noteほしらせ

2020年の12星座

にゃんちーです。読書屋さんと星読み屋さんをしています。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。(キーボード打ってるわけだし)

さて、今日は星読み屋さんとして書いていきます。
先日とてつもなく大雑把に12星座の2020年についてツイートしました。今回はその補足です。

はじめに(星読みの前提として…)

星読みで1年の運勢を読むとき、一番よく使われるのは木星です。
木星は幸運の星とも言われています。でもこれは、12年に1回決まって宝くじが当たるような、単純なラッキーイヤーを意味するのではないと考えています。

これについては、石井ゆかりさんの文章がとてもしっくりくるのでご紹します。

多くの占いの記事の中で「幸運期」と表現されます。
ですが、私は以前からこの時期をわざと「耕耘期」と読んでいます。

石井ゆかり著『3年占い2018-2020 射手座』p.49 文響社 2017年

耕耘機にかけているところが、言い得て妙なのです!
自分の星座に木星が回ってきた時は、12年かけて育てる種を植える時期でもあります。畑を耕し、種をまき、日々世話をしてやっとこさ実がなる。そういう時間を指しているのです。

これはどの星座も同じです。
木星が幸運の星と呼ばれる所以は、木星が「発展と拡大の星」ということから来ているのでしょう。その畑を発展させ、広げる力を持っている。だから自分の星座に木星が回ってくれば、自分自身が成長し発展を遂げることから、「幸運の星」なんて呼ばれるのかもしれません。
同じように、自分の星座ではないところに木星が回ってくる時、そこが実りを迎える畑ということです。だから木星の恩恵を受けるためには、その畑を耕すことが必要だということです。まさに、耕耘期なのです。

そして2020年については、土星も一緒に読んでいきたいところです。
ツイートは字数の関係で木星のみで書いたのですが、何しろ2020年、正確には2019/12/3からの約1年間、木星と土星は同じ山羊座にいるのです。

土星は課題に取り組む時間を指しています。1つの星座に2年くらい居らっしゃるので、見回りの先生と言ってもいいかと思います。頻繁に来ないけれど、来るとしつこく長い感じが。
(私の土星イメージは、ロッテンマイヤー先生。厳しくも愛の塊。)

土星は山羊座と水瓶座を行ったり来たりするものの、2020年は、課題と幸運が一緒に居るのです。ああ、大変。
というのが2020年の大前提になります。

前置きが長くなりました。ではでは、各星座をどうぞ。

*牡羊座*

社会的な立場、キャリアで恩恵を受けやすい年。
一方で仕事を頑張りつつも、同じ志の仲間と未来を目指していく流れもあります。理想を広げていきたい時期です。ONとOFFの切り替えが大事になってきます。理想を広げるという点で、キャリアプランを描いてみるのも良いと思います。仕事や社会で評価される可能性が高い分、責任や役割を負うこともありそうです。そこには覚悟も必要なのです。

*牡牛座*

理想の追求に追い風が吹く年。
とは言え、理想も思い描いているだけでは叶いません。絵に描いた餅。理想を叶えるために、何が必要なのか、あるいはどう社会に活かしていけば良いのかを考える必要があるでしょう。理想が大きければ責任やプレッシャーがかかるかもしれません。でもきっと、誰かにやらされているのではなく、「自分の理想を叶えるため」という自分の心から望むことを自分で選び、取り組んでいけたのなら、そんなプレッシャーも怖くない、はず!

*双子座*

1対1の人間関係が熟していく時。
多勢相手というよりは、1対1の関係が深まっていきます。本当に人と深く関わり合おうとした時、綺麗事ではいかないのだと思うのです。意図せずして人を傷つけることもあるだろうし、自分だって傷つくこともあるかもしれない。それを恐れていては、何も出来ないのかもしれません。たとえ傷ついても、傷つけたとしても、人は一人じゃ生きていけない。理想の人生とは何か、そこに誰と居たいのか。そんなことを考える時間。

*蟹座*

とにかく出会いの年。
恋人であれ、結婚であれ、仕事であれ、信頼できるパートナーと出会える時です。出会いが多い分、付き合いも多くなります。(というか、付き合いの場に行かないと出会えないけども。)パートナーとなると、浅い付き合いで適当に…ともいきません。自ずと深い付き合いになるでしょう。どこまで深めていけるのか。貸し借りができるかもしれませんし、譲り合うことかもしれませんし、協力する頼るといったことかもしれません。親密な人間関係を築くために、そうした学びがあるのだと思います。

*獅子座*

働き方改革、のような年。
仕事において、常に自分が主役!という訳にもいきません。そもそも主役だけでは成り立たない。サポート役の人がいて初めて立てる舞台もあります。誰かを輝かせてあげる、そんなポジションにつくやもしれません。それは正にサポート役。周囲の期待に応える、与えられた役割に務める、そんな流れにいます。でもあんまり自分を押し殺しても辛くなる。そこのバランスが大事なのだろうと思います。

*乙女座*

ひたすらに愛を注ぐ1年。
好きな人でも、好きなもの、好きなことでもなんでも良いのです。とは言え、好きなことにご執心では日常が回っていきません…。とほほ。同じように日常のつまらないタスク、やるべき事というのがあります。自由と責任じゃないけれど、好きなことを好きなだけするために、黙々と日常を営むことも必要です。そこのバランスが問われているのだと思います。

