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数年ぶりの歯医者さん

大人になり永久歯になってからというもの、私はずっと虫歯になったことが無く、ここ数年歯医者に行って定期検診を受けるということがありませんでした。

仕事もひと段落して落ち着いたので5年ぶりくらいに定期検診の為に歯医者に行くことにしました。

近所でも評判の良い歯医者へ行くことにしたのですが、これが後々私を救うことになるなんて思ってもいませんでした。

歯医者に着いて問診表などを記入しいざ診察!と思いきや、先生の診察の前に初診ということで歯(顎まで含めた)全体のレントゲン写真を撮ることになりました。撮影が終わりいよいよ先生の診察が始まりました。

普通の検診のように虫歯や歯周病の検査をしてもらい、先生からは「虫歯はありませんでしたよ」との一言。

しかしこの後、先生が驚きの一言を放ちました。

「左下の顎の骨の中に腫瘍のようなものがあります。」

先ほど撮影したレントゲン写真を一緒に見ながら先生が続けてまた一言。   

「エナメル上皮種っていう良性腫瘍かもしれなくて、厄介なやつだから大きな病院の口腔外科の先生に紹介状書くからなるべく早く受診してね。」と。

診察が終わり帰宅し、腫瘍という言葉に驚きはしたものの良性という言葉にホッとしながら軽い気持ちでエナメル上皮種と検索してみることに。

スマホを握る私の手が段々と汗ばんでくるのが分かりました。

この時、エナメル上皮種と検索して出てきた内容が良性腫瘍とは名ばかりの怖い内容ばかりでした。

その当時の記事を一部抜粋すると、

・良性腫瘍ではあるが癌化することもある

・薬での治療法はなく外科的な手術で病巣を切除することが唯一の治療法

・顎の骨の温存(なるべく健康な骨を残す)切除手術はできるが、再発防止の点から腫瘍周りの健康は骨も切除が必要

・顎の骨の切除をした場合顔面の変貌は避けられない(輪郭が変わる)

・再発率が非常に高い

等々の言葉がずらりと並んでいて怖くなり調べることを一旦辞めました。

兎にも角にも手遅れになる前にとすぐに紹介された病院へ電話をして診療の予約を取りました。予約は1週間後になったのですがこの時ばかりは早く病院に行きたくて他のことには全く手が付きませんでした。

後から分かったことですが、歯医者の初診で歯全体の写真を取らないところもあるようなので、近所の歯医者を選んだお陰で腫瘍が見つかったことを考えると事前にしっかりと信頼できる歯医者か調べておいて良かったと思いました。

次回へ続きます。

#顎骨腫瘍 #顎骨嚢胞#エナメル上皮種#歯科検診#歯原生角化嚢胞#口腔外科


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