保護しようという提案


「おいで」と言って手掴みで保護できるような猫達ではなかったので、計画が必要だった。


早朝に餌待ちをしているようだったので、保護器の中に餌を置いて入ったら捕まえるという戦法でいくことにした。


今は使用していない子猫用のケージを解体して、ストッパーを押す若しくは紐を引っ張ればゲートが閉まる仕掛けを作った。


実行はおかんで捕まえたら寝ている私を起こす計画だ。


白一家保護


小雪、オス。


私に一番なついているのと、人間に対して愛想がいい。


たまに家に入って来ると言っていたので、家に入れてしまったら?という事で家に入って端に逃げて動かなくなったところを虫網で捕まえて猫部屋へ。


お餅、昆布、メス。


作った保護器で計画通り2匹同時に捕獲。


ミケが1匹で使っている倉庫へ。


白、メス。


時期的に出産してたら、その子達はどうなると心配だったが食後陽当りのいい場所でくつろいでいたので出産してたらこうやっていないという事で捕獲決行。


同じく作った捕獲器で無事に捕獲し倉庫へ。


母猫とその子供3匹を保護。


これから安心な寝床と温かい暮らしが提供される。


その後


私になついていた小雪は猫部屋での暮らしを経て、先住猫とこんにちは会を何度か開催。


私室での先住猫ありきのお泊まりも大丈夫。


雪が降ってくる前に一緒にコタツでぬくぬくできるようになって良かった、、、。


と、部屋で夕飯を食べようと豚丼を持ってきてテーブルに置いた途端に小雪がテーブルに上がり豚肉を奪取、これは俺のもんだと言わんばかりの形相でにちゃにちゃ。


驚きのあまり味付きの肉を取り返すのを忘れ、それをただ見ていた。


そう、白は人間の食べ残しを子猫達にも「こういうのを食べて生きるんだよ」と教えていたのだ。




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