*天秤座*

自分が心から安心できる場所を見つめる1年。
分かりやすく住居の家で例えると、たとえば結婚したり、子供が産まれたりしたら今までのお家とは勝手が変わってくると思うのです。結婚したのに一人暮らしと同じ生活は出来ないでしょうし、子供が産まれたら生活習慣だって変わると思います。そうして新たに家のルールが出来ていく。状況によって家のスタイルが変わる。結婚も子供といった喜びを受け入れるために適応していく、そういった努力が求められているのだと思います。

*蠍座*

外の世界との繋がり、未知への遭遇の1年。
新しい友達、知識と結びつきやすいとも言えます。人との交流や、興味関心が広がっていく一方で、自分が落ち着く居場所も模索することになります。興味の赴くままに、あるいは声がかかったからと言って人付き合いに奔走しても疲れてしまいます。上手な付き合い方を見つける、バランスが大事なのだと思います。それから知識のところで言えば、実用面を意識した知識の獲得が、コンプレックス克服のチャンスになるかもしれません。

*射手座*

なんていうんでしょう…還元セールの1年。
ツイートといい下衆な言い方ですが、キャッチーなのが思い浮かばなくて!すみません…とほほ。
2019年、それこそ木星が射手座にいましたが、全然ラッキーイヤーじゃなかったと思います。本当にお射手さん達、お疲れ様でしたー!!!

来たる2020年は、自分の持っているものを社会に還元することで、それがお金になって返ってくるというのがイメージしやすいと思います。しかし、本当の豊かさとは何でしょうか。本当に欲しいものは何でしょうか。そんなことを考える時間でもあります。手にした豊かさと真剣に向き合う時間です。更に、自分を最大限活かすのに必要な知識を本気で学ぶだとか、コミュニケーション方法を見直す機会もあるのかもしれません。

*山羊座*

新しい自分よ、こんにちは!の1年です。派手に自分改革できる時です。
2019年から引き続きといった感じではありますが、表立って「自分らしさ」を体現していきます。さて、自分らしさとは何でしょうか。本当の自分は何をやりたいのか、自分の才能や素質はどう活かしていけば良いのか…。今までとは違い、新しい自分に合わせた自分軸を作り上げる必要もあるのだと思います。

*水瓶座*

目に見えない、自分の奥深くを見つめる1年。
生れ変わる前の準備期間に入ります。見えないもの(見てないだけ?)、隠された過去…見るのも嫌かもしれません。思い出すのも苦しいかもしれません。だけど蓋をしたままでは、ずーっと抱えて生きていくのです。蓋を開けたら最後、いろんなものが溢れるかもしれないけれど、きっと神話のパンドラの匣のように最後の1つ、そこに希望があるのだと思います。

*魚座*

俺は海賊王に、なる!と迷ったのは内緒にしておきます。
(理想だけで仲間が集まって、始動する感じがそれっぽくて。えへへ。)
理想や夢、志で繋がった人間関係を築く1年です。
会社での肩書きもあるし、家では母親・父親といった肩書きもあります。だけどそれを全て取っ払った時、「何者でもない自分」には一体何があるのでしょうか。丸裸にあった自分を問われるような時間でもあります。そして裸の自分になって、これからの自分の人生と真剣に向き合うのだと思います。そう、次の理想のステージに向けて!


おわりに

巷の星占いと変わらないどころか、むしろ木星と土星しか読んでいません。仕事運(水星・火星)が、金運・恋愛運(金星)が…というのは読んでいないです。

いわゆる星占いで分かることというのは、実に世俗的なことばかりです。もちろん、そうではない読み方もできるし、占術を変えればもっと違う視点で分かることも多いです。だけど、やっぱり現実社会に生きているので、どうしても実用的な(俗物的な?)方が有用というか、求められているのだと感じます。

星占いって、良い悪いを言われることもあるけれど、良いも悪いもないと思っています。良いと言われたからって、ぼーっと待っていたって何も起こらないもの!悪いと言われたって、忍耐力と精神力が優って苦境を切り抜けていくこともある。
だから未来において、星占いは絶対ではないのだと思うのです。そもそも、絶対って何?って話なのですが…(割愛。

星読みは、天体を使った時間の区切りの一部を読んでいるだけなのです。その天体の区切りが1年なら1年の運勢ということになる。
だけど、時間は絶えず進んでいます。進み続ける時間の中で、星の位置もまた刻一刻と変わっていきます。変化の連続の中のごく一部だけを切り取って、良し悪しの判断をするのは個人的にはいけ好かないのです。
だって、私たちはそんなに超ピンポイントな時間に生きていないのだから。宇宙からしたら瞬きの命かもしれないけれど、何十年いや百何年という時間を生きる。この間に自分や社会だって変わっていく。今は苦しくても、長い目で見たらそれは幸せに変わるのかもしれない。そんなものは、過ぎてみないことには分からないと思うのです。

そんな思いもあって、でも未来も知りたいという思いも痛いほど分かるので、間をとってこの形になりました。

以上、木星が教えてくれる実りの畑の場所と、土星が教えてくれる見回り厳しめの畑の場所のご案内でした!
長々と最後までお読みくださった方、ありがとうございました。何かネタを思いついたら、noteでも星空通信を書こうと思います。

したらば、またにゃーん。

最後まで読んでくださってありがとうございます! もしよろしければ、また遊びに来てください🐱❤️ いただいたサポートは精進すべく勉強代・書籍代にあてさせていただきます。noteなどの発信や鑑定を通して還元していく所存です。押忍!