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【不確実性の排除について】

こんにちは。令和猫パンチです。フードデリバリーが市場では活況ですね。

宅配ってこれからどうなるんでしょうね。大まかな宅配というジャンルからより細分化、専門化していきそうな気がする今日この頃です。

ま、そんなことは置いておいて、今日は不確実性の排除について書こうと思います。

不確実性の排除? おおん? お前配達しすぎて、とうとう、、、。そんな気もしなくもないですけどね。でも猫が常日頃、配達で最も重要と思っている概念についてです。

宅配については、ようつべを見たらいろいろ参考になるものがありますよね。正直、いくらでも出てきます。例えば、積み込む場所は、運転席の後ろがいいとかね。

でも、猫からすると間違いじゃないけどちょっとテクニカルすぎるかなあと感じています。

なぜか?

理由は、簡単です。

宅配で本質的に重要なことは、小手先のテクニカルなものではないと思っているからです。テクニカルだけ学んだところで応用は効きません。それはただの上手な人の真似にしかすぎません。最初は真似から入ることももちろん大事です。でも、そのあとに、自分で成長していくにはそれだけでは足りません

まずは、誰でも知っている、配達の仕組みについて。

荷物を積み込む→目的地に着く→配達する

のステップです。誰でも知っています。じゃあ、このたった3ステップにおいて配達が早い人、遅い人、何が違うのか?

それは、不確実性がその人にとってどれだけあるかということにかかっていると思います。

猫の言う、不確実性とは、まだ確定していなくて不確実なものです。

例えば、荷物を適当に積み込みますよね。そうすると、目的地についても、その荷物がどこにあるかわかりません。これが不確実なものです。

この不確実なものがあると時間が確定できません。探すまでの時間が計算できません。見つかるまでイライラしながら、無限の時間をさまようことになります。

町会ごとに分ける、ロールバッグを整理していれる、番号順に並べて入れる、いいかえれば、この作業は場所を確定し、不確実性を排除する作業です。確定できれば、時間が読めます無限の時間をさまようことはありません目的に向かって一直線です。これが大事なのです。

なので、猫は積み方にこだわりません。どの方法がベストとかも思いません。どの荷物がどこにあるかさえわかっていれば、運転席の後ろであろうが、後ろのハッチだろうが、助手席だろうが、荷物と荷物の間にあろうが関係ないのです。どこから取り出そうがたいして変わらないんです。

なぜなら、時間が確定されている動作だからです。

迷うことはほぼないでしょう。そんな確定されているものを1秒、2秒早くしたところであんまり変わらないですよ。それよりも、どこにあったんだっけかなーなんて思って探してる時間、つまり不確実性を過ごしている時間の方がもっともっとかかりますよ。数分てこともざらでしょう。もしかしたら10分くらいは費やすかもしれません。なので積み方のそんなテクニカルなこと、猫はどうでもいいのです。

じゃあ、配達中の不確実性って何でしょう。例えば、その建物につながる道はどこなのか、そして建物の入り口がどこにあるのか、駐車場所はどこに確保できるのか、一方通行じゃないか、駐停車禁止の場所じゃないか、住民の邪魔にならないか、とか

自分にとって確定できないものは全部、不確実性に属するものです。

不確実性のものがあると、まずナビを使いますよね。ゼンリンのマップを使いますよね、挙動不審なくらいにここで大丈夫かなってキョロキョロしますよね、これ全部、時間の読めない不確実な無駄な時間です。

ナビに沿って行っても車で通ることすらできない細い道に案内されますよね。一方通行でもグーグル先生は行けといいますよね、ゼンリンの地図を見ても入り口は絶対的には確定できませんよね、駐車しても大丈夫かなーなんて不安になって、また移動して、停めなおしたりしますよね。これ全部が全部不確実性から起きているロスタイムなんです。

ま、そんなのお前に言われなくてもわかってるよって人が大多数でしょう。そういう人はアドバイスなんていりません。そのままで大丈夫です。

でも、もう少し早く配達したいとか効率よくしたいと思っている人は、もう一度自分の作業や動作を見直してみてください。

本当にそれ意味ありますか?

不確実性を排除するためにやっていますか?

ということを猫は言いたいです。

不確実性のものがなくなれば配達なんて難しいことではないんです。

不確実なものはいくら努力したって、意味ないんですよ。だって不確実だから。

歩いて配達する行為は確定してますよ。だから走ることによって、ちょっと効率は上がります

荷物がどこに入っているかわかっていればね、悩まないんですよ。これも確実なもの。

配達先に到達する道がわかっていれば?入り口がわかっていれば?宅配ボックスの位置がわかっていれば?もっと言えば、その人がその時間に在宅しているかどうかがわかっていれば

全部不確実性の排除につながります。

もう一度、自分の動作に、わからないもの、知らないもの、よくわからない時間を過ごしていないか振り返ってみてください。

ナビを使う時間は、自分が知らないから調べるのであって、不確実性のものを排除しようとする作業ですが、無駄です。本当は要らないです。

ゼンリン地図を使う時間は、配達先を確認する意味では必要でしょうが、あんまりいらないです。

そういうことです。

一般的な固定ルートの宅配員が、お昼にいったん家に帰って、ゆっくりしてからまた行くかーなんて、できるのもどの家にどの時間に行けばいいかわかっているからです。ルートも、時間も、確実だと思っているからできることです。

不確実性ができる限り排除されれば、時間の無駄はなくなります。

テクニカルを単純に真似するのもいいですけど、本当に自分に合ったのはどれなのか?その作業は自分にとって確実性を高めるものなのか?

もう一度見直してみてください。困ったら、不確実なもの排除していきましょう。そうしたら自分ひとりでいくらでも配達は効率的になります。

テクニカルは、そのあとで十分です。

不確実性の排除、自分にどれだけあるかぜひ振り返ってみてください。

2021.04.16 令和猫パンチ 談



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